って、褒められた気がして二重に嬉しくなっていると
《この流れで屈折により、いろんな色の光に分かれることについても補足するなら、短くする割合(すなわち速度)を色によって変えれば自ずと分かるのではないでしょうか。》
〈ということは、さっき思い描いた図で短くする長さを色によって変えればいいわけだ、虹憶さん。〉
《はい、その通りです。》
であれば、欠片の明るいを挟んでいた印象、合体・解体、虹や青空・夕焼けなどから代表的な色として
〈赤と青で短くする割合が少ないのは、どっち?〉
《屈折率が小さい分、赤になります。》
頭の中で少しだけ曲げた赤の光をイメージしてから
〈ということは赤と青では青のが折れ曲がる角度が大きく、すなわち屈折率ってのが大きく、プリズム中の速度は遅いってわけだ。だから屈折と違って反射では色がさらに分かれるような角度の変化が起こらないんだね、虹憶さん!〉
《応用力も省略力もおありになるのですね。ちなみに脇に置いてた三角柱プリズムのもう一辺は反射絡みですよ》
ちょっと前から呼び方を縮めてることへの反応やお褒めと言うより嫌味だったのかもしれない感想も気にもならず、休まず思考を転がす感じで虹の本にあった水滴を通る光の図を思い浮かべる。虹が見える仕組みのページにあった図の記憶。ただし、思い浮かべる記憶の質は以前より良くなっているはず。というのも虹憶さんとの遣り取りで赤の曲がりが小さいって印象がとても強くなったから。
確か虹の本には水滴内で一回反射と二回反射の二つの虹の解説図があった。一回反射では背後の空から来た日の光が球状の雨粒の半分より上から入るときの屈折から水滴内の奥でスクリーンの如く反射して雨粒から二度目の屈折をして目に届く。だから、
〈赤の光を一番見上げることになって、虹の一番外側に現れるんだね。〉
理解度に応じて虹憶さんの説明の詳しさも変わるらしく、はい、と短い返事の後に
《虹の上に二つ目の虹が出てるのを見たことがありますか》
〈すっごく薄かったけど、二、三度は見たことあると思うよ〉
って、答えながら同じ角度で背後の空から来た日の光が水滴内で二回反射して目に届く場所を円を回す感じでシミュレーション。円の結構下の方から雨粒に入って屈折すれば一度目の反射は雨粒の下の方になり、光は上の方へ向かい二度目の反射をしてから雨粒の外に二度目の屈折をして目に届く。だから、
〈一回反射の虹より上に現れ、二回の反射で元に戻る感じになって折れる角度が一番少ない赤が一番内側になるのか!〉
引きずられる勢いで太陽の高度と虹の出現やサイズとの関連も分かってきて、ますます嬉しくなる。ついでに三角柱のプリズムの印象が強すぎて円というか球状のプリズムをイメージする気がなかったかもと過去について自己分析。
だから、同じ轍をリアルタイムで見ている虹色現象における氷の粒では踏みたくない!とりあえず、氷で見覚えのある雪の結晶が六角形だったなぁくらいで
〈六角柱の氷の粒って、あるの?多いの?そもそも三角柱の氷の粒ってあるの?〉
《氷のときの水の分子同士のつながり方から六角柱が基本で様々な形になります。結果、六角柱の割合は多くなりますが形状はバラエティーに富んでいますよ。だから、三角柱っぽい氷の粒もございます。》
ならば、先ずは六角柱の氷でできたプリズムについて考えてみよう。雪の結晶みたいに板っぽい六角柱にしようと思ったが結晶として大きく成長して空から降ってくるんだなぁなんて考えてしまったので取り敢えず、サイコロチックな板と柱の中間でブロック的な六角柱の氷の粒をセレクト。しかし、
〈球と違って六角柱って向きがあるから・・ ・・ ・ ・〉
つづく
説明を外のサイトに頼るドーピングに手を出し癖になってしまい・・・
wikiの虹にリンクさせていただく次第で・・・
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