ウチの子…5年生になったときに、心配でたまらないことがあった。
何が心配かって、夏休みすぐの林間学校。
なんで心配かって…それは、母がいないこと。
卓也は、小さい時から私がいないと眠れない子だった。
気付かぬうちに、そうしてしまったのかもしれない。
去年の夏休みも終わりの頃、「一人で寝るわ」と言い出し、自分の部屋で一人で眠るようになった。
「卓也も大きくなったもんだなぁ~」と思っていた頃 . . . 本文を読む
そう言えば…今日は彼女の結婚式の日。
今頃、ハワイの空の下で式を挙げていることだろう。
彼女と私は高校の同級生。
そして職場の同僚。
女というのは不思議なもので、結婚して退職してしまうと、どうも疎遠になってしまう。
偏見かもしれないけど、大抵の独身女性は、結婚した友達とは連絡を取りにくいようだ。
彼女もその一人。
私が退職して結婚してからは、何かあった時と、季節の便りを交わす程度のお . . . 本文を読む
ウチの子は一人っ子。
せめてもう一人…と思っていたけど、ダメだった。
30過ぎて産んだ子は、神経質で小心者、そのくせ妙に大胆。
ヒトは“屈託のない子どもらしい子”とは言って下さるが、ただのお調子者とも思える。
昨日、2・3・4年と同じクラスだった友達が遊びに来てくれた。
雨も降っていたのに、夕方5時過ぎても一向に帰ろうとしない。
「もー、えー加減に帰りやぁ~。泊まるんかぁ~?」と言ったと . . . 本文を読む
夜の登山で、ライトは必需品。
私達も、一日目の6時ごろからライトが必要になりました。
ヘッドライトを用意していたのですが、慣れない為、これを頭につけて歩くのは難しかった…。
ライトをつけた頭が、ゴムで締め付けられるうえに、いくら向きを調節しても、足元を照らしにくいのです。
私は別に、小さな懐中電灯を持っていきました。
これを首からかけていたのですが、この方が足元を照らして、歩きやすかったように思い . . . 本文を読む
本来なら、山頂についたその後のことを記事に…と思いつつ、卓也の「オシッコ~」が出たので、トイレのことを…。
富士山では水が何よりの貴重品。
ゆえに水を使うトイレは有料。
あくまでも私たちが利用したところだけですが、五合目では50円。
七合目、八合目は100円、頂上は200円が必要でした。
七合目・八合目では、山小屋に宿泊している者は、一回だけ払ってください…ということでした。
その他は、利 . . . 本文を読む
山小屋での食事は…ビックリ!!
特に、持たせて下さるお弁当。
他の山小屋は知りませんが、私が泊まった2軒の山小屋は、オドロキでした。
2日目昼食…カロリーメイト3本。
真空パックのお赤飯。
水500ml1本。
3日目朝食…食パンにジャムを挟んだもの。
真空パックの炊き込みご飯。
大変申し訳ないけれど、ジャムを挟んだパンを頂いただけで . . . 本文を読む
富士山では“水は貴重品”だと、母から何度も聞かされていた。
ネットで調べて、ペットボトル500mlが500円することだって分かっていた。
…それでも私は甘かった。
手を洗う・顔を洗うスペース、そう洗面場所くらいはあるだろう…そう考えていた。
そんなもの、どこにもなかった。
トイレだって、手洗い用に水の出てくるところはあるけれど、ポタポタ…程度。
それで指先を濡らすだけ。
持って行った水は、 . . . 本文を読む
また、間違い電話がかかってきた。
ここに越して来て、3年余り。
この電話番号を使い始めてからも3年余り…。
今日の電話は、府税事務所から。
なんとかプランナーがどーのこーの、支払いがどーのこーの…。
「違いますよ、そんな話は知りませんよ」と言っても、「スギモトさんじゃありませんか?」と先方さんは、疑っている様子。
電話番号を確認された。
「違うって!!ホンマにィ!」
少し前までは、銀行か . . . 本文を読む
午前4時半、起床。
…とは言っても、大きな空間にたくさんの人が寝ているので、起き上がって動き出したのが4時半。
着替えをして、顔を洗うわけでもないので、荷物の整理をして防寒着を身に付けると、用意完了!
その間に、山小屋の方から、朝食を配っていただく。
この日の朝食は、ジャムをつけた食パン1枚と、レトルトの五目御飯。
4時50分。
御来光を見る為に、山小屋の外へ。
身震いするほど、寒い。息も白い . . . 本文を読む
高山病対策の為に、山小屋で2泊することにしていたにもかかわらず、私は、七合目に着いた時には、もう頭がガンガンするほど痛かった。
頭が痛いから…と言って、頭痛薬を飲んでもよくなることはない。
やはり、高山病は酸素濃度が薄くなるから、それに伴って起こる症状のようだと痛感する。
昨日の朝○新聞朝刊に“無理は禁物 高山病”のタイトルで記事が出ていた。
2000m付近でも、高山病で死に至ることもあるとい . . . 本文を読む