世界を読み解くためにはしっかりとデータ・統計を読み解き、
一つのデータだけ・1つの解釈だけを頼りに判断したり人を非難したりしないで、多角的に物事をとらえてみましょうよ、
みたいなことを解いた本。
この本に示されたデータがどの程度確からしいのかはよくわからないけど(敢えて世界を楽観視してみるために選んだデータにも見える)、ものの見方を教えるという点では興味深い。
分厚い本だがなかなかに面白かった。てか聞いただけだけど。
人類には、生存のための基本本能のほかに、
社会的動物であるがゆえに発生した本能が10個ほどあるそうだ。
その本能にとらわれすぎてしまうと、誤った判断をして今う傾向があるので気をつけましょう、ということだそうだ。
<ファクトフルネスの大まかなルール>
1.分断本能を抑えるには・・
大半の人がどこにいるかを探そう
2.ネガティブ本能を抑えるには・・
悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておこう
3.直線本能を抑えるには・・
直線もいつかは曲がることを知ろう
4.恐怖本能を抑えるには・・
リスクを計算しよう
5.過大視本能を抑えるには・・
数字を比較しよう
6.パターン化本能を抑えるには・・
分類を疑おう
7.宿命本能を抑えるには・・
ゆっくりとした変化でも、変化していることを心に留めよう
8.単純化本能を抑えるには・・
一つの知識がすべてに応用できないことを覚えておこう
9.犯人捜し本能を抑えるには・・
誰かを攻めても問題は解決しないと肝に銘じよう
10.焦り本能を抑えるには・・
小さな一歩を重ねよう
詳しくはやはりご一読いただくほうがよさそうだ。