2020年10月23日(金)ごろから11月6日(金)ごろまで、季節は二十四節気の霜降(そうこう)でした。予定が立て込むとつい暦に意識を向けるのを忘れそうになる。
だからそんなときはこの暦を書こうとするプロセスがとてもありがたい。季節は立冬に移り、霜降はすでにおわっているけれどでもここに書くということを決めているとそれでもどこかで意識を向けられるのだ。
今年は愛猫太陽、愛猫蓮が相次いで亡くなり、どん底な気持ちになった年でした。太陽と蓮には今でも感謝しているし、今でも大好きなのだ。
太陽が3月に亡くなったとき、人生起こることはすべて意味があるけれど、それでもあたしにもう少し何かできたのではないか、と物凄く考えた。
そのときの自分の在り方については今でも後悔している。そして薄れる後悔ではあるけれど当時の記事を読み返すと思い出せるということはうれしい。今はまだ読み返せません。
そのときにおもったことのひとつは、季節にともなう身体の変化を意識していればもう少し違う展開があった、もう少し太陽と一緒にいられたということでした。
だから暦と身体の関係、大切にしたいです。とここでこうやって心にあらためます。
霜降はどんなときなのか。春・夏・秋のような躍動感はない。そして夏の疲れが出る季節が終わり、少し身体が楽に感じる季節で、疾患がある方も過ごしやすい気がしています。
ここはあたしの個人的な感覚なのですが
けれどもそれは症状が出にくいというだけであって、状態そのものがよくなったわけではない気がしています。丁寧に生きる。このときこそ養生をして体力をためるつもりでいたい。
身体や心は季節とともに移り行くものだから、時が経てば状態は変わる。何か変化が訪れたとき、それが季節の変化ゆえのものなのか、自分の根本が変わったからなのか、見つめる目も持っていたい。
だから、今の流れが早い(速い)世界で暮らしていると、すぐに結果が出ることに意識が向きがちだけど、同じ季節、一年前と比較してどうだったかと考えられたらいいな。
みなさんにとってはどんな霜降でしたか?
あたしは今年はじっくりと霜降に向き合う時間がつくれなかったので、意識ではなく、エネルギーを整え無意識から合わせるという方向で注目していました。
霜降は、秋の土用とも重なる時期で、解体していく、水に溶かしていく、形を細かくしていく、伝播していかせやすい形にしていく流れかもしれません。
来年の躍動の前にちょっとした小休止。
当たり前だとおもっている日常を慈しみ、感謝するそんなときかもしれません。と今思いました。
みなさまにとってすばらしい霜降でありましたように。
◆臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。
◆エネルギーサロン・タンタン
~身体の健康と無意識のパワーへ Have a Beautiful Day~