べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

暗算ができれば数学もだいじょうぶ?|中学準備!算数から数学へ(2)

2013年03月04日 | 小学から中学へ
「暗算が得意です。数学もだいじょうぶ?」

 悪くない。中一の2学期までは、運が良ければ中二の1学期までなら、計算力で"まあまあ"得点できるでしょう。でも計算力に頼り答えをだすだけで満足してしまうのなら、このさき歯が立たなくなります。

 計算ができれば得点できていた算数とちがい、数学は"きまりを見つけて"式をつくる教科だからです。

1時間15分=1.15時間 これ正しい?|中学準備!算数から数学へ(1)


 今あるチカラで結果がでると誰しもうれしい。自分の素質(そしつ)が優れていると感じられるから。努力などしなくても結果が出せると他人にみせたい。これ経験の乏しい男の子にありがちです。

 男の子は(たぶん大人も)プライドにこだわります。そのプライドを否定する必要はありません。ですが経験が少ないとひとは思い込みます。いままで大丈夫だったから、これからも大丈夫。

 それって、ほんとうでしょうか。

 中学一年の一学期は授業の内容がとても薄いのです。中学校という新しい環境に慣れるための猶予(ゆうよ)期間だから。ここで思い込みが始まります。このペースがずっと続く、いまある素質だけで中学も乗り切れる。

 ところが、中二になりペースがあがるといきづまります。そのころは部活も忙しく学習内容も格段に難しくなっています。そこから取り戻すのはたいへんです。自分で選んだ高校へいきたいのなら特に。時間が足りない。高校を選べる中学生はクラスのわずか三分の一にすぎません。

 計算力があるのはいいことです。数学でも役に立ちます。数学を「きちんと」得意にしてしまいましょう。90点ぐらいで満足せずに満点をねらってみましょう。そのためには、いま自分に足りないところにこそ目を向けてください。


「世の中に才能があるひとはずいぶんいる」
「せっかくの才能をみがかかないひとはもっといる」

 中学準備のこの時期、負の数の計算ができるようになるより、アルファベットをおぼえるより、きちんと身につけておくべきこともあると思います。(塾長)

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