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-+-+-+臼村さおりのお知らせ-+-+-+2024年2月の催し
冷蔵庫、特に冷凍室が冷えなくなってしまった冷蔵庫を自分で修理した話です。あれこれ試行錯誤するの好きなんだとおもう。
いつも以上に長いので興味がある方のみお読みいただけましたら幸いです。どなたかの参考にもなりましたら。末尾の画像は埃まみれなので閲覧注意です。
年末に冷蔵庫の調子が悪くなってしまい、特に冷凍が厳しい。つまりは温度が下がらず製氷室が機能しなくなり、冷凍室は-22℃~-4℃を行ったり来たり。
この冷蔵庫は2004年製で今年20歳を迎えます。うちの最長寿猫は19歳だったからなんとか冷蔵庫に最長老になってもらいたかったり、大きな出費がわたしにはしんどかったり、どうしようかなと考えつつも、冬なのでひとまず経過観察していたのですが、数日前に冷凍室が-4℃に固定されてしまって、雪の影響で外に出たくないモード全開だったことにも手伝ってもらってなんとか重い腰を上げました。
冷蔵庫を自分で修理できるという発想を持ったことはなかったのですが、ちょうど冷蔵庫が調子悪くなってしばらくしたあとにある方から冷蔵庫を自分で修理したという話を聞いていて、そのときは詳しいお話をお伺いすることはできていなかったのですが、そんなこともあるのだと期待に胸を膨らませながらリサーチしてみました。
(数値はうる覚えで裏もとっていません。ご了承ください。)どうも冷蔵庫の故障ということで業者さんが出向いた場合、8割は霜が原因。なので冷蔵庫を分解して当該箇所にお湯をかけて霜を溶かす処置をする。冷蔵庫の不調は、冷蔵庫の中身をすべて出して(たぶん電源を抜いて)、扉を開けっぱなしにしておけば霜が溶けて改善することが多いみたい。放置しておく時間は夏場なら1~2日、冬場なら1週間強。
また、ファン周りの埃がひどく冷蔵庫が冷えなくなることもあるとのこと。もちろん制御基板やセンサーが故障している可能性もあるわけですが、自分でもできそうなことをやるだけやってみようと、まずは冷蔵庫の後ろ側を開けてみました。埃がすごかった、やばかった、積もっているを通り越して埃毛布というかカーテンというか埃の塊がある。20年間一度もメンテナンスしていないですからね、この時点でたとえ冷蔵庫の不調が直らなくてもとにかく掃除してよかったとおもいました。
さて次は霜です。冷蔵庫に収納していた食品のことを考えて、部屋を寒いままにして作業しているのでここでもワークマンパンツは大活躍でした。1週間も冷蔵庫がない状態で過ごすのは現実的ではないからなんとか冷蔵庫を分解して患部に直接アクセスしたい。
しかし分解(つまりは組み立て)プロセスが複雑でわたしには無理だと判断しました。画像のマスキングテープはパッキンの裏にあるネジを外そうとした跡です。パッキンが接着剤で半固定されていたのですが、ネジをはずそうとしてちょっと力を入れたときに経年で劣化していた接着剤が取れてしまいました。
お話を総合すると患部に熱が行けばよいわけだから何か代案がないだろうかと考えて、ドライヤーで熱を当てようかともおもったのですが、冷蔵庫の内装を覆っているプラスチックへの負担が大きそうだなどうしようかなと迷っていて、ここでひらめきました。
要は内装のプラスチックから温かさが熱伝導すればいいわけだから、冷蔵庫に湯たんぽを入れようと。お鍋ややかんでお湯をわかして、棚を取り除いた冷蔵庫の各室に鍋敷きを敷いてその上にお湯の入った鍋ややかんを蓋をした状態で置いて、冷蔵庫の扉を閉じました。何度かお湯を沸かし直しつつ、どうなんだろう溶けているのかなと半信半疑で待つこと数時間。
なんとなく冷蔵庫の後ろ側をみると床が水浸しになっていました。どんどん水が落ちてきて大量の霜があったようです。ちょっとしてからわたしが掃除の過程で冷蔵庫の下から取り外していたトレーに「霜取りトレー」と書いてあることに気づきました。今回溶けた霜を受け止めきれるキャパシティはどう考えてもないトレーですが、正常に機能しているときはここに霜が落ちてきて水分がなんらかの方法で蒸発させられてというプロセスが繰り返されているようです。20年前の冷蔵庫はこの仕組みですが、今はきっともっと進化しているのでしょう。
霜が溶けきったら眠ろうとおもっていたのですが溶けても溶けてもなくならず、朝になってしまいました。これはもう床が水浸しになっても仕方がないと霜取りトレーを冷蔵庫に装着して冷蔵庫の周りに足拭きマットを張り巡らせて眠りました。冷蔵庫の食品は出ているし、抽象画ワークショップに向けて下処理加工を施している途中のキャンバスがあちらこちらにあるし、なかなかの室内でございます。
いざ眠りから覚めてみると、溶け落ちた霜は霜取りトレーに納まる量だったので床は無事でした。お湯が冷たくなってしまったので途中で溶けるプロセスが止まったのかもとおもい、再びお湯を温めて冷蔵庫に入れましたが、どうやら霜は溶けきったようです。そうなのかな、そうだったらいいなとおもいつつ、冷蔵庫に食品を収納し直して、冷蔵庫を再稼働したところ。
冷蔵庫の調子がいい。製氷室で氷が作れる。冷凍室も冷える。冷蔵庫の調子が悪くなってからは設定を「強」モードにしたり、節電モードをオフにしたりしてなんとかごまかそうとしていたのですが、それも大丈夫。「弱」よりの設定でも節電モードでも稼働しています。
もっとも何か根本的な原因があって、今回の措置は対症療法に過ぎないのかもしれません。けれどもそれでもとにかくよかった。制御基板の故障じゃないといいな。20年前に製造された冷蔵庫ですし、たまたまメルカリで同じ制御基板が安価で売られているとかではない限り、制御基板の交換は考えられません。ユーチューブには夏場は1か月1回、冬場は半年に1回、冷蔵庫を分解して霜を溶かしている猛者がいるようなのですが、そこまではちょっと厳しい。毎年1回冷蔵庫の掃除をするのですがそれを半年に1回にしてもいいかなという気持ちはちょっとあるので、がんばれても半年に1回かなあ。いずれにせよ今度から大掃除プロセスにファン室の埃除去も入れよう。あんな状態の冷蔵庫に食べ物を入れているなんて、もう知ってしまったからには元の世界には戻れませぬ。
今年の抱負のひとつは料理なので、冷蔵庫の掃除ができてよかった。わたしは周りや環境の影響を受けやすいので、これだけでちょっとは違うかもしれないと期待しています。
どうもありがとうございました。
今日もあなたにとってよい日でありますように。
◆臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。
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