べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

【教育ニュース】国語世論調査「時を分かたず」「破天荒」「御の字」

2009年09月06日 | 国語
 文化庁による、2008年度「国語に関する世論調査」が、発表されました。解答は文末に。

問い;どの意味で使いますか?

(1)「時を分かたず」

 いつも 14.1
 すぐに 66.8

(2)「破天荒(はてんこう)」

 誰も成し得なかったことをすること 16.9
 豪快で大胆(だいたん)な様子   64.2

(3)「御(おん)の字」

 大いにありがたい 38.5
 一応、納得できる 52.4

(4)「敷居しきい)が高い」

 相手に不義理などをしてしまい、行きにくい 42.1
 高級過ぎたり上品過ぎたりして、入りにくい 45.6

(5)「手をこまねく」

 何もせずに傍観(ぼうかん)している 40.1
 準備して待ち構える        45.6


問い;どの言い方で使いますか?

(6)「チームや部署に指示を与え、指揮すること」

 さい配を振る  28.6
 さい配を振るう 58.4

(7)「目上の人に気に入られること」

 お眼鏡にかなう 45.1
 お目にかなう  39.5

(8)「よく分かるようにていねいに説明すること」

 噛(か)んで含めるように 43.6
 噛(か)んで含むように  39.7


 塾長は、(1)と(4)の二つまちがっていました(/ω\)ハズカシー

 調べてみると、中国の故事成語がもとになっていたり。
はてんこう【破天荒】唐の時代、荊州地方から官吏(公務員)登用試験の合格者が出ず、世の人はこれを天荒(凶作などで雑草の生い茂る様)と言っていた。やがて劉蛻(リュウゼイ)という人が合格し、「天荒を破った」と言われた故事に由来する。

しきい【敷居】門戸の内と外とを区別するために敷いた横木。部屋の境の戸・障子(しょうじ)・ふすまの下にあって、あけたてするための溝のついた横木。
 しばらくあいさつなどに顔も出さず義理を欠いているため、門の前まで行ってもまたぎにくい様子を表しています。若い時はあまり使う状況はないと思いますが、年を重ね礼儀や義理が大事になってくると使う機会も増えますね。

 小中高校生の国語学習の一環というだけでなく、大人の社会生活での知恵を学ぶ意味が大きいと思いました。正解率より、大人から子供へ伝えていくことが大事なのでしょう。(塾長)


解答;すべて、二択の上の方が正解です。数字は正答率(%)。

文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語に関する世論調査 | 平成20年度(PCサイト)
 「8、カタカナ語の認知・意味の理解・使用」の結果も興味ひきますよ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。