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オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その110 コロマンデル旅行 21-02-14

2014-08-04 15:50:37 | 第101-110回
..110..                      21-02-14

コロマンデル旅行


1月7日に、夫の初七日を終えました。

私たち一家は、夫であり父であった主人の死をいたむ暇さえなく、友人やビルマ
協会の人たち、海外からの電話の対応におわれてました。
メール、電話で彼の死はあっという間に世界中に広まり、彼のそれまでのネット
ワーク、ビルマ人社会で成し遂げてきたことの大きさを知りました。
Will(遺言)にたった一行、ビルマ仏教で葬儀をしてほしい、書いてあったことが、
日本の四十九日にあたる一ヶ月目のまで4回も法要があるとは知りませんでした。
そのたび数人のビルマのお坊さんを招きお経をあげてもらい、100人近くの訪問
客にランチをふるまいました。
ビルマ協会の皆さんに助けて頂いたのですが、私たち一家はいささか疲れてまし
た。
夫を通じて触れることはあったものの、なじみの薄いビルマのしきたり、夫の知
人(大半は私は会ったこともない)へのあいさつ。
もっとも話したくない事なのに、どのように夫が亡くなったかの説明を、何十回
も機械的に繰り返すことなど。



初七日の法要をお寺で終えると、娘一家はネイピアにホリデーにでかけました。
息子達夫婦も3日後にブリスベンに戻って行きました。
お葬式以来多くの人が出入りしていたけれど、息子達も帰って、夫もいなくて、
一人この家に取り残されるのも、どうかなと感じ始めてました。
それと何よりも自分自身の時間がほしくて、旅にでかけることにしました。


本来なら夫と正月明けにでかける予定であった、コロマンデルへ一人で行ってき
ました。
4日間ちょっとおしゃれなB&Bに泊り、きままにでかけり、友人と会ったりしま
した。
日帰りでどっか行って、夕方からB&Bのスパに入り、早めに夕食を食べに行き、
夜はゆったりしました。


私が滞在したのは、Whitiangaという小さな町。
普段人口3000人のところが、夏の間3万5000人ほどにふくれあがるということ
です。B&Bのまわりは、ほとんどが別荘のようでした。
http://www.whitianga.co.nz/


私はいかアレルギーで、いかは食べないのですがSquidというレストランに何回
か行きました。
ローカルの生牡蠣、マッスル、お魚がおいしかったです。
http://www.squids.co.nz/

Squidでたまたまたのんだ地ビールがおいしくて、お土産に1ダース買って帰っ
たほどです。
コロマンデルの地ビール
http://coromandelbrewingcompany.co.nz/11-general-site/9-home-page.html

二日目には、ガラス底のボートのツアーに行きました。
海底にタイが回遊する様子や、うにがごろごろいるところが見れて楽しかったで
す。映画ナルニア物語の舞台になったCathedral Cove や、キャプテンクックが
上陸したCooks Bayなどを回りました。これらのところは、陸路で行こうとする
と、メインの道からかなりかかります。
http://www.glassbottomboatwhitianga.co.nz/index_glassbottomboat.html


3日目は、1時間ほどドライブしてCoromandel Townにでかけました。

暇つぶしに私設の鉄道に乗ったのですが、けっこう人気らしく満員でした。
http://www.drivingcreekrailway.co.nz/
出発駅に陶器のお店があり、私と夫用にお魚模様のコーヒーマグを買いました。
これまで愛用していたのは、夫が事故にあった日の朝、庭でコーヒーを飲んでい
て、しばらく置きっぱなしになってました。
そのサンタのついたマグは、あの時以来、見るのもつらくて捨ててしまいました。
人は、思い出の品を大事にとか言うけど、私は夫の思い出のついたものはそばに置くのが
いやで、けっこうたくさんのものを捨てました。
今は毎朝、コロマンデルのポッターの作ったお魚のマグで、夫にコーヒーを供え
てます。


最後の日は、Mercury Bayのワイナリーによりました。
レストランで注文した、ここのシャルドネがおいしかったのです。
http://www.mercurybayestate.co.nz/
ここのテイスティングは、2から5種類のワインをグラスで注文するという形で、
たっぷり飲めてしまいます。
ここから3時間くねくねの山道を越えてオークランドまで、自分ひとりで運転することを考え
ると5週類は、到底無理です。
そこで、赤ワインを2種類頼んで、テラスに座り、遠くにCooks Bayを眺めます。
朝11時にいただくワインは最高でした。

3時すき我が家に着くと、コロマンデルのOyster 工場で注文しておいた生牡蠣3ダースとマ
ッスル1キロがすでに届いてました。

http://www.lonelyplanet.com/new-zealand/coromandel-region/coromandel-town/restaurants/seafood/coromandel-oyster-company

急遽、娘一家をよんで、振舞いました。
マッスルでパエレアも作りました。


2月から私の普通の暮らしにもどりつつあります。
クリスマス以来、今年初めて会う友人達は、たくさんハグしてくれました。
何も聞かないけど、暖かいハグ、ああ私は一人ではなかったと、涙がでそうになります。
仕事があり、ジム、歌やお花の仲間がいること、今はすべてが私のささえになってます。


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