風にまかせてふわふわり。。。

生きていると色んなことがある。

いじめの心理

2016年01月20日 00時10分25秒 | 子どものこと
学童で子どもらと遊んでいて「ん?」と違和感を感じることがあった。

鬼ごっこをしていたのだが、訳もなく蹴りを入れてくるのだ。
「やめて」と言っても、止める気配がない。
それどころか、面白がってエスカレートしてくる。

なんで蹴りを入れられなければならないのか、訊いてみた。
「鬼だから」
なんで鬼だと蹴りを入れられなければならないのか?
やっぱり「鬼だから」

鬼になったら、なんで蹴られなけりゃならないのか?
「鬼だから」


…意味が分からない。

「じゃ、やめる。蹴られたくないから」

「ズルい!」と言い出す子どもら…


いや、ズルくないから!
なんで言われもなく蹴られなきゃならんの?!
そんなルールないし、初めから決めてもいない。


鬼ごっこだけじゃなかった。


いきなり粘土の塊を投げてくる。

「やめて」
「イヤや~」

「やめて」と言えば言うほど、面白がって投げてくる。

「やめてってゆーてるやろ?分からんのか?
 ここの子は、何を言っても分からんのやな!」とニコリともせずに言ってみた。

それでもまだやってくる。

「やめてってゆーてるのが、分からんのか?」と無表情で声の抑揚もなく言ってみた。

こちらが本気で怒っているのが分かったのか、「ごめん」と漸くやめた。



子ども相手に大人げない…と言われれば、そうかもしれない。
けど、これがいじめにつながる一因になると、そう感じた。。。


私は大人だから「拒否」を表現することができる。

けど、子ども同士だと言えない子が殆ど。
我慢するか、言われるまま迎合してみんなと同じ行動をとる。


中には一人「私はやりたくないけど、言うこときかな怒られるから…おばちゃんごめんな」と言ってくる子もいる。
この言葉が悲しい…



これが、小学校低学年の子ども社会の一場面。。。

「イヤだ」とやられることに拒否すること、やることに拒否すること、どちらの拒否もものすごいエネルギーと相当の覚悟が要るようだ。

それに耐えられない子どもら。
そして「イヤ」を受け入れない子どもら。

子どもの中にボスがいるわけでもない。
ただ何となく、そうしたいから…面白いから…誰かが嫌がることをやっているだけ。。。

…そんな感じ。。。


やられることに「イヤ」が言えないと、その反応が面白がられて、「いじめ」と言われることの対象になってしまいかねないんだろう…



思うこといっぱいあるけど、私が垣間見た子ども社会の現実。。。



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