洗濯機が壊れました。当たり前だとおもっていた便利な道具が壊れると、なくなって初めてありがたさが身にしみます。
「普段から道具に感謝したい」とこの文章を打ちながらおもいました。
けれども記事を書く直前までは、ただひたすらに消耗したという感情が強くて、つぶつぶタンタンを書くのは大切だなあ。
はたとわれに返っている今です。
1993年製(1-6月期)、三洋電機の洗濯機でした。ASW-50Dで、洗剤とけトロン50という名称の洗濯機。洗剤を溶けやすくする洗剤の投入口があって、それがセールスポイントみたい。
我が家はせっけん洗剤を使用しているので、その機能は今まで使ったことがありませんでした。
三洋電機は、今はパナソニックの子会社だから、もはや電化製品のメーカー名としてみかけることはない。
洗濯機の部品は6~8年くらいで処分されるらしいから、それを考えると、ずいぶんと長い間活躍してくれました。
どうもありがとうございます。
1993年というと19歳で亡くなった猫蓮ちゃんよりも長寿です。自分の人生のかなりのものを洗ってもらった。
考えだしたらすごい話です。
この洗濯機でかなりの猫グッズも洗いました。うちの猫たちはみな外に出る猫だったので、家の中の汚れ方もすごかった。猫がいなくなって家の中が汚れなくなって淋しい。
猫太陽くんのおしっこをかけたものもずいぶん洗った。猫との思い出の品がまたひとつなくなるとおもうと、寂しさが増します。
2016年に他界した猫由芽はもちろん、由芽と蓮が我が家に来る前に亡くなったさくらや武蔵のグッズも洗っている。
と、感慨にふける余裕もなく、掃除と後処理、そして洗濯機がないと困るので次の洗濯機探しとあわただしく動き回り、ようやくひといきついています。洗濯機を注文するところまで完了しました。月曜日にメーカーに問い合わせていただいて納期がわかるらしい。
昨日はCANDLE+でご一緒させていただいた友人が「日本蒸奇博覧会」というスチームパンク系のオンラインイベントに出展していて、遊びにいきました。
⇒ 日本蒸気博覧会オンライン(外部サイト)
新型コロナウイルスの拡大を受けて、急遽オンライン化されたイベントで、slackというネット会議ツールのようなもので開催されていた。
スチームパンクのことはよく知らなかったのですが、なんというか作品をみているとだんだん切なくなってきました。部品であり、機械であり、異物であり、人工物で、でもその人物の一部でもあり、壊れたり死んで行ったりする運命にあるもの。
人と機械の違いってなんだろう。。。と考えていたら、そのとき洗濯機が壊れました。洗濯の排水ができなくなったのです。
まさかの展開。
そしていざ実際に機械の故障がやってくると、感傷にふけることもなく、怒涛のように、若干イライラしながら動いてしまった。
自分というものの在り方をつきつけられるなあ。
今までは容量が5キロの洗濯機だったのですが、もう少し大きな容量のものを置こうといたしまして、洗濯機ってそんなに小さくなるものではないので、スペースに入らない。
だから場所つくりや、配置を考えるのでも行き詰って、最終的には、まあこれかなあというところに落ち着いた次第です。今までの洗濯機を動かしてみたら、ほこりが溜まっていて、目をそむけたくなるような感じだったけれど、そこはがんばったのだー。
そのようなスペース事情ですので、洗濯機があると掃除がしにくい。なんとかひとりで外まで洗濯機を出しました。大丈夫かなとおもったけれど、覚悟を決めて淡々とやったら大丈夫だった。
掃除をして、新しい洗濯機が入るように模様替えを少しして、疲れた。明日は筋肉痛になるかも。
洗濯機には助けていただいた。本当にありがとう、お世話になりました。思い出がいっぱいです。どうもありがとうございます、洗濯機さん。
◆臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。
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