懐かしの駄菓子紹介。
今回はタカオカの“ボーズめくり!”。
イラストは古い感じなんだけど、やたら明るいパッケージ。
ひょっとしたら、“懐かしの”ではないかも・・・?
インパクトのあるこの名前、百人一首の遊びから来てるらしいが、よく判らない。
パッケージには子供心をくすぐる、コミカルなイラストが描かれている。
Dr.スランプ アラレちゃんとか、パタリロとか、Gu-Guガンモとか、
そんな雰囲気のモロ昭和アニメタッチな、お姫さまと坊さんが描かれている。
古くさく見えるこのイラストも、これが発売された当時は、
ハイカラ(死語)なタッチだったに違いない。
ただ発売されたのがいつくらいなのか判らない。
自分が子供の頃に販売されていたかも記憶になかったりするのだが、
このイラストのタッチから見て、80年代には存在していたと思われる。
やけにリアルな造形をしたチョコレート。
小袋の中に、薄っぺらいチョコレートが一枚入っている。
つぶつぶクランチの歯ごたえがいい、美味しいミルクチョコレート。
10円チョコだと侮れない美味しさ。
高岡食品工業は、業務用のチョコレートも製造しているらしく、
チョコレート菓子の品質は確かなようだ。
大人買いした箱に描かれているイラスト。
小袋と同じだが、中央あたりには箱にしかないイラストが。
パッケージに“花のチョコ”と書かれてるとおり、
チョコレートは花の形状をしている。
コミカルなパッケージとは裏腹に、この花の形がやたらリアルでミスマッチ。
だが、パンジーとガーベラの二種しか確認できない。
バリエーション少な過ぎんだろ!
というか数ある花のなかから、なぜこの二種が採用されたのかが謎。
ふつうバラとかユリとかヒマワリとかチューリップとか、
もっと子供にも解りやすい花がチョイスされると思うのだけど・・・?
で、花のチョイス以上に謎なのが、
お姫さまと坊さんと、花が何ら関係もないこと。
こっちも箱にしか描かれていないイラストが。
「姫がでたらもう1つオマケ!」と、
パッケージ記載されているとおり、このお菓子は当たりくじ付き。
黒い部分の裏側にイラストが描かれていて、
お姫さまが出たら「アタリ」で、もうひとつもらえる。
坊主が出たら「ハズレ」。
平安時代(たぶん)のお姫さまがピースする。
で、今回箱売りされていたのがあったので購入してみた。
100個+10個(アタリ分)入り!
箱が抽選箱のように組み立ててディスプレイできるようになっているので、
そのように組立てて、この年末年始、
自分の子どもや甥っ子,姪っ子が集まったとき、みんなに引かせてみた。
取り出し穴も、ちゃんとこのようにヒダ状にできる細かさ。
総勢6人の子どもたちに3回ずつ引かせたが、アタリが出ない!
1/11(およそ9%)の確率、こんだけ引けば2つくらいアタリが出てもいいようだけど・・・?
これ本当にアタリ入ってんのか?とか思いながら、
4周目に突入しようとしたとき、姪っ子のひとりが、
「なんか おおきいのが はいっちょう!」。
箱のなかから、でかい袋が出てきた。
中にはボーズめくりがいくつか入っていた。
袋に「あたり」と大きく書かれ、その下には・・
>この袋の中はすべて「あたり」です。
>箱の中に入れて混ぜてご利用ください。
・・と書かれていた。
アタリの商品は別にされていたのだった。
そらいくら引いてもアタリ出らんわけだ。
アタリのチョコは同封別袋だった。
気を取り直してアタリを混ぜて、再度挑戦。
見事アタリを引いた、6歳の姪っ子。
アタリのお姫さまのイラストを丁寧にハサミで切り取って、
がまぐちお財布の中に入れてある、金のカメさんの入ったお守りの、
ビニールのスリーブケースのなかに、
きれいにその切り取ったアタリお姫さまを入れていた。
なんとほほえましい・・・。
そんな年始めに、ちょっと幸せになったエピソードを作ってくれた。
ボーズめくり!でしたとさ。
平安時代(たぶん)のお姫さまが、「ルンルン」「ラッキー!」て。
子どもにとっては屈辱な坊主のイラスト。
箱絵にはもっと坊主のイラストパターンあるのだけど、
いくら食べてもこの二種しか出なかった。
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