今日は出産後初めての夫婦一緒の公務
結婚した皇族は必ず一緒に行動するのが原則だが
出産を含めて様々な事があった僕らは一緒に出かける事が少なかった
でも今日からチェギョンが本格的に公務復帰する事になったんだ♪
今日はクリスマス☆
ソウルからそう遠く無い所の福祉施設のクリスマスイベントに参加する事になった
恵まれない子ども達に楽しい時間を過ごして貰おうと言うイベントで、
近くの教会付属幼稚園の園児が聖劇を披露する
そしてその後に皇室からのプレゼントを贈る事になっているんだ
このイベントはチャリティーの意味もあるので施設の近所に住む親子連れや、
ご老人達も大勢集まっている
親王が生まれて初めての二人での公務の為か大勢のマスコミやメディアに囲まれて
久しぶりに緊張するイベントだった、
園児の聖劇は一言一言をしっかり言おうと硬くなっている子供や、
馬の役だから座っているだけだ！とふくれっ面した子どもや
東方の３博士に選ばれて誇らしげにセリフを言う子供など
生まれて５年足らずの子供達なのに
其々の個性が舞台上に表れていて凄く興味深かった
そんな中、横に座っていたチェギョンが
急に僕の腕を突いて、
「どうしよう？」って顔を向けてきた
どうしたの？
おっぱいが漏れてドレスに浸みてきた見たいなの、泣
と言うのでチェギョンの胸元を見ると
じわっと滲んだ跡がどんどん広がっている
タオルを入れてあるんだろ？
入れてあるんだけれど、
さっきから後ろの方の赤ちゃんの泣き声が気になって
泣き声を意識したら段々胸が張ってきて
おっぱいが出てきたのよ
そう言えばさっきから赤ちゃんの泣き声が聞こえていたけれど
それに反応してしまったのか？
不思議だ！
自分の子供でなくても泣き声に反応するなんて！驚
出かける前に冷凍用に絞ってきたのに？
と呑気に考える僕に
切羽詰まったチェギョンが追い打ちを掛けてくる
ねえ、シン君、どうしよう？
と言いかけた時、
そっと近づいたチェ尚宮が
「妃宮媽媽お寒いでしょうから」と
肩かけを掛けて胸元を隠してくれた
そして劇が終わってパーティ会場に移るまでの休憩時間に
着替えの用意をしてくれたんだ。 ホッ
さすがはスーパー尚宮、
着替えの用意まで何故必要なのかと思っていたけれど、
こういう事も予想して準備していたのか
ほんとにこの人にはお世話になりっぱなしだm(__)m
張った胸をそのままにしておけなくて急遽搾乳する事になった
控室は一つしかないので、仕方なく僕も同席したのだけれど
みるみる瓶に溜まっていく母乳は明らかに初乳とは違っていた
アッという間に一本分が溜まりなんとか張りも収まったようだ
母乳の不思議を実感☆
改めて母親の偉大さを感じた！
帰りの車の中で物静かなチェギョンが気になって
久しぶりの公務で疲れたの？と聞くと
それもあるけど、
初めは子供達が不憫に思えて力になってあげたいと思っていたのに
聖劇を見ている時からジンもあと５年位すれば
こんな事も出来る様になるのかなと、、
始めは皇太弟妃の気持ちで接する事が出来たのに
後の方では只のジンの母親の気持ちになっていたの
こういう場では公式の顔でいなくてはならないし
赤ちゃんの泣き声に反応してしまった自分が
皇太弟妃の役割を果たせてない事を情けなく思えてきたのよ。。。涙
そんな事を気にしていたのか？
どうしてジンの事を考えてはいけないんだい？
お前は皇太弟妃でもあるけどジンの母親だろ？
施設の子供達の事をないがしろにした訳じゃないし
ジンの事を思い出したのは当たり前の事だよ母親なんだから
自分を責めなくていいよ
子供達にお前の温かい気持ちは十分に伝わっていたと思うよ
そうかな？
なんか中途半端な気持ちのままだった様な気がして・・
でも、あの子供達にもジンと同じ様に幸せになって欲しいわ
今は辛い思いをしているかもしれないけれど
悪い事ばかり続かないわよね、私達の様に☆
そうだよ、今は幸せだろ♡
うん、凄く幸せだわ♡
♡クリスマス・キス♡が降ってきた☆
翊衛士も今日だけは見ない振り♪
すっかりうっとりした気持ちでいた私を
現実が襲って来た！
シン君 大変！
また、おっぱいが漏れてきた、泣き。。
翊衛士がいなければ僕がなんとか出来るんだけど（笑）
もう少しの辛抱だ！
ジンにスタンバイを要請しよう☆ 笑