数ヶ月前だったろうか、スーパーのワゴンに大量に積まれてあるのを発見した。
初めてそれを見たとき、思わず目を疑った。
手にとって、その商品をじっくり見て、
なるほど、これがウワサの“ザク豆腐”か・・・と、カゴにひとつ入れた。
自分は重度のガノタ(ガンダムおたく)。
とはいえ、常に関連商品にアンテナを張り巡らせているわけでもなく、
こういうものには疎かったりする。
このザク豆腐の存在も、れいなさんのいつぞやのコメントによって、
その存在を初めて知った。
そして、そのザク豆腐に、このとき初遭遇したのだった。
群馬の豆腐メーカー、相模屋から販売。
豆腐としては、割と高値だった。
男前豆腐を彷彿とさせる、インパクト大のパッケージ。
ザクのパーソナルカラーである、モスグリーンのパッケージに、
“ザクとうふ”と力強い筆書体の商品タイトル。
“濃厚!枝豆風味”と、能書き。
ジオン公国軍のエムブレムマーク。
これは完全に、ガノタをターゲットに絞った企画商品だ。
「キヌとはちがうのだよ、キヌとは!」とあるが、
それはランバ・ラルのセリフなんだから、グフじゃなきゃダメだろうが。
パッケージ裏面にも細かい演出。
“圧倒的ジオラマシーン”とか、このザク豆腐の容器を用いて、
なんだかよく解らないジオラマ組んでやがる。
しかも“レシピNo.1”とか書いてあるところをみると、
他にもいくつかパターンがあったのだろう。
なかなかのデキである。
これは捨てられない。
パイン缶のシロップ入れて、ザクヘッド型のシャーベットでも作るか?
袋を開けると、ザクヘッド。
底にセロファンのフタがあり、
ペロリとめくって、中の豆腐を出す仕組み。
このフタにも、でっかくジオン軍のマークが!
プリンのようにように押し出そう。
豆腐を皿に開ける。
表面がなめらかな、よもぎ色のザクヘッドがつるん登場する。
粗悪なデキかと思えば、細部のディテールが損なわれることなく、
チューブの節まで くっきりと表現されていて、この完成度の高さには唸ってしまう。
ただしモノアイはなくなっている。
まずは何も付けずに食べてみる。
・・・・・。
うん、フツーの豆腐やね。
枝豆の味は・・・したかな?
少なくとも濃厚ではなかったな。
まあ、あれは豆腐というか、ムースだが。
こうなると、わけが解らなくなってしまった・・・。
とりあえず、冷奴には欠かせない、
かつお節と、おろししょうがを乗っけてみた。
ついでにモノアイ部分に、枝豆をひと粒。
醤油をかけていただく。
で、また最近見つけたので購入した。
今度は遊んでみた。
一般機。
焼き海苔と、缶詰のさくらんぼ。
これでグッと雰囲気が増す。
素組み※1のプラモへ、墨入れ※2を施し、Hアイズ※3を貼った感じだ。
焼き海苔は佐賀・有明産、さくらんぼは山形産と、無駄に産地にこだわる。
小隊長機。
ブレードアンテナが付いた隊長機。
アンテナは枝豆をさやごと、脳天へブッ刺し。
この枝豆は残念ながら中国産(たぶん)。
さて、次買ったときには、どうやって食べよう・・・。
どう遊ぶか悩むのである。
食べ物で遊んではいけないのだが。
そして、空容器が三つになった!
これは、デニム,ジーン,スレンダーの三機のザクだ!
「スレンダー、お前はここに残れ!」
「はっ、曹長!」
機動戦士ガンダムの冒頭シーン。
三機のザクが、サイド7へと接近する!
この後、民間人のアムロ・レイ駆るガンダムによって、
デニムとジーンのザクは撃破されてしまう。
ときに宇宙世紀0079年、9月18日。
この日、史上初のモビルスーツ同士の戦闘が行われた。
<温モデラーのガンプラ用語講座>
※1・・・素組み:プラモデルを改造や塗装なしで、説明書に忠実に組み立てること。
※2・・・墨入れ:プラモデルにメリハリを出すため、接合部やパネルラインなどへ、
黒やグレーなど暗い色を用いて輪郭を出すように塗装すること。
※3・・・Hアイズ:WAVE社から販売されている、ガンプラ用のディテールアップパーツ。
クリアピンクやクリアグリーンなどカラーバリエーションがあり、
主にザクなどのモノアイや、ガンダムのツインアイ用のパーツで構成されている。
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