緊急事態宣言を受けまして、先日に池袋で開催を予定していた読書交換会はオンライン開催に切り替えました。
私事ですが、一度池袋開催で告知したもののを、オンラインに登録し直すとちょっと消耗しますね。とても疲れた。正直なところ面倒なのだ。
と考えると影響を大きく受ける方は本当に大変だろうとお見舞い申し上げます。と同時に最前線でご活躍くださっているみなさまに感謝申し上げます。
変更は疲れたけれど、このおかげで主体的に感じるという経験をさせてもらえてありがたいなともおもいました。つまりは余裕があります。組織に属していないこともあり、読書交換会をとおして、マイペースではない社会経験をさせていただけてありがたいです。
開催できてありがたいなあとおもいました。ズームという存在あることも、みんなが来てくれることも、続けられる自分の環境も。
ありがたいことだらけです。
ところで名称について一度書かせてください。
コロナになる直前頃には、本を紹介しあって交換する会のことを読書交換会と呼んでくれるような一般名詞化の流れもあたしのまわりの小さな世界では出てきていたのだけど、東京読書交換会は、オンライン開催で本の交換ができなくても読書交換会でまいります。本を交換できていなくても読書経験を交換できていると理屈をこねることもできますが、他の名前を持っていないからというシンプルな理由が一番です。
今回は8名で開催しました。今までのオンライン開催で一番参加者が多かったです。一度ふたりで開催したことがあってそれは楽しく有意義な時間だったのですが、人数が多いと参加者同士のダイナミズムが生まれやすく気が楽です。やっぱり来ていただくからには楽しんでいただきたいのだ。どんな場でもそのときに心を込めて丁寧に臨んでまいります。
登場した本の一覧はこちら。
⇒ 東京読書交換会vol.120の活動報告。2021年1月23日（土）はオンラインイベント。
オンライン参加が初めての方もいらっしゃったものの、全員が一度は読書交換会に参加されたことがある方たちでした。運営しているのは小さな場であり、ここから一般化はするべきじゃないのかもですが、みながオンラインイベントに参加くださったのは、緊急事態宣言の影響が大きいのかもしれない。
オンラインというデジタルな場ですが、文房具についての本が登場し、ときめいた人多数でした。あたしもものすごく質問がいっぱいしたかったのですが、本の会なので控えました。いつかまた文房具の話をするときが楽しみです。
太宰治のゆかりの街・三鷹や三浦しをんと縁が深い街・町田を紹介してくださる方がいました。不思議なもので直接お会いしてどこかの土地の話を聞くよりも、オンラインでどこかの土地の話を聞くほうが郷愁をそそられるというか、おもしろいとうか、行ってみたいなあとおもえる気がしました。
実際にあっている 場 というワンクッションをとばして、現地に気持ちが行くからかもしれません。
どの方のお話も興味深く、読んでほしい本がいっぱいできました。
どうもありがとうございました。
⇒東京読書交換会ウェブサイト
※今後の予定は2月6日（土）夜・オンライン、2021年2月20日（土）夜・オンラインです。
◆臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。
