TL125 再生活動

縁あって私の相棒となった、HONDA TL125。
不動車からの再生の記録である。

チェーンソーの不具合・・・

2014年01月25日 16時53分27秒 | 山仕事関連

現在、シイタケのホダ木採りのため、ミズナラの木をチェーンソーで伐倒し、玉切りしています。

粉雪を吸い込まないように、青いカバーを取り付けて吸気量をコントロールして、エンジンの熱がキャブレターの方へ流れるようにカバー内部のポートを開放して、寒冷地作業に適した状態にセットしてある。実際その仕様で作業してからはチェーンソーはすこぶる快調で良い仕事をしてくれていた。  そんな中・・・とある日の作業終了間際、燃料の補充をして、チェーンオイルの補充もしようとオイルのキャップを取り外してみたらば・・・減っていないじゃ有りませんか!!! あれれ??? 仕事を終えて会社に戻り、いつものように分解掃除を済ませて・・・オイルタンク内の状態を確認・・・若干、木屑がタンク内に混入していましたが、劇的な状態でもなく・・・折角なのでオイルを全て廃棄してから、タンク内をガソリンで2度ほど洗浄し、エアブローし新しいオイルを補充。エンジンを掛けてオイルが潤滑されるか確認するも・・・やはり出ない。  

一応故障した原因を推測してみた。 この症状が出た日は、外気温がマイナス20度を下回った寒い日だった。使っていたチェーンソーは、チェーンガイドプレートの下端部が破損し欠損している箇所が少しあり、隠れて見えないが、オイルポンプを作動させるためのギア部に、この隙間からゴミやらが入り込む余地があった。

 これらの事から主原因は、破損した状態でごまかし使っていたチェーンガイドプレート。二次的不具合が、欠損して穴が開いている隙間から、ゴミやら雪やらが入り込み、オイルポンプ駆動用のギア部分に付着。 休憩時間(10分程度)にギア部に付着した、雪にまみれたゴミやらが、一度はエンジンの熱で水滴化し、休憩時間中に氷の結晶に変化、休憩後、作業するためチェーンソーのエンジン始動・・・始動と同時に強制的に駆動される本体側のギアに回されるオイルポンプ駆動用のギアシャフトの樹脂製の歯車部が氷の堅さに負けて破損しスプライン部の山を抉り取ってしまいシャフトは空回り。したがってオイルが圧送されず・・・的な感じと推測した。

このオイルポンプシャフトの状態を確認するためにはクラッチプーリを取り外す必要が有るが一応専用の工具が必要なのだが、所有していないため自力で外す事は遠慮し、販売店に修理依頼することに。販売店で早速分解し原因を探すと・・・故障していた箇所は推測していた箇所で当たっていた。

上下の画像は拝借画像ですが、同機種440eの物であります。

次の写真は実際の不具合部位の写真です ↓

ものの見事に綺麗に丸く欠けてました・・・空回りするわな~

再発防止のため、チェーンガイドプレートも新品にして、オイルポンプシャフト(正式名称はポンプピストン)を交換してもらいました。チェーンガイドプレートを交換するのは今回で2回目・・・クラッチプーリ自体を外せれば、全て自分で直せる為、今回ついでに専用のクラッチプーリもオーダーしました。

これさえあれば以後何かと便利になります。440e専用品ではなく、550Xpシリーズにも使える互換性ツールらしく、ムフフである。

クラッチプーラが意外に高価で 2,790円もする・・・今回の出費はトータルで7,200円なり。悪い部品をそのままにして使っていた代償がこれなので・・・今回は勉強代だと思って・・・お支払・・・

 


久々の更新・・・

2014年01月19日 14時50分31秒 | 山仕事関連

年が開け、現場作業が始まった。2日間は除雪でしたが・・・年明け最初の現場は春先に販売予定のシイタケのホタ木採集を行っている。ミズナラの木を採集するのだが、ミズナラの木が密集しているわけではない場所で、ミズナラを探し切り倒し、90cmの長さで玉切りして大型のボブスレーに積み込み約800mほどスノーモービルで牽引し運搬。流れ的には午前中は伐倒し、午後から運搬・・・そんな流れだ。非効率的な作業現場で中々思うようには進まないがノルマ以上のペースでは来ています。先週チェーンソー屋からハスクバーナ560XPGという機種を借りて有ったので使ってみた。普段愛用している機械は440eという40ccクラスの物だが、完全なるプロ機ではない。その為50ccクラスの中型機のPro機の導入を考えていた際、一度使ってみてくださいと話もあり・・・じゃ~と言う事で借りてみた。今回借りたのは欲しいと考えているモデルの排気量拡大版で60ccクラスだった。50ccの物と比べても大きさは一回り大きく、随分と重い。現在のホダ木伐採にはでか過ぎだが・・・

写真上側は愛機のハスクバーナ440e  下側が今回借りてきたハスクバーナ560Xpg だ。大きさが全然違う、バーの長さも上が18インチ、下が20インチ・・・太い木を切るなら長い方が楽だが、太くない木を長いバーで切るのは大変だ。小回りが利かない、普段届かないところまでバーの先端が到達するので注意しないと足とか切ってしまう。

使ってみての感想は、大排気量なのでやんちゃなのか?と思いきや、そんな事も無く、エンジンの回転は大変スムーズで瞬発力もある。激寒時の日だったが、朝1番のエンジン始動性も良好だったし、完全暖気後、エンジン止めてからの再始動時の掛かり具合も至って普通。すばらしいのはエンジンパワーだ。堅めの太い部分を玉切ってみたが、エンジン回転の落ち込みやトルク変動も殆ど無く、パワーで切り進んでいく!!! 上から力で押し付けながら切ってもパワーダウンする事無く早く切れる。これは癖になる切れ味!!!  欲しい!!!

明日からも随分と寒いみたいですが新しく買った防寒手袋とホッカイロで、何とかしのがねば・・・