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オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その139 創流90年記念 草月展 11−11−16

2016-12-07 12:20:23 | 第131-140回
その139                    11−11−16

  創流90年記念 草月展


10月22日から11月8日まで日本に行ってきました。

10月28、29日に東京、日本橋、高島屋で開催された草月いけばな展の
第2期に出展するためです。

去年に続き2回目の出展です。

今回は、材料の一部をニュージーランドから持ち込みました。
花器と枯れたねずみもちの木の枝を持って行きました。
ニュージーランド、オーストラリアへは、植物、果物の持ち込みが非常に
厳しい、事実上できない、ので日本に持ち込むのも非常に不安でした。

作品には、ねずみもちの枝で組んだ三角形のユニットを数個使うことになって
いました。
大小、粗密の異なるユニットを、スーツケースに入る大きさに合わせて作って
おきました。
害虫を日本に持ち込まないために、大きなビニール袋に枝のユニットを入れて
防虫剤を撒いて2、3日密閉しておきました。

この枝が持ち込めなかったら、作品の内容を変更せねばならず一大事です。
オークランド空港では、持ち出すものは気にしないのか、あっさり荷物を
預けることができました。


10月22日午後4時半、予定通り成田空港到着。
日本の税関の申告書は、生の果物、野菜、植物は持ち込んでいけないと書いて
あるけど、枯れたものに対しては表記がありません。
とても心配しましたが、あっさり税関を通過できました。
日本の友人から大丈夫よ、とは言われていたのですが、こんなに簡単だとは
思いませんでした。
ニュージーランドの空港で同じことをしたら、NZ$400の罰金を科せられます。


展覧会の花材は、あとはケイトウとアイビーでした。
銀座の花屋でケイトウを注文したら、なんと一本1500円でした。
それは見事な赤ちゃんの頭くらいある大きなケイトウでした。

一般にいけばなの展覧会では、出展の席料くらい花代がかかると言われてい
ます。
例えば10万円の席だったら、それくらいかかっているということです。
しかし、花はたとえ10万円かかっても、展示するのは2日間、1週間もすれば
枯れてただのゴミです。
なんとも贅沢な趣味ですよね。

私の場合、それに飛行機代、ホテル代もかかってきます。
それでも出展しようと思うのは、ニュージーランドという狭いところにいると、
自分の成長が感じられない、井の中の蛙になってしまうような気がするから
です。


展覧会中は、親戚、ニュージーランドに以前住んでいて、今は東京近辺在住の
友人達に見に来てもらいました。
草月展は、特に午前中は、それはそれは多くの人が見に来ていて、満員電車の
中のようです。
見たい作品に近ずくこともできません。


展覧会が終わり、新潟、日光、伊豆を旅行しました。
外国人が日本を旅行する際に使える、JR East Pass19,000円を購入し
ました。
新幹線、特急は座席指定も取れるので快適でお得な旅でした。
JRの窓口は、行き先、時間を告げると、乗り継ぎまでプリントしてくれ、
景色のよく見える指定席を取ってくれます。
日本のサービスはすばらしいです。


日光は、日光東照宮が世界遺産になったそうで、外国人観光客も非常に多か
ったです。
ホテルの露天風呂に入っていたら、なじみのある英語が聞こえてきました。
聞いてみると、オーストラリア、アデレーからのご婦人たちでした。

ディナーはバッフェ形式で、日本語でそれぞれの料理の名前が書いてありま
した。
料理を取りに行ったら、お風呂で一緒だった婦人の夫らしい方達から、英語
で料理を説明してと2回も聞かれてしまいました。
とってもすばらしいお料理ですが、何食べているか知りたいですよね。
帰り際に、フロアマネージャーに英語表記もすれば、と言っておきました。


日光のホテルで、スタッフから何回か英語で話しかけられました。
日本人に見えなかったみたいです。
これはちょっとショックでした。


毎日おいしいものをいっぱい食べて、11月9日にオークランドに帰って
きました。
ペットの猫もおりこうさんでお留守番したようです。
まだ時差ぼけが治らないのに、朝5時から猫がベッドの上で跳ね回って
起こされます。
今はニュージーランドは夏時間、日本との時差は4時間でつらいとこです。

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