モーリッツブルク城
2002年「ベルリン、ドレスデンの旅」の途中、
ドレスデンの街で路上画家さんから買った「モーリッツブルク城」の水彩画。
あの時以来、ず~と居間の棚に飾っている。
鉄道好きのエブリさんが、DBやナローゲージのSL機関車に乗りたくてドレスデンまで。
私は、「フェルメール絵画」鑑賞のオマケを付けてもらってお供した。
ベルリンの絵画館「真珠の首飾りの少女」と、ドレスデンの絵画館「取り持ち女」。
日本の運命を決めたポツダム宣言の舞台となったSchloss Cecilenhof (ツェツィーリエンホーフ宮殿)会議場へも行った。
カタコト英語だけだったが、出会ったドイツの親切な方に大いに助けてもらって、無事に帰ってこれた。
この棚の水彩画「モーリッツブルグ城」を見ると。
・駅での荷物預かり失敗話。
・トイレでのびっくり仰天のなりゆき。
・カフェで群れ雀に気に入られたこと。
・アウトバーンでの高速バスの運転士さん模様。
なにより鉄道ダイヤなどに影響が残っていた
2002年8月、エルベ川が氾濫してドレスデンの街が大洪水被害の後だったこと。
などなど、折に触れては思い出される。
今となっては、すべてが笑い話であるが。。。(^-^;
★★★★★★★★★★★
2002年9月25日(水) ECハンガリア号でドレスデンへ
晴天・・・朝の気温10℃ 少し肌寒い。
この時代は、まだデジカメを持っていなかった。
旅メモには、ネガの写真。
ECハンガリア号EC171
ベルリンzoo駅発7:22のプラハ経由ブタペスト行き特急ハンガリア号
でドレスデンまで2時間半ほど。
車窓は変化の少ない朝もやの中の草原がつづく。
時々森林を抜けると、またもや同じような草原がつづいた。
ベルリンを出るときは快晴だったが、ドレスデンにつく頃には曇り空に。
大洪水の影響か、列車はドレスデンノイシュタット駅までだった。
これは、かえって都合がよかった。
ドレスデンノイシュタット駅のロッカーに荷物を預け、
10:10分発のマイセン行きに乗ることが出来た。
ラデボイルオスト駅構内
ドレスデンノイシュタット駅から3つ目の駅が、ラデボイルド・オスト駅。
わっ、エブリさんの最大の目的であるナローゲージで走るSL機関車が目の前に。
いよいよ、この駅から出発するレスニッツグルント鉄道のSL機関車に乗る。
エブリさんは、すでにSL機関車の撮影に余念がない。
ラデボイルオスト(Radebeul Ost)駅では、ホームのない地面からSLに乗車。
レスニッツグルント鉄道は、今でも住民の足となっている生活路線のようだ。
エブリさんの鉄道撮影の合間、
絵本に出てくるような機関車やマッチ箱のような列車内を見て回った。
乗客の少ないことをいいことに1車両独り占めで。
子供の頃に戻ったように、あっちこっちの座席で座り心地を確認♪。
一人で電車ごっごあそび。
ナローゲージは、線路幅が狭い。
出発進行!
SL機関車が、路面電車トラムと交差する交差点
SL機関車は、家並みの間を縫うようにゆっくりと走り、
だんだんと森の中に入っていく。
森の小人さんでも出てくるような雰囲気の森。
時折、ホーヴォーと牛が鳴くような汽笛を鳴らし、上り坂を喘ぎながら進む。
やがて視界が広がる高原に出るとモーリツブルグ駅。
湖に浮かぶかのようにモーリッツブルグ城
ザクセン公モーリッツの狩猟の館として建造された左右対称のモーリッツブルグ城。
内部には、鹿の生首もあると聞いていた。
ちょっとあとが、怖いので見なかったが・・・・。
左右対称・そして前後も同じ形の館になっている。
どっちが正面なのかわからない。
不思議な形のお城だ。
お城周囲は遊歩道になっているので散策しながらお城をぐるり偵察。
そして、このお城は、湖に上下に写るシンメトリーの不思議さ。
「う~ん。どんな思いで建てたのだろう?」
と、
湖畔のベンチでじっくりとお城の不思議さをあれこれ考えてみる。
湖に遊ぶ人馴れした水鳥にプレチェルパン投げながら、のんびりと。(^-^;
駅からは館までは、一本道。
お城の前には、ハンドメイドの藍染のような布製品を置いている店もある。
通りには、マイセンアンティークのお店、木の人形のアンティークのお店などウィンドウショッピングも楽しめた。
お城周りは広くて静かで、ドレスデンから一足伸ばしてのおすすめコースだ。
モーリツブルグ駅からドレスデンノイシュタット駅まで帰り道、マッチ箱のような可愛い汽車に乗っている時間が、また楽しい。
★★★★★★★★★★★
簡単な旅メモだが、エブリさんのSL機関車やDBメインのビデオが残っている。
昨夜、取り出して上映。
「若かったなぁ~」と、ほんとうに若かった。
あの当時が懐かしい。
先日、大阪府の緊急事態宣言も解除された。
昨日の感染者はゼロ。
「おうちに居る」で、いろいろな思い出の品を引っ張り出しては思い出にふけっていた。
そろそろ、「出かけよう、ふらっと」も大丈夫かな?
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