CentOS8が2021年12月31日でサポート終了となり、サポート終了バージョンのリポジトリ"vault"に移動しています。
vaultに置かれたものには、更新の提供はありません。
CentOS8を使い続ける主な方法は、
1.CentOSコミュニティ以外が提供するCentOS8の延長サービスを使う
この場合は、CentOS8の最終リリース版に、有償で更新パッチが提供されます。パッチ取得リポジトリの設定は必要ですが、当面CentOS8のまま使うことができます。なるだけ現状を維持したい場合は、この方法が適しています。
2.CentOS8からAlmaLinux8やRockyLinux8に移行する
CentOS8の上で、AlmaLinux8やRockyLinuxへの移行ツールを実行します。
そうするとCentOS8がAlmaLinux8やRockyLinuxに変わります。
移行後に、CentOS8に戻すことはできないので注意が必要です。
仮想サーバ(LXC)上で走るCentOS8を、無停止でAlmaLinux8へ移行しました。私の場合は、問題なく移行することができています。
匠技術研究所では、CentOS8の延長サポートの提供や、AlmaLinux8/RockyLinux8への移行サポート、または新規インストールサポートも行っています。
現行のCentOSの公式サポート版はCentOS7、CentOS8 streamです。次のリリースはCentOS9 streamになります。
CentOS8 stream版はRed Hat 8のマイナーアップデート直前の評価版です。
今後、RHEL関連のリリースの流れは、
Fedora > CentOS stream > RHEL > CentOS以外からのコミュニティリリース
Fedora:次期RHELメジャーリリースの評価版
CentOS stream:次期RHELマイナーリリースの評価版
RHEL:フルサポート有りの正式版
CentOS以外からのコミュニティリリース版:
代表が、先のAlmaLinux、RockyLinux、Oracle Linux8。
所謂、RHELのクローン版。
これまでのCentOSのように、RHELの正式版を基にリリースする。
確かに、RHELのマイナーリリースの評価版は欲しいところです。
いつもアクセスありがとうございます。RHEL/CentOSの関係が大きく変わりました。これからはAlmaLinuxのように、他のコミュニティが供給するRHELクローンOSを使う時代になります。