前回はイノベーションによって利潤(りじゅん)が生まれるという事を説明しました。今回は、イノベーションが製品・機械などの技術革新だけではないという事を説明します。
インターネットもイノベーションのひとつといえます。1995年から2006年にかけて、世界の金融資産が88兆ドル(日本円で8800兆円)増加しました。平成21年度の日本の国家予算が100兆円でしたから、その88年分も金融資産が増加したわけです。なぜ、こんなに金融資産が増加したのでしょうか。
金融資産のうちで最も増加したのは米国株式でした。インターネットにより24時間年中無休世界中からいつでもどこからでも株取引ができるようになったことや、コンピューターで大量の売り買いが処理できるため個人投資家も参加しやすくなり、以前は貯蓄(ちょちく)にまわっていた「動いていなかったお金(ストック)」が金融商品に投資されるようになったのです。自動車や携帯電話などの製品だけでなく、インターネットのような仕組み全体がイノベーションになる一例です。
インターネットによるイノベーションは巨額の利潤を生みだしましたが、利潤に結びつかないイノベーションもあります。毎日がんばってるのに報われない理由はそこにあるのかもしれません。次回イノベーションのジレンマについて説明します。(IMA)
インターネットもイノベーションのひとつといえます。1995年から2006年にかけて、世界の金融資産が88兆ドル(日本円で8800兆円)増加しました。平成21年度の日本の国家予算が100兆円でしたから、その88年分も金融資産が増加したわけです。なぜ、こんなに金融資産が増加したのでしょうか。
金融資産のうちで最も増加したのは米国株式でした。インターネットにより24時間年中無休世界中からいつでもどこからでも株取引ができるようになったことや、コンピューターで大量の売り買いが処理できるため個人投資家も参加しやすくなり、以前は貯蓄(ちょちく)にまわっていた「動いていなかったお金(ストック)」が金融商品に投資されるようになったのです。自動車や携帯電話などの製品だけでなく、インターネットのような仕組み全体がイノベーションになる一例です。
インターネットによるイノベーションは巨額の利潤を生みだしましたが、利潤に結びつかないイノベーションもあります。毎日がんばってるのに報われない理由はそこにあるのかもしれません。次回イノベーションのジレンマについて説明します。(IMA)