ここ旭川は今期、積雪量が少なく殆んどの道路は雪が無くなり舗装が顔を出しています。 普通にバイクで走れます。 先日実家の車庫に保管してあったTLを持ち帰るために事前にバッテリーを取り外し充電。 昨年GSユアサのバッテリー新調してから初めての充電です。 バッテリーの液量にバラつきが有りました。 真ん中のセルが著しく減っていました。バッテリーの補充液を注入し低電流で7時間ほど充電。 充電直後の端子電圧7V程度。良しとします。
後日充電完了したバッテリーを持って実家へ行き取り付け・・・キャブレターのコックをONにして少し待って、チョークをONして、スロットル5~6回まわして・・・キック!!!キック!!!キック!!! ブルン!!! 掛かりました。冷気時、暖気後も調子は絶好調。 冬じまいもキッチリと出来ているから。 自宅までのライディングを楽しんで駐車場にバイクを停めてから暫く、ジロジロバイクを眺めていたらば・・・あらら?
ダストブーツが千切れちゃったよ!!! かっこ悪いな~ 雨水も直接入ってしまうし錆び錆びになっちゃう・・・今回の出来事を機に、フロントフォークのO/Hを行うことにしました。 数年前からやりたいやりたい・・・と、やらずじまいだった作業だったからよっしゃ~みたいな・・・
専用の自作バイクスタンドの上にバイクを乗せて、台とバイクをナイロンバンドで結束し不意にバイクが倒れてこないようにしてからいざ分解。
ダストシールを取り外して見えてきたスペースは ↑ こんな感じで薄っすらと錆が浮いている状況だったが、オイルシール脱落防止のスナップリング?は錆びておらず、すんなり外れました。フォーク内のオイルは漏れている様子は元々無かったのですが、相当汚れていましたわ~ドロ~り真っ黒でした。
ついでにエンジンオイル交換も済ませて・・・
ちなみにドレンコックは昨年Oリングと共に新品と交換済み。
今回はオイルシールと、ダストシール、Oリング、胴ワッシャーの交換を行いました。30年以上前のバイクですが何とかまだ純正部品が手に入ります。
フォークを分解しパーツ一つ一つを丁寧に洗浄し磨き上げて、組みつけに備えます。部品が入荷するまでの間は、ひたすら目の細かいペーパーと研磨用のスポンジ使ってアウターの外装・・・磨きまくりました。今なら多分新品より輝いてます。
シリコングリースを満遍なく塗布したら、オイルシールを均等に打ち込んで、どんどん組みつけていきます。最後フォークオイルを注入し油面高さの調べます。 TL125 H は、145mmか゛基本らしいので、ねらい目143mmに設定し組み付けました。
組み付け完了!!! いや~スッキリしました~ダストシールが新品になっただけでも相当綺麗なバイクに見えますが、アウター&インナーが綺麗にくすみ無く輝いてますから何とも言えない満足感があります。試運転してみましたが、軽いブレーキングではノーズダイブは殆んど感じませんし、フルブレーキング時など極端に沈んだ後の戻りがカチッとしていて動きが正確です。ポワンポワンした感じがなくなりました。もしかしたらフォークオイルの湯量規定量の145mmで良かったのかな?とも感じています。フォークオイルは1リッター買ったので半分以上余らせてしまったから、来春はオイルのみ交換してやろうかと・・・封を開けてしまったので酸化?が気になりますが、汚れてしまったオイルよりは良いんじゃなかろうか?
フロントフォークのO/Hも無事完了し、次のメンテナンスへ・・・チェーンの洗浄とオイル給油、スプロケットの洗浄と下回りの油汚れの除去などであります。このバイクにはノンシールチェーンが装着されていますのでOリングの事を気にせずメンテナンスが行えます。1.5リッターのペットボトルにガソリン適当に入れてペットボトルの中にチェーンを投入・・・キャップを締めてシェーク!!! お手軽に綺麗になっちゃいます。
はい、チェーンも大変綺麗になってスプロケットも綺麗になって・・・スィングアーム周りも綺麗になりました。大変気持ちよいバイクになりました。本格的な走り出し前整備も、大詰め?あとはメーターバイザーのお色直しと、キャブレターのパッキンの全交換(在庫している)が完了したら、完璧です。
これで、前輪分のレストアの全容がよく判りました。
オークションに出したら、そこそこの値がつくかも知れませんね((笑´∀`))