みどりを求めて!

野や山、森が発する自然のエネルギーを全身に受け
二度と来ない今日が、素晴らしい一日であるように!

故郷は遠きにありて思うもの

2014-01-15 22:16:34 | その他

新しい年に替わり,日時もどんどんすぎて行きます。

年賀状をもらって故郷を思い出しました。

年末から年始にかけて故郷へ帰る交通情報など伝えていたが

自分が帰る事より、今では子供や孫が帰ってくるのを待つ歳になった。

こんど帰るときは親戚兄弟の葬式の時くらいだろうか

十年くらい前に行った時の写真を取り出してみる。

娯楽もない頃、お祭りがとっても楽しかった。 店も沢山出て大変な賑わいだった

餅ひろいなども楽しかったなー

手前の空き地に小学校が建っていた。 貧農生まれ五人兄弟の一番下、 あれから

 何十年、  その頃から記憶力が悪かったのか当時の記憶はあまりない。

   いがぐり頭で服の袖が鼻を拭いた汚れでピカピカしていた, これは貧しい生活で当時は食糧状態が悪く鼻たれ坊主が多かった。

         (以前、中国の地方のほうへ 旅行した時そんな子供たちを見かけた。 あの子たちの地方も家も貧しかったのだろう) 

   今のように鞄というようなものは無く風呂敷に薄い本をつつんで背中に掛けていた。   たきぎでも背負って本でも読んでいたら、もう少しは

   賢い人になれただろうに。

小学校から東に見える山 岡ノ峰 子供の頃は大きく高くみえた 

 

家の前から眺められた山 西の峰 前を通る道路、こんなにきれいになって

  故郷の山に向ひて言うことなし

   ふるさとの山はありがたきかな

                石川啄木

妙見山

 二日前に山の絵見しが 今朝になりて

   にはかに恋し故郷の山

             啄木

泳いだり魚を捕ったりの川の一部分 昔は大きく深く、日が暮れるまで遊んだ川なのに

いまでは、道路の拡張、護岸工事のため、思い出の風景の川は変わってしまった。

  ふるさとに入りて先ず心傷むかな

     道広くなり,橋もあたらし

              啄木

七里ヶ浜  今は遊泳禁止だろう 子供のころは泳いだり、網を引くのを手伝い、

アルミ弁当箱いっぱいのシラスをもらったことなど思い出す。

故郷を後に大阪に戻る車窓からみえる夕日、  (汽車に何時間も乗るのですがカッタシャツの襟など黒くなる,今で云うSL)

こんど帰るのはいつの日やら  そんな事を思いながらこの喧騒とした都会、大阪へ働きに出てきた。

 

幸い今まで苦労、苦しかったと云うこともなく平凡な人生をおくり 出世もしなければ、金も出来ない。

いま、平成二六年、 ふりかってみれば我が人生はいい人生だったといえるだろう、。

家庭は明るいほうだし、癒しの猫二匹、 可愛い孫も大勢いて外食の誘いの電話が時々かかる  嬉しいような ドキッ!とするような

これからの人生、益々楽しく過ごそう  大きな落とし穴に遭遇することも無い様に慎重に,ボチボチ行こう。

                                      仏さま、神神さまのご加護を!