べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

高校受験、志望校を決めましょう

2015年08月11日 | 高校受験大学受験
 当記事は、中一二年のお子さんをお持ちの保護者に読んでいただきたい。

まず志望校を決めよう!|具体的に細かく分けて、ひとつずつ

まず志望校を決めよう!|私たちはどうやって選び決定をしているのだろう


 お盆休みです。中三生もほぼ部活を引退。ホッとしたい時期です。夏休みも終わるとすぐ共通テスト、十一月の共通テストと三者面談、それらをもとに中学の先生が内申書を書くのは十二月。十二月には志望校の最終決定とそれに届き得る学力が必要なのです。ですが驚くほど多くの子どもたちが"来年の三月末"まで間に合えば合格する気分です。だからのんびりしている。中学進学のときは不合格で泣く体験はひとりもありませんでしたからね。高校受験はそんな子どもたちを待っていてはくれない。高等教育を受けるということは、義務教育は終わり子どもたちがよのなかへ出る準備をするということです。子どもたちはよのなかで働くときの基準に向き合わなければなりません。それなのに(頭ではわかっていても)取りかかれない。

 おうちで志望校を決めていないのではありませんか?

 例年のことですが高校合格に不安がある子ほど志望校の決定が遅い。だれもが不安なことからは目をそらしたいからです。「(運良く)いけたらいいな」という漠然とした気分で、自ら志望校に向き合う勇気が出ないのです。運なんて動きはじめた子から向いてくるものなのに。向き合って悩んでいるのでなければ、自然に自覚が生まれる可能性はまずありません。生徒本人の問題ではありますが、まだ中学生。親御さんの助けが必要です。

 ヒトがなにかを選び決定をするには、モデルと社会とのかかわりが必要です。なにもないところから自覚ややる気はわきません。「頭が良い」子だってこれは例外ではない。従うにしろ反発するにしろ大人からの働きかけがあって子どもたちは動きはじめます。むかしからそうでした。ここでは多少押し付けたって良いのです。きっかけですから。知識やよのなかの状況は変わってもヒトの本質はさほど変わりません。動きはじめてから考える方が良い結果を生むことも少なくありません。最終決定はもう少し先です。考えるチャンスはまだ残されています。でも

 動きはじめる時期は来ました。

 現在の暮らしを変えるチカラを持つのはやはり学力です。学力はそれを活かすチャンスが平等で(一番大切なことだと思っています)、才能の差はあっても努力と工夫とで乗り越えることが可能だからです。

 中学校は、どこか高校に通すことに基準をおきます。かならずしも第一志望にではありません。高校は"本当に"どこでも良いのならおそらく塾も不要です。3年間学費を払って問題さえ起こさなければ高校の卒業資格は誰にでも手に入ります。誰にでもということは、その資格は問題は起こさないだろうという期待にとどまるということです。塾はその上になにかをつけ加えようとします。ですが塾では生徒本人と保護者の意向を汲むことに気を配りますから、ご家庭で志望校が決まらなければ勝手に動けません。それまでは子どもたちに一般的な話しかしてあげられないのです。我が子の才能を見いだして欲しいと願う親御さんは多いと思いますが、才能を教えることは不可能です。教えられるのは工夫の部分のみ。時間や学力に余裕があるうちは良いのですが、三年二学期以降にもなれば残さられた時間もわずかでなにかを捨て絞り込まざる得なくなります。

 お子さんに社会とのかかわりがとぼしいうちは特に、身近な大人からの働きかけが欠かせません。お子さんのことを一番良く知っている一番身近な大人は親御さんです。お子さんがこれから三年間納得できる高校生活を送れるかは親御さんにかかっています。少なくとも志望校選定にかかれるかどうかはおうちの方次第です。

 
(1)まず調べてみましょう

中学校からもらった資料。子どもたちが参加したオープンスクールからのパンフレット類。インターネットの各高校の公式サイト。

公立と私立、次に普通科や商業科などの"科"を絞り込みます。入学金や授業料や教材費、制服や校友会費などを見ておきます。私立は授業料だけではなくそのほかの費用も多くなります。またおなじ学校でも"科"によってかなり差があります。可能なら、合宿や設備教材費なども確認したい。

ここでは詳しく読み込むことより、とうていえらばないだろうという選択肢を消していくだけで充分です。次の学校との相談が具体的に進むからです。


(2)資料を持って学校へ

三者面談まで待つ必要はありません。担任の先生と話をしましょう。学校側が三者面談の時期を設定するのはおもに配布資料の用意や事務運営のためですから、大雑把でも資料に目を通してあれば設定された時期でなくとも意味はあります。この時点ではまだ各個人が合格するかは担任の先生からも出ないでしょう。ダメだとは言えないからです。ただし不安がないとも言っていない。たとえば成績表のコピーをとっておいて学年で何番以上必要か聴くことはできます。

ここでは、卒業生や他校の先生から聴ける公式資料にはのらない情報を得ることです。たとえば、部活動や進路、学校の雰囲気(高校は特に校長や主任が変わると大きく変わります)です。身の回りだけでは情報が限られ古いものになりがち。中学校の先生から最近の状況を特に聴いておきたい。これで、受験生との話し合いが格段と具体的になります。


(3)塾でお待ちしています

むろん学校より先でも構いません。何度でも結構です。一度で決まらないのが普通です。相談しながら生徒本人も親御さんも考えが変わることも普通です。教え子が自分の人生に真摯に向き合う成長をしたのだと嬉しくなります。これをきっかけに生徒に自覚が生まれ成績だって伸びますし(重要!)、より効果のある指導へと切り替えられます。手間を掛ける意味があるのです。受験ってただの選抜ではなく大きな成長をも促すものですから。その"きっかけ"をつくるのはおうちの方です。

選抜のための試験、育成のための試験|中学準備!個性は試験ではかれるか


 ここからは、受験生本人の努力とわたしたちのサポートにご期待いただきたい。学校や親御さんとともに、お子さんの幸せを造っていければと願います。(塾長)


くまもと私学情報サイト(熊本県私学振興課・パソコンむけ

熊本県公式。私立中高や各種学校や教育委員会のリンクがあり比較するのに便利です。


[公立高校入学時校納金の一例]

なお寄付や自主参加の形での学校以外への払いもあります。たとえば、勉強合宿や部活動応援など。実際どのくらい払うものなのかは卒業生保護者に聴いておくと目安になります。

>熊本県立鹿本商工高等学校
>本校入学に際して必要となる費用
(平成26年度の実績を元にした、平成27年度入学生の見込額です。)

>(1)入学時に必要となる費用(約14万5千円~約18万円)
1入学金 5,650 円
2教科書代等
商 業 科 約 9,500円 情報管理科 約 9,500円
機 械 科 約16,500円 電子機械科 約13,000円 ※辞書購入者は+約 9,000 円(国語辞典、漢和辞典、英和辞典)
3一括徴収金(保険料・負担金、教材費、テスト費等) 約 53,000 円
4各科徴収金(電卓、各種検定受検料等)
商 業 科 約21,000円 情報管理科 約23,000円 機 械 科 約37,000円 電子機械科 約35,000円
5制服等購入費(冬制服、体操服、体育館シューズ、グラウンドシューズ等) 男 子 約 53,000 円 女 子 約 59,000 円

>(2)入学後に必要となる費用
1育友会費、空調設備維持管理費等 年間 44,000 円(2期に分けて口座引落)
2夏の制服
男 子 約 10,000 円 女 子 約 13,500 円
3検定を個別に受験するための費用が別途発生することもあります。(ここまで引用)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。