~私の中にはまだまだある~
私は波乱を経験することによって、女の人生の面白さを味わうことができた。
怒りや嘆きや苦しさが、私の中に埋もれていたものを掘り出してくれた。
私の中にはまだ、埋蔵されているものがあるのではないか?
私はそう思う。
佐藤愛子「破れかぶれの幸福」
今日のこちらの言葉を読んで、大きくうなづく…。
ホントにそう。
去年の春から壊れて、ボロ雑巾のようになった。
ようやく立ち上がり感じることは、今迄、気付かなかったことに気付いたってこと。
自分が女であることすら忘れていた。
諦めていたけどやりたかったこと。
抑え込んでいた感情。
佐藤愛子さんが仰るように、私の中に埋蔵されているものが、まだ沢山あるに違いない。
恐らく、今以上に辛く悲しいことはない筈。
どんな感情であれ、これから出て来る埋蔵物とは、楽しみに対面できそうな気がする。
佐藤愛子さん、御年91歳。
まだ私には40年残されている。