
タバコはそれ単体でも強い依存性を持っていますが、メントール(メンソール)入りのタバコには更に依存性を高めます。米国のFDAが調査を行い、メントール入りタバコの方が禁煙できない事を発表しました。
***********************************************************************
メンソールたばこは高依存性
アメリカ政府は、たばこによる健康被害がもとで亡くなる人が年間40万人以上にのぼるなか、はっかの成分であるメンソールを含んだたばこが、含まないものよりも依存性が高いとする報告書をまとめ、販売の規制が必要かどうか検討を始めました。
アメリカのFDA=食品医薬品局は23日、メンソールを含むたばこと、含まないたばこを比較した報告書を公表しました。
このなかでメンソールを含むたばこと含まないものでは肺がんなどの健康被害への影響の差はみられなかったものの、「メンソール特有の爽快感や鎮静作用が、たばこの煙の不快さをやわらげる効果がある」としたうえで「メンソールを含む方が依存性が高く喫煙をやめにくい」と結論づけています。
また、若年層の喫煙者の40%以上がメンソールを含むたばこを吸っていて、喫煙を始めるきっかけになる可能性があるということです。
アメリカでは、たばこによる健康被害がもとで亡くなる人が年間40万人以上に上っていることから、食品医薬品局は今回の報告書をもとに国民から広く意見を募って、メンソールを含むたばこの販売を規制する必要があるかどうか検討を始めました。
2013年7月24日 NHKニュースより
***********************************************************************
タバコ(ニコチン)の依存性自体が高く、また各種添加物により依存性が高まっています。さらにメントールの効果により依存性が高まるなんて恐ろしい話です。
■米国でもメントールタバコの規制が始まるか?
記事でも書いてあるように、米国においてもメントールタバコを禁止するか検討を本格的にはじめたようです。
タバコ業界やインドネシアからの反発などもありますが、検討から規制開始まで時間はかかるかもしれませんが、是非とも規制実現になってほしいものです。
■欧州議会でもメントール入りタバコ規制が承認
先日もお伝えしましたが、欧州議会においてメントール入りなどフレーバータバコの販売禁止を承認しました。EUにおいてメントール入りタバコが無くなる日もそう遠くは無いでしょう。
■メントールどころか、何の規制もしない東アジア諸国
欧州などでこうしたタバコの規制に乗り出している中、日本を含めた東アジア各国はある程度経済が発展しているのに、一部の国を除いてメントールどころか、タバコそのものの規制が不十分すぎます。
一応東アジアの中で経済的先進国であるはずの日本がタバコ規制を行わない背景には、政府にタバコ産業が深く結びついているからです。
何故世界ではタバコ規制が進んでいるのに、日本がタバコ規制が進まないのか、日本国民は疑問に思うべきです。
☆京都府受動喫煙防止条例の署名をよろしくお願いします!
クリーンエア京都署名
★タバコ値上げ賛成署名お願いします!

日本医師会「国民の健康のため たばこ税の増税に賛成します」
でわでわm(_ _)m。
