第十二番札所:摩盧山・正寿院・焼山寺 仁王門
焼山寺山(938m)の8合目付近に焼山寺境内がある。
「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と言われている阿波霊場の三難所。
歩き遍路の人ならずともマイカーで行くのも結構大変な道だった。
※※阿波霊場三難所は※※
1番が第十二番札所焼山寺
2番が第二十番札所鶴林寺
3番が第二十一番札所太龍寺
JR徳島線石井駅での入場券購入から焼山寺へのへんろ道は始まった。
県道20号を走り、三叉路になった焼山寺は左→の看板案内通りに道を左折、稲刈りの終わった田んぼを横目に神山町営バスの「焼山寺」バス停広場の横を通る。
このあたりから道は一段と狭くなる。
まるで「ポツンと一軒家」探しのように焼山寺山の山頂を目指して車を走らす。
くねくねと曲がる杉木立の狭い山道を道なりに車を走らす。
ひたすら上り坂の林道を走り、登りきった見晴らしの良い広場が焼山寺の有料駐車場だ。
駐車場で布袋様像のお出迎えを受ける。
布袋様の横を通って灯籠が立ち並ぶ参道を進む。
途中、
湧き水の出る岩場で歩き遍路の方が柄杓で水を飲んでいた。
藤井寺から嶮しい坂道つづきの「修行の霊場」焼山寺まで歩き遍路の方だ。
嶮しいへんろ道歩きへんろを湧き水がきっと癒してくれたことだろう。
参道では、奉納されたお猿さんも迎えてくれた。
干支猿を奉納されたのか?
難がサルで猿を奉納されたのか?
愛らしいお顔の奉納猿に丁寧にあいさつ。
ほかにも奉納されている色々な石像を拝しながら歩を進めた。
「焼山寺本堂☞110米」の石碑通りに右上に!
何段も続く石段のむこうに仁王門。
仁王門越しに巨大な杉木立が見えた。
仁王門を潜り近くに寄れば一段と大きさを増す巨木の杉。
樹齢数百年という巨木の杉木立の中を進む。
本堂や太子堂の前では、先達さんに案内されている大勢の遍路の方々がお参りされていた。
少し待たせてもらって合掌。
どのようにしてこんなにもりっぱな山岳札所:焼山寺を建立されたんだろうと当時を想像した。
古人の労力に恐れ入る。
焼山寺本堂や仁王門、太子堂におどろくばかり。。
もちろん焼山寺までのへんろ道にも。
※※ご詠歌※※
後の世を 思へば恭敬
焼山寺 死出や三途の
難所ありとも
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