苦情

金曜日のこと。

ウチの下に住む方がいらっしゃった。
即座に何か苦情だな…と感じた。

おっしゃるのは…
ウチが越してきてから、毎日物音がすごい。
金槌でモノをトントンと叩いている音がほぼ一日中聞こえる、何をやっているんだ！

お母さんが大きな息子さんまで連れて言いに来るんだから、よほど我慢ならないし頭に来ているんだろう…と想像がついた。
そんなことはやっていないし、心当たりはない…と言ったところで信用してくれる筈もない。

「どうぞ、中に入って納得する迄調べて頂いて結構ですよ」と、促した。

丁度、息子もいたので、息子に出てもらって先方さんの話を聞いてもらった。
ウチの息子も先方さんが仰ることを感じていたようで、「僕はウチの上の家だと思っているんですが」と応じてた。


苦情の主、まだ釈然としない様子なので「気が済むまで調べて下さい」と促すも「もういいです」と帰って行った。



苦情を言いに来るのも、勇気が要っただろうと察する。
気の毒に思うけど、ウチじゃないからどうしようもない。

確かに音は鳴ってるけど、そんなに気になる程でもない。
気になる人には、気になるんだなぁ…と、息子と話した。


…で、下の方。
釈然としない気持ちで過ごされるのかと思うと、お気の毒な気がする。