図やグラフは直感をきたえます。当たったり外れたりの"思いつき"ではなく、ルールにそった"ひらめき"です。社会に出て必要になるのは、"思いつき"…ではありませんよね?
[問題]
2013年「中3クラブ」冬期特別号(2月)、平成26年度熊本県公立高校入試直前予想問題より。掲載(けいさい)された解説だけではわからないと質問のあった【6】選択問題B(2)。「中3クラブ」は、熊日販売店で無料配布されています。
この問題、時間がかかりました。ここでは図を指すトレーニングにとどめ、実際の入試では飛ばすべき問題かもしれません。
[証明のルール]
(1)で、△AFH∽△CDHは証明済み。(1)だけ特に与えられた条件がなければ、(2)以降でも「(1)より」と使っていいのです。あらかじめ覚えておくべき定理のほか、問題文で与えられた条件や証明済みの条件は使ってください。解答解説を読んで解けない場合、たいてい使っていない条件が残っているはず。正方形や平行四辺形や円といった、さらっと書かれた条件は見落としがちです。
円と角という条件なら⇒「円周角と中心角」。中心はないから、「円周角」を使います。
[円周角のルール]
「角」は、∠ABCのように三つの点でできています。その三点が円周上にあるのが、「円周角」です。その三点を、図を鉛筆で指し確認します。
その三点のうち二点を曲線でつなぐ"弧(こ)が等しければ"、のこりの一点が円周上のどこにあっても、"円周角も等しい"。
文で読めば複雑ですが、図で指せばとてもかんたん。ヒトには、絵や図を描きながら理解をするチカラがそなわっています。小さな子どものように無心に何度も図を描いたり指したり。そのあとで、理解をしていけばいいんです。図形問題は、文で書かれた条件を図に置きかえ、よりかんたんに理解や説明するトレーニングなのです。
身のまわりの体験から(7)|正方形ってどんなかたち?
[考え方のルール]
まず、円周上の三点を指し弧の二点を確認します。「等しい円周角」が見つかるはずです。●や○や※など使い、等しい円周角に印をつけます。たくさんの三角形と等しい角があります。⇒「相似(そうじ)な三角形」がいくつもある!
問題文は、CHとAHの「長さを求めよ」と問うています。相似な三角形の「辺の比」を使うとして、「長さ」もわからなくては先に進めません。与えられた長さだけでは足りない。三角形の長さを求めるには、二等辺三角形や正三角形…三平方の定理…それから「合同」を使います。⇒相似の三角形があるから、そのなかに「合同な三角形」もあるんじゃないか?
図を指して、…△AFH≡△CDHなんじゃないかな?
AE:ED = 2:1より、CE:EF = 2:1 FE = 1/2*CE
△AFH≡△CDHと仮定すると、CD = AF
CD = CE+6 AF = 12 - 1/2*CE
CE+6 = 12 - 1/2*CE
CE = 4
三平方の定理を使って△AFHと△CDHの辺の長さをそれぞれ求めてみました。この仮定は正しい。ここからは、掲載された解説で解けると思います。
もっとスッキリした解法が知りたい。(塾長)
算数クイズ!今回は図形!(3)|三角じょうぎ、いつもおなじ形なのはなぜ?
算数クイズ!今回は図形!(4)|平方をつかって入試問題をとこう
[問題]
2013年「中3クラブ」冬期特別号(2月)、平成26年度熊本県公立高校入試直前予想問題より。掲載(けいさい)された解説だけではわからないと質問のあった【6】選択問題B(2)。「中3クラブ」は、熊日販売店で無料配布されています。
この問題、時間がかかりました。ここでは図を指すトレーニングにとどめ、実際の入試では飛ばすべき問題かもしれません。
[証明のルール]
(1)で、△AFH∽△CDHは証明済み。(1)だけ特に与えられた条件がなければ、(2)以降でも「(1)より」と使っていいのです。あらかじめ覚えておくべき定理のほか、問題文で与えられた条件や証明済みの条件は使ってください。解答解説を読んで解けない場合、たいてい使っていない条件が残っているはず。正方形や平行四辺形や円といった、さらっと書かれた条件は見落としがちです。
円と角という条件なら⇒「円周角と中心角」。中心はないから、「円周角」を使います。
[円周角のルール]
「角」は、∠ABCのように三つの点でできています。その三点が円周上にあるのが、「円周角」です。その三点を、図を鉛筆で指し確認します。
その三点のうち二点を曲線でつなぐ"弧(こ)が等しければ"、のこりの一点が円周上のどこにあっても、"円周角も等しい"。
文で読めば複雑ですが、図で指せばとてもかんたん。ヒトには、絵や図を描きながら理解をするチカラがそなわっています。小さな子どものように無心に何度も図を描いたり指したり。そのあとで、理解をしていけばいいんです。図形問題は、文で書かれた条件を図に置きかえ、よりかんたんに理解や説明するトレーニングなのです。
身のまわりの体験から(7)|正方形ってどんなかたち?
[考え方のルール]
まず、円周上の三点を指し弧の二点を確認します。「等しい円周角」が見つかるはずです。●や○や※など使い、等しい円周角に印をつけます。たくさんの三角形と等しい角があります。⇒「相似(そうじ)な三角形」がいくつもある!
問題文は、CHとAHの「長さを求めよ」と問うています。相似な三角形の「辺の比」を使うとして、「長さ」もわからなくては先に進めません。与えられた長さだけでは足りない。三角形の長さを求めるには、二等辺三角形や正三角形…三平方の定理…それから「合同」を使います。⇒相似の三角形があるから、そのなかに「合同な三角形」もあるんじゃないか?
図を指して、…△AFH≡△CDHなんじゃないかな?
AE:ED = 2:1より、CE:EF = 2:1 FE = 1/2*CE
△AFH≡△CDHと仮定すると、CD = AF
CD = CE+6 AF = 12 - 1/2*CE
CE+6 = 12 - 1/2*CE
CE = 4
三平方の定理を使って△AFHと△CDHの辺の長さをそれぞれ求めてみました。この仮定は正しい。ここからは、掲載された解説で解けると思います。
もっとスッキリした解法が知りたい。(塾長)
算数クイズ!今回は図形!(3)|三角じょうぎ、いつもおなじ形なのはなぜ?
算数クイズ!今回は図形!(4)|平方をつかって入試問題をとこう