新年のオンライン読書交換会で、あたし自身が紹介する本として選んだのは、安保徹先生の「病気にならない生き方」でした。
⇒ 【読書交換会】オンライン読書会の可能性
読書交換会にはあまりあたしのカラーを持ち込まないことを意識しています。何言っている、臼村色強いと思わせてしまっていたらごめんなさい。実際強いでしょうし、強くなるのはわかりきっているからできる限りという努力をして少しでも自身の存在を消そうという表現のほうが適切かもしれません。
そのほうが様々な背景の方に参加してもらいやすいでしょうし、それが読書交換会の持ち味だとおもっています。何よりもあたしがいろいろな方に出会いたい。
なので健康関連の本を紹介することはないのですが、今回この本を選んだのは、参加者がいつも以上に多様な気がしたので、かえってこういう本もあったほうがイベントにメリハリが出るかもとおもったのと、絵画制作に注力するあまり読書量が落ちていて紹介する本をおもいつかなかったからでした。参加人数が多かったから色が薄まるかなとおもったのもあります。
新型コロナウイルス(covid-19)の発生で、あたしたちが今までよりも免疫機能の力を意識するようになったので、いまなら興味を持ってもらえるかもしれないとおもったのもありました。
本の紹介をしようとして前置きが長くなってしまいました。こうやって前置きが長くなるのは、自身の揺れる気持ちのあらわれなのでしょう。興味深いです。
さて本の紹介です。
安保徹先生の「病気にならない生き方」は、結果的に安保先生の遺作に近い著作となりました。安保先生は自律神経や免疫機能に詳しい医師で、身体をあたためるといいですよ、冷やさないでください、ストレスは避けましょう、笑いましょうと言っている本はだいたい安保先生の影響を受けているといっても過言じゃないでしょう。
あたしはあまり「先生」という言葉を使うのは好きではないのに、会ったことさせないのに、もう安保先生のことは安保先生といいたくなります。尊敬しています。
突然死した安保先生。晩年は同じことではあるのかもだけど、自律先生の話ではなく、解糖系・ミトコンドリア系の話をされていた。
勉強会には行ったことがないのですが、安保先生の著作はだいたい読んでいます。そして大体似ていました。そのようななか、先生が言い出したのが、解糖系・ミトコンドリア系の話でした。年を経てもパイオニアですごいなあとおもっていたら突然死でした。