べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

〇か、×か

2016年06月18日 | 私から保護者へ
ヒトはなにもせず生きていくことはできません。ゴハンが食べられないからね


行動すれば誰だって問題にぶち当たります。あなたに問題を減らす工夫と乗り越えるチカラが必要です

問題にぶつかるのは、あなたがチャレンジをしている証拠です。小さな頃は大人がなんとかしてくれていました。これからもそれがいいと思うなら仕方ない。ずっと親や先生の言うなりに生きてください。また才能のあるひと達はもっと難しいことに取り組みますから、ラクができてるとわたしは思いません

問題にぶつからないよう何もせず生きることも止めません。ですが、お給料ってあなたの問題を解決するチカラで決まります。ただ言われたことをこなすだけ(これ大前提ですが)では誰かに仕事を奪われてしまいます。あなたも歳をとり体力がなくなるときが間違いなくやってきます。大人が勉強しろとうるさいのはその日を迎えて「もう少しマシにできたのに…」と後悔してるからなのです(してるよw)

学びって、その日のため「少しずつ」進めておくものですよ


あなたに質問をします。問題に取り組むには努力が必要です。結果も欠かせませんね。努力と結果、どちらが正しいでしょうか?

問題を解決するトレーニングですから、あなたが答えてください。仲間と協力はここではナシです。「できない」「わからない」もナシ。どう答えていいかわからない?相手はここで何を期待しているのでしょうか。あなたに応えてみせる意志を期待してるだけです。テストではありませんから正解なんかいらない。聴いてました答える気はありますよと意思表示をしてください。まず答えましょう

塾長いわく「就職で有利になる裏技教えときましょう」(3)|冷蔵庫にキリンを入れろ!

もう一度問います。努力と結果、どちらが正しいのでしょうか?


ヤル気を見せてくれたので、考え方を教えます。同時にふたつを考えるから答えにくいのです。荷物をたくさん運ぶなら、ひとつずつ運びますよね。問題もひとつずつなら答えがでます

まず書き出しましょう。それぞれひとつずつ「した/ある」は○を「しなかった/ない」は×をつけてみましょう。四つの場合に分けられます

1)努力○、結果○

2)努力○、結果×

3)努力×、結果○

4)努力×、結果×

書いた?書いたものを見ながら答えてください

一番良いのはどれでしょう?、1)努力○、結果○ですね

一番ダメな場合は?、4)努力×、結果×だね

よくできました。小学生レベルはクリアです


さてここからが本題

現実のお出ましです。現実は面倒です。○×だけでは選びにくい。ほとんどが△ですから。でも大丈夫。△を選ぶにもルールはちゃんとあります。良い△の選び方教えますよ


さっきの四つのうち、△はどれでしょう。○でも×でもない残りのふたつ、どちらも△ですね

2)努力○、結果×

3)努力×、結果○

現実では○と×で迷うことはあまりありません。誰が選んでもカンタンだから。良い△適切な△を選ぶには迷います。どちらが良い△なのでしょうか?

どちらも間違いではない気がします。じゃあ適当にカンで…かなりのひとがそうかもしれません。だからこそあなたにとって周りに差をつけるチャンス!あなたはもう「意思表示」までを知っていますから圧倒的に有利です

間違ったら恥ずかしい?間違ったら直せばいい。テストじゃありませんから正解を期待されてるわけじゃない(時には誤答してくれることを期待してることも)。恥ずかしいから答えないで、学校はともかく仕事で何十年もずうっとごまかしてやっていけるかなあ。わたしなら意思表示ぐらいやって見せます。ヤル気さえ見せれば教えるって大人が言ってんだからね。社会に出てもまずは意思表示です


教えますよ考え方。問題解決は学校の勉強だけじゃありません。生きていくのに必要なチカラですから、普段の生活のなかにヒントがあります。いままで誰かにやってもらっていて、あなたが気がついていないだけです。あなたの体験からヒントを探りましょう

例えば部活で考えてみましょう。クラブや習い事でも構わない

始めたばかりの一年坊ならどちらが正しい?わたしなら2)努力○、結果×を選びます。結果まで出せませんから、一生懸命声を出し練習します。努力がまず求められます

二三年でレギュラーになりたいなら適切な△は?それなら3)努力×、結果○です。勝利のためには結果が出せるひとから順に選ばれます。試合で勝ちたいもんね。才能だけも厳しいけど努力だけではもっと難しい。才能が足りないなら他人より努力したり工夫したり、小さくても結果を出して見せなきゃなりません。努力はムダになりませんが結果が優先されます


良い△適切な△は、状況により変わります。だから経験がないと選べない。小さい子には選ばせられません。歳を取ったって、試さず想像ばかりならずっとうまくはいきません。自覚や自主性は放っておいて身につくとは限らない。あなた自身の状況は周りからは正確にはわからない。あなたにだって試してみないとわからないかもしれませんしね


チャレンジをすればなぜ問題にぶち当たるのか。才能があるひと達が難しいことに取り組むのはなぜか。子どもに失敗をさせないとどういう結果がもたらされるのか。試してみる体験って欠かせませんね

良い△適切な△の正解は?それはあなたが決めてください。できることをあなたがやったのだから、カンよりはるかに正解に近いはず。ルールに従って考えたのですからこれはもう立派な経験です。あなたが経験を積んだのですから次はもっと正解に近づきます。仮にハズレても後悔はしなくて済む。こうしてあなたの正解が出来あがっていきます。あなたの選択が正解だったかは現実が判定してくれますよ


こういった良い△適切な△を選ぶトレーニングは、小学校高学年から取り入れられています

「小学校までできたんですけどねえ」って、小学レベルの○×が選べただけだったのたかもしれません。△を選ぶトレーニングはしなかったのかも


体験し書いて試して問題を解決する。暗記やカンに頼った学びから卒業しましょう。それが間違ってるわけじゃありませんよ。でも現実は△ばかり。できること全てを使って乗り越えましょう、ってだけです。学びの変化を意識しない限り「勉強なんてよのなかじゃ役に立たないよ」で終わるかもしれません。わたしは役に立たないとは思いませんけどね

体験をしましょう。考えるのは書き出し試した後で。良い△適切な△を学ぶトレーニングを意識してみましょう、という話でした(藤田)


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