ガンダム屈指の人気キャラ、シャア・アズナブル。
ガンダムを知らないひとでも、そのキャラクターを一度は見聞きしたことがあるはず。
主人公・アムロ・レイの敵役、ライバルの立場のキャラでありながら、
その端正なルックスと圧倒的な強さ、
また生い立ちや言動などから、男女問わず人気の高いキャラクター。
実際のオイルサーディンは柔らかくて崩れやすく、
このイラストみたく、原形をとどめたまま
フォークで刺して移動させるのは至難の業。
そんなシャアだが、近年、ネタキャラ扱いが過ぎる。
いや、あの独特のマスクとヘルメット、
そして自信過剰且つ情けない名言(迷言)の数々。
40年前のアニメに、あの風貌で登場したときから、
ネタキャラ扱いされる運命にあったのかもしれない。
キングオスカー オイルサーディン
トーストにチーズと一緒に乗せるのもおすすめ。
コンビニで明治アーモンドチョコレートを見つけた直後、
今度はスーパーでシャアを発見する。
その名も、“オイルシャアディン”。
3種類のパッケージが確認できた。
主に白ワインなどお酒のアテとして食される、オイルサーディン。
小イワシをさばいて燻製にし、食用油に漬け込んだ保存食。
酒飲みでない自分だが、オイルサーディンはよく食する。
ノルウェーの老舗缶詰企業、キングオスカーのものが有名。
日本でも はごろもフーズが代理販売しており、
どこのスーパーでも売られている。
通常のキングオスカー オイルサーディンは、
よく判らない偉人らしき外国人のおっさんの肖像画が描かれている。
キングオスカーのオイルサーディンのパッケージ、
ふだんは、よく判らない外国人のおっさん※の肖像画が描かれているのだが、
その外国人のおっさんに代わり、シャアが描かれているものを発見したのだ。
それが、オイルシャアディン。
なかなか上手いダジャレだ。
そのよく判らない外国人のおっさんっぽいタッチで描かれたシャア。
この商品のために新たに描き下ろされたであろうイラスト。
キングオスカーのオイルサーディン、
実は以前も外国人のおっさんに代わり、
アニメキャラクターをパッケージに描いて販売していた。
そのときの商品名は、“ゴルゴサーディン”。
パッケージに、ゴルゴ13の主人公、デューク東郷が描かれていた。
ゴルゴもまた、いろいろとネタキャラになってしまっているな。
昨年だったか、販売されていたゴルゴサーディン。
そのときもしっかり購入していた。
オイルシャアディン。
見つけたそばから購入。
3種類あったパッケージすべて購入した。
コクピットに座ってる、見慣れたシャアに、
フォークでオイルサーディンをこちらに差し出すシャア。
これはアニメシーンとの合成とかではなく、オリジナルの描き下ろしイラストのようだ。
そして、ふだんパッケージを飾っている、
知らない外国人のおっさん風のタッチで描かれたセピアのシャア。
ゴルゴサーディンには簡易なレシピが付属していた。
外装を取ると、なかからミニレシピが出てきた。
ゴルゴサーディンのときにも封入されていたが、
そのときは缶のままのオイルサーディンに、
直接、薬味やら調味料やらを添えるという簡単レシピだった。
今回はシャアということで、パスタやカプレーゼなど、
赤っぽい料理レシピが紹介されていた。
そして、シャア専用ザクとシャア専用ズゴックのイラストも。
それぞれオイルシャアディン仕様で、フォークを装備しているという芸の細かさ。
オイルシャアディンに付属していたレシピ。
赤っぽい料理のレシピが載っていた。
せっかくなので、レシピに載っていたひとつ、
トマトソースパスタを作ってみた。
忠実に再現したわけではないが、なかなか美味しかった。
トマトソースにオイルサーディンは合わないだろう・・・と思ったが、
そんなことはなかった。
でもまあ、なくてもいいかな。
トマトソースよりは、やっぱりジェノベーゼの方が合う。
ほぼレシピどおりに作ったトマトソースパスタ。
なかなか美味かったが、オイルサーディンはなくてもいいかも。
バジル入れすぎた・・・。
残してもしょうがないので、全部入れたら多すぎだった。
トマトにはバジルよりもオレガノ派。
ジェノベーゼをベースにして作ったパスタ。
オイルサーディンにアサリも加えた。
これも美味かった。
ゴルゴ13,シャアときて、次は何で来るだろう?
オイルサーディンと、しっかりダジャレになんなきゃ成立しないようだから、
キャラクター限定されてしまうな。
はごろもさん、次も期待していますぜ。
巨大なフォークを持ったシャア専用ズゴックとシャア専用ザク。
スタンパ・ハロイだとこんな武器を持たせそう。
※パッケージに描かれている知らない外国人のおっさん
調べてみたら、企業名のキングオスカーそのもののひとだった。
このオイルサーディンを作った、ノルウェーの缶詰企業創業当時の、
ノルウェー,スウェーデン、二国の統一王だったオスカルⅡ世とのこと。
王から特別な許可を得て、その肖像と名前を商品に付け販売したらしい。
オイルサーディン、アンチョビと混同しがちですが、別物です。
まず、サーディンもアンチョビも、小型のイワシを指す言葉で、
(アンチョビはイワシの名前そのままだったような・・・)
それぞれ使われるイワシの種類が異なります。
製法もまったく異なり、
オイルサーディンは頭とワタを取り、
油で煮てからそのまま油漬けして缶詰加工しますが、
アンチョビは三枚におろし、
半身を一年くらい塩漬けにした後に油漬けにします。
この記事で紹介した、キングオスカーのオイルサーディンは、
燻製にしてから油漬けしています。
アンチョビは塩漬けにするため、イカの塩辛みたく味が濃く、
刻んだりペーストにして調味料として使うのが一般的です。
ジェノベーゼソースにも混ぜることがあります。
自分はアンチョビはそのままで食べたことはないです。
たぶん相当塩辛いと思います。