- 昨日は、七里ヶ浜へ行ってきました。
大型GWなので、当たり前ですが、江ノ電は、激混みでしたが、ホームへの入場制限をしていたので、不快な思いはなかったですけどね。
何故、七里ヶ浜へ?と、お思いですよね。
はい、久しぶりに、水着を着て泳ぎたかったから😆なんて事はなくて(笑)
来生フアンなら、もうお察しですよね。
はい、【鎌倉プリンスホテル】からの
七里ヶ浜を、眺めたかったからです。
来生さんが、1998年から(だったかな…)
ディナーショーを開催していらした、バンケットホールを見たり、遠くには江ノ島、反対側には、鎌倉を眺めながら、ひととき のんびりしてきました。
こちらの、バンケットホールは浜辺に並行し、横長の会場で、夕日が沈む時に、すごくいい雰囲気になるんです。そこに来生さんの、あの御姿と、あの御声 もうたまらなくロマンチックでした💕
来生たかおオリジナルカクテルは、〜はぐれそうな天使〜恋したら・・・〜
〜甘い食卓〜二人のために〜
〜浅い夢〜一瞬のときめき〜 ネーミングに酔いしれた。
海はいいてわすね〜ただ砂浜がとても狭いですね。以前からこんなだったかな…
私は日本海を見て育ったので、太平洋側と随分違うかな、と思ってしまいます。
それでも、波の音を聞いていると、気持ちが落ちつきます。
今年は、もう一度くらい、次回は【北鎌倉】と江ノ島あたりへ行きたい。
こちらを背にし、山崎さんとツーショットを撮っていただきました☺️
バンケットホールから、右手に「江ノ島」
左手は「鎌倉」
鎌倉プリンスホテルディナーメニュー1999.7.31 〜2度目の夏〜
鉛色の海とそらにため息をついたのは、ちょうど1年前のことだった。今年の七里ヶ浜は、昨年の罪滅ぼしをするような、あきれるほどの晴天である。海を臨む会場でディがサーブされ、最後のコーヒーが出される頃には、西の空がうっすらと夕やけに染まっていた。
午後七時を少しまわって、夕暮れから夜へ移る時刻。会場の明かりが落とされ、ステージ後方にカーテンが降りる。海を眺めていた客席の視線が、ステージに集まり、2度目の夏が始まった。
ブルーのシャツに、白地に薄いグレーのストライプの入ったスーツ。「夏は嫌いだ」という来生だが、皮肉なことに、彼はこういう夏の装いがよく似合う。ゆっくりとピアノに座って小さく咳払いを2回。
オープニングの曲は『やるせなさの輪郭』と『君の選択』だった。「2曲ともら弾き語りで歌うのは初めての曲なので、大変恐かったんですが」と照れ笑いの来生。
短い挨拶の間にキーボードの松田とギターの立川がバックに加わる。ゆったりとしたアコースティックギターのカッティングから、曲は『穏やかな構図』。
そして、久しぶりの演奏となる『GoodBye Dream』へ。
『シルエット・ロマンス』までを一気に演奏したところで、会場はすっかり来生ワールドに染まっていた。「今年も後半になりました。ここのところ、あまり表立った活動をしていないのですが、それもすべて、来年の秋のデビュー25周年に向けて、ということで。来年はツアーも予定しています25周年記念のアルバムになりますから。色々と考えているんです。理想は2枚組ですね。一枚は新作を、もう一枚は過去の集大成のような。僕はかねてから、"今世紀中は歌い続けます"と言ってきたんですが、来年がもう、今世紀最後の年になってしまうんですよね。まあ、まだやっていけそうなので(笑)、今度は21世紀にむけてがんばろうと。25周年ということで、来年はちょっと忙しくなると思うんですが、僕はもともと怠け者なので(笑)、忙しいのって大嫌いなんですよ。来年はしょうがないですけど。21世紀は、ちょっとゆっくり、地味にやっていきたいと思っています」
とても嬉しい21世紀に向けて、の前向きなトークの後は、バンドにベースの多田、ドラムスの松本を加え、曲は「片隅にひとり」。
久しぶりに、アコースティックギターを弾きながら歌う。ピアノを弾いているときよりも、渋さが際立つ気がした。次の「ゆっくり夏が」までをギターで。
そして、ギターを置き、ハンドマイクで「エンドレス」。軽やかな曲に、来生の表情もやわらかくなる。リズムをとりながら、微笑みを浮かべる来生。先程のトークの内容と歌詞が重なる。"通過してもエンドレス"…21世紀に向かう、来生の思いが、この曲に現れているような。
続いての曲は「疑問符」べ。ジャージーなアレンジで、グッと大人の雰囲気になる。ささやくように抑えた声と、張った声とのバランスが見事。少しかすれ気味のささやき声が、いつもにまして色っぽいのだ。
来生がピアノに戻り、スタートルのメンバーを紹介する。ここから最後まで、怒涛の演奏が続く。先ずは「待ち人来たらず」。弾むような来生のピアノに、客席からは、手拍子が起こる。ちょっとリスミカルに映る、男のやせ我慢は、次の「ほんのノスタルジー」でダンディズムにニュアンスを変えていく。そして、「夢の途中」で、バンドも客席も盛り上がりは最高潮を迎えた。エンディングから、一呼吸おいて。来生が鍵盤に指を落とすと同時にベースの音が響く。そう、お馴染みのイントロは「Goodbye Day」。ステージが終わりに近づいている。誰もがこの曲で終わると思った矢先、次の曲のイントロが始まった。今回は、本編最後に選ばれたのは『灼けた夏』。サビの部分で、松田のコーラスが伸びやかにからみ、夏を、海を、強烈に感じさせる。
会場に入る前に見た、夏の日差しを集めた海岸線が、カーテンを隔てた向う側に見える気がした。
スタートルがステージを去り、一度ピアノから立って挨拶をした来生がアンコールを演奏するために、もう一度ピアノに座る。しっとりと、ピアノで聴かせてくれたのは『静けさのメニュー』。直前の熱気がすっと引いていく。それはちょうど波のように。
陽光に照らされた2度目の夏が、静かに幕をおろした。波が去った後の、なめらかな砂浜に、25周年へ、そして21世紀への想いを刻みながら。
=====いかがでしたか?ディナーショーのいちにちを、感じとっていただけだでしょうか?