「たにぬねの」のブログ

いつも、閲覧いただき、大感謝!!

texto_015

2006-09-01 22:15:48 | texto
文字情報を中心にした私的適当配信、texto_015です!

この8月に、たにぬねのプログを閲覧していただいた代表的な集計は以下の表です。
term 閲覧数 訪問IP
2006.08.01->31 1861 638

お立寄りいただき、ありがとうございます。提出している立場からすると
結構な数字をいただいている、励みになる数字です。
texto以外にもちょこちょこ書き込んでいるので、お時間を見つけては
遊びに来てください。

閲覧数、訪問IPの定義や他の期間データはカウントまで

今回は
☆今月のお薦め_03->06.2006[短縮版];
☆ストーリー”ビッグな恋”;_014で予告した映画『ビッグ』のレスペクト。
を提出します。

今月のお薦め_03->06.2006[短縮版]
今月のお薦め_02.2006のキャプテン・フューチャー全集9は
texto_009で紹介済みでした。おもしろい書籍なので、おおめにみてください。
8月下旬に、テレビに辻さんが出ていまして、楽しかったです、の感想はそのまま書き残します。

今月のお薦め_03.2006
「複雑ネットワーク」とは何か
 増田直紀・今野紀雄(講談社:ブルーバックスB-1511

 繋がりのモデル化、繋がりをモデル化することでその繋がりの本質の理解、応用展開しよう、という内容だと思ってます。
 知り合い・友人関係、インターネット、公共交通機関、病気の感染などなど、さまざまな繋がりがあります。
 一時期はニュースに取り上げられることが多かった”人づてに(すなわち郵便などを介さず)遠く(とは限らないが)の誰かに手紙をリレーして届ける。”ことをスモールワールドな社会(世間は意外とせまい)を表す結果として紹介されています。
 また、繋がり・ネットワークを理解しようとした今日までの歴史もさらっと紹介しています。
 分野に限らず、完全に独立した系というのは皆無でしょうから、どのようなお仕事、プライベートなどの人間関係でもネットワークに置き換えて考察してみると、以前には見えなかったものが見えてくるかもしれませんよ。
 何をするにも俯瞰できたらよいとは思ってます。で、視野を広げるだけでは十分な俯瞰とはいえないのはネットワーク、それぞれの繋がりが見えてないということかもしれません。

今月のお薦め_04.2006
世に棲む日日
(三) 司馬遼太郎 文藝春秋

吉田松陰について読みたくて、読み始めたが、
知らぬ間に高杉晋作にも惹かれていた。

どこが印象深いかときかれたら
三巻の終盤の英国と長州の絡みであろうか。
英仏蘭米戦争をした長州和議
このときの長州の代表が高杉晋作で堂々と渡り合った描写を読むのは
実に楽しい。

全巻を振り返ると
吉田松陰はやはりアメリカ船に乗らんとする場面、
萩の牢:野山獄に松蔭が囚人としている間に寺子屋化したこと
など寅次郎パワーには圧倒される、印象が強い。

今月のお薦め_05.2006
植物は気づいている クリーヴ・バクスター著 穂積由利子訳 日本教文社

平成十年の秋にNHKのオモシロ学問人生で早稲田大学の生命機械工学の教授(当時)、三輪敬之先生が研究している木々のささやきについて紹介されました。これが印象的だったので、バクスターの実験について、調度良い本がありましたので読みました。

本人が書いたその本には、
1966年にドラセナの木に電極を繋げたことから端を発し、
鶏卵(無精卵)、ヨーグルト、ヒトを含む動物細胞まで
ポリグラフや心電計、脳波計などを使って、挙動を観察し、

バイオコミュニケーションの可能性について語られています。
バイオコミュニケーションができる理由というか
試みたい、共通の言語として使いたい意思伝達の媒体が
自分のイメージと違う、、、

それでも、バイオコミュニケーションを探る方法論は似通ってきそうで
賞賛も批判もできない、本書については歯切れが悪いコメントになってしまいます。
いずれにしろ、植物の電極実験やバイオコミュニケーションなどに
興味のある方は読んでおいて損はない、ということでお薦めです。

今月のお薦め_06.2006
ゲーム理論
の愉しみ方-得するための生き残り戦術 河出書房新社
THE SURVIVAL GAME:How Game Theory Explains the Biology of Cooperation and Competition
デイウィッド・P・バラシュ著
桃井緑美子訳

A
裏切り 協調
誘惑(A), お人よし(B) 報酬(A), 報酬(B) 協調 B
懲罰(A), 懲罰(B) お人よし(A), 誘惑(B) 裏切り


2×2ゲーム
(利得;誘惑>報酬>懲罰>お人よし)囚人のジレンマ
(利得;誘惑>報酬>お人よし>懲罰)チキンゲーム
(利得;誘惑>お人よし>報酬>懲罰)先発者ゲーム
(利得;誘惑>お人よし>懲罰>報酬)男と女の戦い

大概の人の行動、仕事・組織の判定など上記のように
略式化するとあらゆる理由がよりはっきりとみえてくるのでは
ないでしょうか。

この本の最後を抜粋(p359)します。
利得を知ったうえで,これまでとは違う合理性に価値を見出し,自己だけでなく,全体の幸福に熱意を傾ける人々である。略
冷たい合理性を温かい合理性にしようとする熱情からものごとを考える人々が現れなくてはならない。いや,これはまさに急務なのだ。略
ラパートはこんな喩え話を紹介している。二人の息子がぶどう畑に宝物が埋まっていると教えられて掘ってみた。宝物は見つからなかったが,おかげで土地がたいへん肥えたのだった。

↑ここで本を結んでいるのがゲーム理論を愛し,憎み,掲げた急務への切実なおもいが伝わってきた。
統計の分野でもいえると思いますがゲームの理論は状況説明することに非常に有効です。状況説明の道具を魔法の道具に、都合の良い口実のこじつけに使うことは危険以外の何ものでもなく、この本の結びはそのことを警鐘しながらも見事に学問の目指すべき姿勢を表していると私は思う。

よろしければ、今月のお薦め_indexへ。それぞれ、だらだら書いてます。

今回のストーリは映画『ビッグ』のオマージュ・リスペクトです。
texto_014の予告はビッグな恋を読んでいただく前に映画『ビッグ』を
みていただきたかったからです。
今からでも遅くありません。_015を読むのを一時停止し、ビデオ、DVDなどで鑑賞する選択もあります。一方、下記に書きました映画『ビッグ』のあらすじを参考にしていただくという選択もございます。

映画『ビッグ』のあらすじ;注)結末も書いてあります!
 ジョッシュはニュージャージーに住む12歳の少年で仲良しのビリーと一緒になって野球やコンピユータ・ゲームに夢中な普通の男の子だが、ある日、好きな女の子から背が低いことから子ども扱いされ、早く大人になりたいと思った。それで年に1度のカーニヴァルの日、どんな願い事もかなえる“ゾルダー”という機械に「ぼくを大人にして」と願ったところ、翌朝何と35歳の大人になってしまい、家から追い出される。

 大人の姿のジョッシュはビリーに事情を話し何とか納得させ、ニューヨークヘ出て行き“ゾルダー”の行方が分かるまで待ちつつ、求人広告でみつけたマクミラン玩具会社のコンピュータ技師に就職する。最初は馴れない大人社会生活だったが大好きなオモチャが仕事の対象が幸いし、遊びながらどんどん新製品のアイディアを出したりして、すっかり社長のマクミランに気に入られる。第1副社長のポールからはにらまれるが、美人でやり手の重役スーザンには興味を持たれ、徐々にジョッシュとスーザンは真剣に愛し合うようになる。大人の生活にもすっかり馴れたジョッシュはやがてスーザンを騙し続けることに耐えられず、全てを告白するが、スーザンが信じるわけはなかった。

 その頃、ビリーが苦労して探していた“ゾルダー”の行方をつきとめた。知らせをきいたジョッシュはもとに戻ると願うべきかどうか迷っていたが、重役会でのプレゼンテーションの日、新開発の“電子マンガ絵本”の発表を置きみやげに会議室を出ていき、“ゾルダー”があるシーポート・パークヘ向かった。彼を追ったスーザンであったがジョッシュが誰しもが通過する青春時代を体験していないことに気づく。ジョッシュが“ゾルダー”に願いをかけた後、2人は別れを惜しみながらしっかりと抱き合う。懐かしい我が家に返って行ぐジョッシュが、服がだぶだぶになりもとの12歳にもどっていくのを、スーザンはいつまでも見守っていた。

映画の内容はざっと↑な感じです。私は好きな映画のひとつですが皆様はいかがでしょうか。添付のイラストは映画のワンシーンで気に入っているところを私なり興したものです。
それでは映画『ビッグ』のオマージュ・リスペクトであるストーリをお読みください。

    
ビッグな恋

 ニューヨーク、ある弁護士は子供と訪れた移動式遊園地で、占い機械・ゾルダーの前でなぜか、立ち止まった。翌朝、ニュージャージでは三十五歳の独身男が歯を磨いている。この男の名はジョッシュといい、先日、大学卒業以来、勤めていた会社を退職し、現在、プログラマーとして独立を目指す。貯えを無闇に減らさない意味で実家に戻っている。会社を辞めた息子に腹を立てている母親に起こされ、しぶしぶ鏡の前で歯を磨く子供染みた姿が特定の記憶を蘇らせた。その晩、ジョッシュは地元の親友ビリーとその朝思い出した十二歳の夏の不思議な体験を肴に飲み明かす。

 背が低いことで悔しいおもいをしていた十二歳のジョッシュはその年のカーニヴァルの日に来た移動式遊園地にあった占い機械・ゾルダーに大人になることを願う。翌朝、三十五歳の大人になってしまったジョッシュは家から追い出されたが苦労の末、ビリーには事情を理解してもらう。そして、ジョッシュがニューヨークで生活している間にビリーがゾルダーを探しあて、無事に元の年齢に戻ることができた。ビリーはニューヨークでジョッシュが世話になった女性・スーザンに会うことをすすめた。プログラマーになる切掛けは恋に落ちたスーザンと共に仕事をしたマクミラン玩具社の体験である。

 ニューヨークに行ったジョッシュは当時の社長であるマクミラン氏やスーザンとは会えず、かつては嫌味な奴だった現社長ポールや弁護士と会い、衝撃的な話を聞かされた。
 ジョッシュ失踪直後、ミスが目立ったスーザンも、やがて、元気を取り戻し、以前の美人・やり手重役に戻る。また、ポールにとって、ジョッシュの一件は己の高慢な態度を改め、真の意味で会社に尽力する切掛けだった。そして、マクミラン玩具社はジョッシュの置き土産“電子マンガ絵本"より成長する。

 しかし、ある日、警察が誘拐と凶悪テロの容疑でスーザンを連れていった。大人のジョッシュが子供に戻ったあの日、スーザンがジョッシュを車で家まで送った目撃証言がスーザンと大人のジョッシュを誘拐犯と解釈させた。さらに悪かったのは、以後、大人・ジョッシュの足取りが全く掴めなかったことである。捜査能力が問われかねない事態に功名心の強い当時の捜査責任者が焦って、大人・ジョッシュを大物犯罪者に仕立て上げた。時間が自由な玩具開発職を利用した大物テロリストが大人・ジョッシュでスーザンはその恋人である。当時、ギリギリの心境で気丈に働き、生きていたスーザンにとって、ジョッシュ絡みの取調べは心を挫けさすのに十分であった。スーザンがあらゆる罪を認めることを計算の上で裁判は進められ、判決後、二年も経たずに獄中でスーザンが静かな死を迎えたと知人達に知らされた。それから十年後、マクミラン氏は息を引き取る。

 ポールや弁護士は一連のスーザンの不可解な行動、心理を理解し、ジョッシュの十二歳の体験を信じた。特に弁護士は当時、スーザンが真実を語らなかった訳や逆転無罪を勝ち取るために懸命に探したジョッシュが見つからなかった理由にようやく納得した。それでも三人はスーザンの名誉回復を誓い、先ずはスーザンの実家を訪ねた。

 そこで、奇妙な話をきく。判決の二年後、役所がスーザンの死を告げる際に見舞金の扱いでスーザンの母親へお金を渡していた。このお金の存在が母親にとって娘の無罪を確信させ、生きている可能性も暗示させた。ただ、大きな力の前に当時、誰にも相談できず、帰って来るかもしれない娘のために黙ってお金を受け取る選択をした。しかし、二十年も過ぎ、娘をさっさと結婚させなかったことを悔いる母親は三人に娘の棺桶を確かめることを乞うた。果たして、棺桶の中の白骨化した遺体はスーザンではなかった。複雑な流れを感じた弁護士は真実が揉消されないように奔走するが、事実を世間に公表する以外、先へ進む方法がないと考え始めていた。ある晩、ジョッシュとポールと弁護士は今後の方針を話し合いながら、ゾルダーについて思い出していた。たまたま、ビリーから掛かってきた電話でニュージャージに移動式遊園地が来ていることを知る。数時間後、ジョッシュはゾルダーに願う。スーザンに会いたいと。

 その頃、博士は二十年以上前にスーザンという名の女性を、生きる気力がなかったとはいえ、絶対に死なせてはいけないと感じたとはいえ、心進まずながらもある試験に誘ったことを後悔していた。だから、試験前にスーザンが行きたいといっていたニュージャージーに向かった。ニュージャージに着いた博士は人の流れにつられて移動式遊園地に入場した。そしてゾルダーの前を横切ったとき、子供に紛れた四人組の大人をみやる。その内の一人はスーザンが試験装置に持ちこんだ写真の男にそっくりではないか。博士は衝動的にジョッシュに話しかける。スーザンという女性を知っているかと。

 博士と弁護士は入念な打ち合わせをした。というか弁護士が博士の覚悟を確認したのだ。博士は笑って応える、まさかこんな形で自分の研究が役に立つとは。
 ジョッシュは、ある研究室の冷凍睡眠実験装置の前に立つ。眠れる姫を起こすのだ、ジョッシュ!。


先にも書きましたが映画『ビッグ』は私の好きな作品です。でも、スーザンにとってジョッシュとの出会いはどのような意味があったのだろうかと考える、スーザンの意思に反するかもしれない、このようなストーリを書かざる負えなかったです、私としては。
 分量的にはビッグとビッグの恋をあわせて、ドラマ1クール+スペシャル1,2本分にするのはそれほど難しくない展開量だと考えます。唐沢さんで舞台までしたフジテレ○さん、月9の枠に『ビッグ』と『ビッグな恋』はいかがでしょうか?。

texto_16も読んでくださいね。では。    たにぬねの
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1 コメント

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スバルXT (taninuneno)
2006-11-13 17:18:50
日本名アルシオーネ、
スーザンがジョッシュを送るときに使った車である。
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