コッチだよ~🎶
と楽しそうな声が窓の外から聞こえて来た
今日は天気も良いし子供達の体調もいいのか
ジンとチビ達が外で遊んでいる様だ
すっかり足取りもシッカリしてきたツインズ♪
ジンの後を追いかけて何処にでも着いて行く
その後に付き添う内官の注意する声と
転んで泣くチビ達の声
幸せな家族の典型だなと一人悦に入りながら
溜まった公務を気分良くこなしていると
突然予期せぬ声が聞こえて来た
強張った声でジンの名前を呼びながら
探し回る内官達
ほんの今まで楽しげな声を響かせていたのに
どうした事かと思っていると
教育官がジンとかくれんぼをしていたところ
見つけられなくて捜しているのだと言う
ジンが隠れそうな所は捜したものの
何処にも姿が見えず途方にくれていると・・
広い宮の庭には沢山危険な場所がある
小川や池、うっそうと茂る裏山の林まで
公務どころでは無い
思い当たる場所を探してふと思い出した事があった
僕が姉上と喧嘩した時によく隠れたあの場所
きっとあそこに違いないと駆けつけると
小さな扉の向こうから
子犬の鳴く声と小さな子供の話し声が聞こえた
やっぱり親子だな♪(笑)
僕が子供の頃に住んでいた宮殿の端にある
別宮の掃除道具入れの中からジンの声が聞こえた
ジン?と声を掛けると
パパ~☆と
扉を開けると膝に抱えた子犬に
顔を舐められながら小さくなって座っていた
子犬のママがいないの。。。と
心配そうに答える息子を見ると
すぐには言葉が出なかった
どんなに心配したのか判るか?と
声を荒げそうになるのをぐっと押さえ
ほんとにお前は優しい子だね
その子犬もお前が居てくれて安心したと思うよ
でもお前が子犬の心配をするよりももっと
パパとママは心配したんだよ!
本当に無事でよかった
でもこれからは黙って一人で行くんじゃないよ
必ず誰かと一緒にね♪
叱られると思っていたのに
突然抱き締められて戸惑うジン
抱き上げた体は汗でびっしょり
小さな手を僕の首に回して、
うん♪と嬉しそうに答えながら
可愛いでしょ☆と子犬を見せる
さぁ、皆が待っているから帰ろうと
歩き出そうとすると
子犬のママを待つと言うジン
ママが子犬を捜しに来るかも知れ無いからと
夕暮れも迫る中いつまでも待つ訳にいかず
思案に暮れていると
ジンを捜しに来た姉上が
翊衛士に預けて飼う事を許してくれた
母犬も翊衛士が捜すという約束で
泣く泣く納得したジン
翊衛士に子犬を預けて
バイバイと小さく手を振り、
とぼとぼと歩きだした
その姿があまりに愛しくて
チビ達には内緒だよ、
パパが肩車してあげよう☆
肩車の言葉にパッと笑顔になって
どんな名前にしようかな?
可愛い名前がいいよね♪と
家に着くまで楽しい親子の会話が続いた
と楽しそうな声が窓の外から聞こえて来た
今日は天気も良いし子供達の体調もいいのか
ジンとチビ達が外で遊んでいる様だ
すっかり足取りもシッカリしてきたツインズ♪
ジンの後を追いかけて何処にでも着いて行く
その後に付き添う内官の注意する声と
転んで泣くチビ達の声
幸せな家族の典型だなと一人悦に入りながら
溜まった公務を気分良くこなしていると
突然予期せぬ声が聞こえて来た
強張った声でジンの名前を呼びながら
探し回る内官達
ほんの今まで楽しげな声を響かせていたのに
どうした事かと思っていると
教育官がジンとかくれんぼをしていたところ
見つけられなくて捜しているのだと言う
ジンが隠れそうな所は捜したものの
何処にも姿が見えず途方にくれていると・・
広い宮の庭には沢山危険な場所がある
小川や池、うっそうと茂る裏山の林まで
公務どころでは無い
思い当たる場所を探してふと思い出した事があった
僕が姉上と喧嘩した時によく隠れたあの場所
きっとあそこに違いないと駆けつけると
小さな扉の向こうから
子犬の鳴く声と小さな子供の話し声が聞こえた
やっぱり親子だな♪(笑)
僕が子供の頃に住んでいた宮殿の端にある
別宮の掃除道具入れの中からジンの声が聞こえた
ジン?と声を掛けると
パパ~☆と
扉を開けると膝に抱えた子犬に
顔を舐められながら小さくなって座っていた
子犬のママがいないの。。。と
心配そうに答える息子を見ると
すぐには言葉が出なかった
どんなに心配したのか判るか?と
声を荒げそうになるのをぐっと押さえ
ほんとにお前は優しい子だね
その子犬もお前が居てくれて安心したと思うよ
でもお前が子犬の心配をするよりももっと
パパとママは心配したんだよ!
本当に無事でよかった
でもこれからは黙って一人で行くんじゃないよ
必ず誰かと一緒にね♪
叱られると思っていたのに
突然抱き締められて戸惑うジン
抱き上げた体は汗でびっしょり
小さな手を僕の首に回して、
うん♪と嬉しそうに答えながら
可愛いでしょ☆と子犬を見せる
さぁ、皆が待っているから帰ろうと
歩き出そうとすると
子犬のママを待つと言うジン
ママが子犬を捜しに来るかも知れ無いからと
夕暮れも迫る中いつまでも待つ訳にいかず
思案に暮れていると
ジンを捜しに来た姉上が
翊衛士に預けて飼う事を許してくれた
母犬も翊衛士が捜すという約束で
泣く泣く納得したジン
翊衛士に子犬を預けて
バイバイと小さく手を振り、
とぼとぼと歩きだした
その姿があまりに愛しくて
チビ達には内緒だよ、
パパが肩車してあげよう☆
肩車の言葉にパッと笑顔になって
どんな名前にしようかな?
可愛い名前がいいよね♪と
家に着くまで楽しい親子の会話が続いた
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