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甥姪で最年少の甥っ子6号。
幼稚園年長さんの彼は、なかなか創造力豊か。
よくお絵描きして見せにくる。
ブロックで作ったものを見せにくる。
「おいちゃん、みてー!」
この日もまた、ブロックで作ったものを持ってきた。
めちゃくちゃ笑顔で、両手で大切そうに抱えて持ってくる。
いつもよりも大作のようだ。
「おっ!なんこれ? すごいやん!」
「びぐざむばい。」
「おおー!ビグザムか!」
「ちゃんと うでも うごくんばい!」
「へえ~・・・え?腕?」
「ほら~、このつめで、こうげきするんばい!」
さすがに伸縮はしないが、よくできたアーム。
中央の尖った部分は実際よりも長く鋭く見えるが、
メインとなる射撃兵器、メガ粒子砲なので解らなくもない。
一所懸命、自分に説明する甥っ子。
作った“びぐざむ”を、自身で動かしながら説明する。
本体から伸びた二本のアーム。
その先端には、しっかりとツメのようなものがこさえられている。
すごいな~と感心しつつ、ガノタなので大人気なく修正する。
「ビグザムじゃのうて、ビグロじゃないん?」
「いやー、びぐざむばい。」
「ビグザムは腕なくて脚だけのやつばい。」
きょとんとする甥っ子。
解かったのか解らないままなのか。
そのブロックで作った、“びぐざむ”で遊びはじめた。
本体後部にはブースターを思わせるような構造に。
この甥っ子、できる・・・!
あまりにも出来がよかったので、思わず記念撮影した。
この子、なかなか芸術センスがあるかもしれない。
甥っ子の母親にあたる妹も、そういや絵や工作が得意だった。
その血を濃く引いているのかもしれない。
この子のおねえちゃんにあたる、姪っ子2号も、
小さい子の、こういった作品が大好きだ。
ドラえもんでも、アンパンマンでも、仮面ライダーでも、
小さい子が頭のなかの記憶だけで描いたものは、本当に面白くてすばらしい。
これが小学校・中学年くらいから、独自性がなくなってくる。
絵が上手い子ほどそうなってくる。
アニメや漫画の絵を見て忠実に描き始めるため、オリジナリティが薄れてくる。
オリジナルのイラストにも、そのタッチに、好きなアニメや漫画の影響が色濃く出てきてしまう。
幼稚園児や小学校低学年の描く絵や作ったものには、
何にも害されていない、純粋なその子のセンスが表現されているから好き。
子どもの絵画展に行っても、それがはっきり見て取れる。
甥姪のこういった作品を、いつまで楽しめるだろうか。
まあ、大きくなってから見せに来る子も居ないだろうが。
ちなみにこれがビグザム。
ガノタなら知ってて当然の機体。
ドズル・ザビ中将の乗機。
二本脚で歩行する巨大モビルアーマー。
ジオン軍の宇宙要塞ソロモンを防衛する切札的な兵器。
ビグザムの圧倒的な火力は、連邦軍の兵士たちを恐れおののかせた。
そしてこちらがビグロ。
甥っ子が作ったのはビグザムではなく、たぶんこのビグロ。
地球から上がったばかりのホワイトベースを追撃するシャアのザンジバル。
そこから発進し、衛星軌道上でホワイトベースを急襲する。
このときのパイロットはトクワン大尉。
アムロを気絶まで追い込むも、意識を取り戻したアムロから、
吻部のメガ粒子砲にゼロ距離ビームライフルを浴びて機体全体が誘爆。
そのまま大破して散る。
甥っ子6号と、“びぐざむ”。
確かに歳を重ねてから描く絵は誰かのマネにりますね。
凄く上手でも個性がみえません。
ちびっ子が描く絵は見てて飽きませんしね(*^^*)
コメントありがとうございます。
偉そうに言いながら自分も例外なくそうなんですよ。
中学くらいから、描くものにオリジナリティを失っていたと思います。
当時好きだった漫画や、ビックリマンシールの
イラストタッチを真似ていたように思います。
高校くらいからは、もう意識して真似てましたね。
天野喜孝氏のイラストに魅了されて、模倣してました。
到底、真似できるものじゃなかったですけどね。
んで、大人になった今はというと、
完全に吉田戦車氏のタッチを真似てます。
もうオリジナルタッチで絵が描けません。
自分のオリジナルがどうだったかすら分かりません・・・。
なので、チビッコ達の個性あふれる絵を見て癒されます。