クライマックスシリーズ進出をかけて、今日から目の上のたんこぶであるタイガース、スワローズとの6連戦。その大事な緒戦を任された今井が、再三ランナーを背負いながらも粘りの投球を見せ、プロ初勝利を挙げました。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計
| カープ
| 0
| 1
| 4
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 5
| タイガース
| 0
| 2
| 0
| 0
| 0
| 2
| 0
| 0
| 0
| 4
|
先発の今井啓介は5回1/3、71球を投げて7安打1四球4奪三振で3失点。これまで勝ってもおかしくない試合もありながら、打線の援護が無かったり、中継ぎが打たれたりでなかなか勝ち星が付きませんでしたが、先発6試合目にしてようやくプロ初勝利を挙げることができました。いやー、良かった、良かった。
しかし勝利が遠かったのは、あまり長いイニングを投げることができなかったからという面もあります。これまでの登板では、最長でも6回までしか投げていません。今井は毎回そこそこ抑えてはいますが、毎回そこそこ打たれてしまうなど、どうにも安定感が感じられないんですよね。打たれる割には点を取られないタイプですが、それだけに見ている方としてはいつ点を取られるか不安たっぷりなのです。そもそも実績が無いということもありますが、これといった決め球を持たない今井は、やはり勝負どころではどうしても交代させられる可能性が高くなってしまいます(それにしても、今日の交代は早すぎだったと思いますけどね。3点リードもあったのですから、せめて6回は投げきらせるべきだったと思います。結果論ではなくて)。
来年以降も先発として定着するためには、その辺りが課題になってきますね。まだまだ成長の余地はあると思いますので、更なるレベルアップを目指して頑張ってもらいたいと思います。
打線は7安打3四球で5得点。下位打線の天谷と小窪が元気で、ワンチャンスをしっかりと活かせたまでは良かったのですが、4回以降は1安打1四球のみと、完全に沈黙してしまいました。
2番から5番までがノーヒット、特に4番の栗原が4タコだったのが痛かったですね。まあ今日のところはとりあえず、主軸が打たなきゃ脇役が打つってことで、しっかりフォローできたということで良いんじゃないかと思います。しかし4番が機能しなければ、安定して勝っていくことはできません。周りの調子が上がっている今のうちに、栗原も状態を上げていってもらわないと困りますね。
まず1勝。タイガースとスワローズの2チームを追い抜かなくてはならないという都合上、今日からの6連戦を通算で4勝2敗ではなく、両チームに対して2勝1敗というのが求められる最低ラインになるでしょう。去年は後少しのところでずるずると負けを重ねてしまいましたが、今年はぜひ、最後のひとふん張りを見せてもらいたいですね。
明日の先発は中5日の前田健太でしょうか。この人も今井同様、今年は投球内容の割に勝ち運がありません。そこそこのピッチングはしてくれるはずですから、今日のように早い段階での打線の援護が欲しいですね。初回に栗原が打点を挙げればカープの勝ち、と、期待をこめてテキトーな予想をしておきます。
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