過日になる今月6日と昨日、
ベッティナ ランスの写真展に行って来ました
ベッティナ ランスは1952年パリ生まれで
フランスの大統領の専属カメラマンを務めた事もある
フランスを代表する女性写真家です。
彼女が初めて本格的なカメラを手にした時、
『 女性のヌードが撮りたい 』
と、初めての被写体はストリッパー。
それ以来女性をテーマにした
作品を発表し続けているべッティナ ランス。
ここでは2005年から撮影された
23枚のポートレイト写真を見る事が出来ます。
『 Heroines 』 と名付けられたこのシリーズは
世界的に有名なモデル達(ミラ・ジョボビッチ、
ティルダ・スウィントン等)が被写体となっています。
シャネルのオートクチュールのヴィンテージドレスを
時には生地を破ったり、塗料を付けてみたり、
ガムテープを貼ったりと、ちょっとリメイクしたものを
身にまとう彼女達。
グレーのモノトーンの背景に
同じくグレーの石の台座だけを小道具に使った撮影で
ベッティナは彼女達に
“石を使って何かを想像するよう”
そうリクエストしたそう。
入口はシャネル店内奥のエレベーター。
展示作品は1.2m四方、またはそれより大きい
大判サイズにプリントし展示されています。
まずは彼女達の強烈な視線に
『 私自身 』 が晒されているような感じ。
ひとりひとりが美しいのはもちろん、
等身大よりも大きくプリントされてるので、
顔や身体のそばかす、シミ、皺等々が
否応なく映し出されている。
全てをさらけだす事、
モデル自身が何かを想像する事により
内面の美しや、カリスマ、オーラ、
そして気品がそこかしこから溢れているようです。
私が持ち合わせていないものばかり・・・(-_-;)
ちなみに昨日一緒に見に行った
夫、たーきち氏は
「俺って写真展とか絵画展行っても
感動も何も、とんと感じないのよね・・・」
そう、だから大抵一緒に行かないのだけど。
無料ですので是非見て頂きたいのですが
今月24日まで。
ただ、同じくベッティナ ランスの
『 Made in paradise 』
という写真展も、恵比寿の東京都写真美術館で
同時に開催されてます。
こちらは有料にはなりますが5月15日まで。
私も近々行く予定でーす