べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

チーム医療(いりょう)によろしく!

2014年03月27日 | おもしろかった
 お医者さんや医療スタッフの仕事って塾講師に似ています。自分の専門分野に関してお客さんとの"へだたり"が大きい。前回はこちら

 医学が進歩し治療できる病気が増え、ひとりの医師がすべてをみることはむずかしくなりました。臨床(りんしょう)医と専門医、かかりつけ医と救急医、救急救命士、看護師、薬剤師、検査技師、理学療法士や作業療法士や言語聴覚士といったリハビリスタッフ、栄養士、社会福祉士、医療事務、医療行政…。

 医療現場でそれぞれが専門性を生かし、限られた予算と時間を最大限に活用する"チーム医療"が必要とされています。


陸宜公(唐の宰相)「医は以(もっ)て人を活(い)かす心なり。故(ゆえ)に医は仁術(じんじゅつ)という。疾ありて療を求めるは、唯(ただ)に、焚溺水火に求めず。医は当(まさ)に仁慈の術に当たるべし。須(すべから)く髪をひらき冠(かんむり)を取りても行きて、これを救うべきなり」

「医療はそれによりひとを活かすひとの感情である。だから仁術と呼ぶ。病気があって治療を求めるのは、戦乱や災害にただ水や火に原因を求めるものではない。医療こそひとを愛し慈(いつく)しむ心であたるものである。髪をほどき冠をつけずともかならず治療に当たらなければいけない。」

 医は仁術なり。医学が、余裕のある特別なひとたちのものだった時代の話なのかもしれません。

 でもね。患者としてER(救急救命室)にかつぎこまれたとき、ああ現代日本の医療スタッフに診てもらえて良かった。できる限りのことはしてもらえる、って心の底から安堵(あんど)もしたんです。

 おなじ目的を共有するのがチームなら、患者自身も参加をしてのチーム医療だ。ワガママいっぱいの他の入院患者をみて思いました。患者"さま"とは消費者としてのあつかいで、裏を返せばおカネが払えなくなったらお客さまあつかいする理由もなくなっちゃうかもしれない。実際は現場スタッフの善意に支えられてはいますけど。わたしは、お客"さま"じゃイヤだ。

 チームの一員として、医者やスタッフの言うことは守れる分は守っていこう。(塾長)


>プライマリ・ヘルス・ケア(Primary Health Care、略称:PHC)は、1978年、カザフスタンアルマ・アタで開かれた世界保健機関★(WHO)と国際連合児童基金★(UNICEF・ユニセフ)による合同会議における宣言文、アルマ・アタ宣言で初めて定義づけられた。

[プライマリ・ヘルス・ケアの五原則]

1.住民のニーズ(必要性)に基(もと)づく方策
2.地域資源の有効活用
3.住民参加
4.他のセクター(農業、教育、通信、建設、水など)との協調、統合
5.適正技術の使用(2.に含めることもある)

>プライマリ・ヘルス・ケア(ウィキペディア・パソコンむけ


>日本では欧米とは異なり長年プライマリ・ケア医としてのスペシャリティは存在せず、開業医や一般病院の外来などで、一般の内科医、小児科医などによって提供されてきた。

>現在、医学部を卒業し、新たに医師免許を取得したほぼすべての医師が医師臨床研修制度のもとで2年間の初期臨床研修を行っている。 医師臨床研修制度では、プライマリ・ケアの基本的診療能力(態度・技能・知識)の獲得をその目標に据えている。

プライマリ・ケア(ウィキペディア・パソコンむけ


 市民病院が医療センターへ。地域のかかりつけ医との連携の中心として役割を変えていきます。院外薬局やジェネリック薬品も、保険予算をおさえ有効活用するねらいがあるのです。


じぇねりっく[generic](形容詞)

1.(生物)属の、属特有の
2.属全般に関する、総括(そうかつ)的な、一般的な(⇔specific)
3.(薬・食品などが)商標登録されていない、ノーブランドの

>後発医薬品(こうはついやくひん)、ジェネリック医薬品(英: Generic Drug、Generic Medicine)とは、医薬品の有効成分そのものに対する特許である物質特許が切れた医薬品を他の製薬会社が製造或は供給する医薬品である。新薬と同じ主成分の薬とも言われる。後発薬と略称で呼ばれることもある。

>後発医薬品の普及はアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツなど各先進国で進んでいる。その普及率はアメリカ71%、カナダ66%、イギリス65%、ドイツ62%と何れも60%を越えている(2009年・数量ベース)。一方、日本における後発医薬品の普及率は20%程度に留まっている。

>現在、日本でも医療費抑制のために厚生労働省主導で後発医薬品の普及が進められている。

>先発医薬品(先薬)の開発には巨額の費用(300億円以上)と膨大な時間(約9~17年)を必要とするために、開発企業(先発企業)は先発医薬品の構造やその製造方法などについて特許権を取得し、自社が新規に開発した医薬品を製造・販売することによって、資本の回収を図る。また、その先発医薬品で得た利益を新たな先発医薬品の開発費用として投資する。当然、特許の存続期間が満了すると、他の企業(後発企業)も自由に先発医薬品とほぼ同じ主成分を有する医薬品(=後発医薬品)を製造・販売ができるようになる。

後発医薬品(ウィキペディア・パソコンむけ


双子池と市民プール|山鹿をさるく

日本赤十字社が西南戦争から生まれる|熊本と博愛社

「コ・メディカルに期待すること」
~これからの医療における「チーム医療」の大切さ~(三重大学長ブログ・パソコンむけ


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