小学校6年生向け授業にて、ゲストティーチャーをさせてもらいました。
ダンス講師、美容師、農家、パティシエール、建設業界、弁護士、薬局経営、そして芸術家(臼村さおり)です。
ゲストティーチャーをさせてもらうのは初めてで、緊張するかとおもったのですが緊張は意外なほどまったくしなかった。相手と場に集中していて余裕がなかったです。
自分を客観化するよい機会です。そして盛るわけではないですが、いつも以上に真摯になりますね。おもっていても自分では当たり前すぎて話さないようなこと、話す。
とにかく嘘つかないようにして、正面からまじめに話しました。
生きていることそのものが創造だからある意味わたしたちはみんな芸術家という話から、お金の話まで。
朝霞市立第五小学校のみなさま、どうもありがとうございました。
質問してもらった(わたしの考える)芸術家のデメリット。
「〆切が(必要だけど)ストレスになる」「同年代と比べて経済格差があることが圧倒的に多い」「感性がみずみずしいので傷つきやすい」
【補足】感性ではなく感受性でしょうが、感性と話していました。でも補足説明もいろいろしたのでたぶん伝わっているとおもう。
4授業で共通して出た質問は、「芸術家になったきっかけは?」でした。
とても後ろ向きな理由で個人的なことだけど、どんなことでもどんな理由でも芸術にしていける。みなの個人的なことが芸術になるとおもうから話すのだけどと前置きをして。
わたしの場合は、悪夢をみるからでした。大学を卒業してからも、美術の単位が足りなくて大学を卒業できないという夢を何度もみて、どうやってもどうしようもなかった。美大じゃないので実際には美術の単位なんてないし、そもそも中学生の頃、美術は苦手科目だったのに。
夢が現実を侵食してくることもある状態で、自分の自意識に影響を与えるくらいで、でも何やっても悪夢がなくならなかった。わたしは占い師なのでもう本当いろいろなこと試したけれど、どうしてもだめで、これは表現して芸術家になるしかないとおもったと話しました。
表現するのが積極的に芸術するのが当たり前になって、芸術家という言葉がなくなるくらいが本当は理想なのかもだけど、わたしが生きているうちは、そして授業を聞いてくれた子どもたちが生きているうちは芸術家という職業は残る気がしている。
公式書類に職業「芸術家」となっていておおおと心躍りました。芸術家ってなかなか覚悟がいること。
でも、芸術家として生きていられるって、わたしがそうありたいからだけかもしれないけれど、とてもしあわせなことです。
この世の中のどこにそんな人がいるのかとおもったら、ここにいました。身が引き締まるおもいです。
各ティーチャーによる20分×4回の授業を教室に分かれて聞いた後、元プロ野球選手の米野智人さんが授業をしてくださり、臼村も聴きました。このときはヤクルトスワローズのユニフォームを着ていらっしゃいました。子どもたちの人気も絶大でみんな大喜びでした。
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どうもありがとうございました。
今日もあなたにとってよい日でありますように。
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