「…くっ!」
「最初とちがって、式がふたつ分だろ。」ヒロシだ。ヒロシが、ぼそっとつぶやいた。「あ、ああ、そうか!式ふたつ分だから、二つに分ける…わり算か!」
5+5+5+5=5×4=20 20÷2=10
「やった!できた!ありがとう!ありがとう!」ユウキが泣きながら、ヒロシにだきついた。「まだだ、ユウキ!問題には答えていないっ!」ゼロの声だ。「あと5分ある。落ちついていけ。かならず解ける!」「ああ!やってみるよ。」ユウキも静かに、力づよく答えた。「もう弱虫ユウキなんかじゃない。」サクラちゃんも期待の目でユウキをみる。
1+ 2+ 3+…+ 98+ 99+100
100+ 99+ 98+…+ 3+ 2+ 1
101+101+101+…+101+101+101
「ぜんぶ101か。そして、かけ算。1から4なら四倍…1から100までなら百倍っ!」あと三分…。
101×100=10100
「落ちつけ、ユウキ!計算したら問題に合っているか見直しだ!」「うっかりしてた!式ふたつ分のわり算がまだだった。」
10100÷2=550
「おい!一万を半分にわって五百はないだろ!」ヒロシは大声をあげた。「あと一分!」サクラちゃんが悲鳴をあげる。
10100÷2=5050
「いそげ!!!」解答をパネルに入力する。画面が反応した。「…正解。解答時間、9分58秒。クリア。」「やった!!!!」
喜びあうゼロたちをみて、利根雄はまた思う。(まあ、マイルドだからな。これからは…命がけだぞ。ククク…。)ヒロシがそっとこの場を去る。(待ってろ、ゼロ。決勝戦で会おう!)
この続きは、週刊少年マガジン誌上で!(現在休載中)
当記事は、福本伸行のマンガ「賭博覇王伝 零(ゼロ)」のキャラクターを使った二次創作です。少年たちが知恵を使って戦い勝ち抜くおもしろいマンガですが、中高生向けです。
文中の計算は、高校数学で習う「数列」の考えを使っています。応用が利くので覚えておいてね。(塾長)
そのほかの、算数・数学の記事もどうぞ。
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5+5+5+5=5×4=20 20÷2=10
「やった!できた!ありがとう!ありがとう!」ユウキが泣きながら、ヒロシにだきついた。「まだだ、ユウキ!問題には答えていないっ!」ゼロの声だ。「あと5分ある。落ちついていけ。かならず解ける!」「ああ!やってみるよ。」ユウキも静かに、力づよく答えた。「もう弱虫ユウキなんかじゃない。」サクラちゃんも期待の目でユウキをみる。
1+ 2+ 3+…+ 98+ 99+100
100+ 99+ 98+…+ 3+ 2+ 1
101+101+101+…+101+101+101
「ぜんぶ101か。そして、かけ算。1から4なら四倍…1から100までなら百倍っ!」あと三分…。
101×100=10100
「落ちつけ、ユウキ!計算したら問題に合っているか見直しだ!」「うっかりしてた!式ふたつ分のわり算がまだだった。」
10100÷2=550
「おい!一万を半分にわって五百はないだろ!」ヒロシは大声をあげた。「あと一分!」サクラちゃんが悲鳴をあげる。
10100÷2=5050
「いそげ!!!」解答をパネルに入力する。画面が反応した。「…正解。解答時間、9分58秒。クリア。」「やった!!!!」
喜びあうゼロたちをみて、利根雄はまた思う。(まあ、マイルドだからな。これからは…命がけだぞ。ククク…。)ヒロシがそっとこの場を去る。(待ってろ、ゼロ。決勝戦で会おう!)
この続きは、週刊少年マガジン誌上で!(現在休載中)
当記事は、福本伸行のマンガ「賭博覇王伝 零(ゼロ)」のキャラクターを使った二次創作です。少年たちが知恵を使って戦い勝ち抜くおもしろいマンガですが、中高生向けです。
文中の計算は、高校数学で習う「数列」の考えを使っています。応用が利くので覚えておいてね。(塾長)
そのほかの、算数・数学の記事もどうぞ。