「負けんとき」:玉岡かおる著
「負けんとき」のことば。
小さい頃からこれまでに、何度か「負けんときや~」と言われたことがあった。
「どないしょ?」や、結構しんどい事があった時に、
親身になってくれた友に、もちろん親からも。。
先日、「負けんとき」ヴォーリズ満喜子の種まく日々
の題名どおりのヴォーリズ満喜子の生涯物語を読み終えた。
播州小野藩最後の藩主の娘として生まれた一柳満喜子。
運命に翻弄されながらも困難を乗り越えて自立した女性。
建築家としても知られるメレル・ヴォーリーズと結婚後も
愛溢れる暮らしの中で、幼児教育の先駆者となり「種まく人」であった満喜子。
物語りの随所で、気持ちが入り涙ぐむ場面が多かった。
明治時代の華族であった女性の立場を想像すらできないが、
その満喜子も広岡浅子がかけてくれた「負けんとき」に力を得ていた。
「満喜子の感動物語」を自分事の「負けんときや~」に思いを持っていくのは、
無礼千万だが。。。(^-^;
あらためて、
「負けんときや~」は、力を得る言葉だと感じた。
そして、
物語りに登場する「種まく人々」に、ただただ感じ入った。
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物語りの中に出てくるヴォーリズが建築した肥後橋にある「大同生命ビル」。
その一角で働いていた時代が懐かしく思い出される。
また、2012(平成24)年4月7日
青春18きっぷで琵琶湖周辺を旅した折に、
今津のヴォーリズ建築を訪ねた。
百三十三銀行今津支店
明治大正にかけて各地に足跡を残した建築家ヴォーリスの資料館になっている
(ヴォーリス通りにある)
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