雑居空間
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 2021年の山登り納めとして、神奈川県小田原市と、足柄上郡大井町、中井町辺りにまたがる曽我丘陵に登ってきました。
 このルートにはさほど高低差はなく、その上ほとんどが舗装路。山登り納めはもう少し山っぽいところにしたくもありましたが、スケジュール的な都合を鑑みて、楽そうなところにしておきました。





 スタートはJR御殿場線の上大井駅。ここから北東方向へ進んでいきます。



 エバラの大きな看板があるところを、左へ入っていきます。



 ここは果樹園となっており、柑橘系の木がたくさん生っています。
 この辺りから何となく山っぽい雰囲気になってくるのですが、農作業の都合か、道は舗装されています。
 ただ傾斜はそこそこあります。やっぱり土の道よりも舗装路の方がグリップが効かない気がするので、疲れるというほどでもないんですけど、歩きにくさはありますね。



 果樹園を過ぎると、「おおいゆめの里」に出ました。
 ここは里山の自然を楽しむことができる公園です。



 その近くには、農業体験施設「四季の里」もあります。



 ここで道を南へ折れていきます。



 ちょっと雲がかかっていますが、富士山がよく見えます。



 この辺りから再び山道っぽくなりますが、下はやっぱり舗装路のまま。



 尾根沿いに20分ほど歩くと、最初のピーク、浅間山に到着します。
 浅間山は標高317m。「四季の里」からの比高は100mくらい。それほど傾斜はキツくなく、サクサク歩いてこられました。



 浅間山の山頂には電波塔があります。





 さらに南へと進んでいきます。
 この辺りから、地面がようやく土になって、歩きやすくなりました。



 少し行ったところで、菅原神社への分岐がありました。
 予定には入れていなかったのですが、何となく寄ってみることにしました。



 一応、菅原神社がこの辺にあるっていうこと自体は、事前に確認はしていたんですよ。ただ、正確な位置は把握していませんでした。
 てっきりもっと近くにあるもんだと思っていたのですが、道を進むうちに民家のある辺りまで下りてきてしまいました。



 菅原神社に到着。
 分岐点から10分ほど、標高差は80mくらい。まあ、元々そんなにハードなコースじゃないので、これくらいの寄り道はOK でしょう。



 集落から別ルートで登っていく道もあるようでしたが、調べていない道を進むのもなんなので、降りてきた道を引き返します。



 次の目的地は不動山。この辺りから登っていけるようなのですが、ちょっと急斜面すぎますね。



 不動山を通り過ぎた辺りからも登り口があるので、そこから不動山に向かいます。



 5分ほどで不動山に到着。
 不動山は標高328m。ずっと尾根沿いに歩いているので、アップダウンもそれほどキツクはありません。



 周囲は木に囲まれており、眺望はありません。



 不動山を下りてしばらく進むと、曽我山というところがあるのですが、特徴が無さ過ぎて後で写真を見てもはっきりとしません。撮影した写真の中で、可能性があるのはここなのですが、もしかしたらピークに気づかず通り過ぎて、写真を撮っていない可能性もあります。もしちがっていたら、ごめんなさい。
 曽我山は標高306m。この辺り一帯の「曽我」という名前を持つ割には、地味なピークでした。



 そのまま進むと山道は終わり、舗装路に出ました。一部例外はあれど、この後は基本的にずっと舗装路になります。



 遠くに駿河湾が見えます。





 さらに進んでいくと、六本松跡に出ます。
 ここは昔から交通の要衝で、東西を行き来するために多くの人が行き来しました。
 かつてはその名の通り6本の松があったようですが、最後に残った1本も明治時代には無くなってしまったようです。



 この六本松はちょっとイレギュラーな形の5差路になっていて、ぱっと見でどの道を進めばいいのかが分かりにくかったです。



 少し行ったところから。富士山がよく見えます。



 この辺りから西側が開けるので、富士山のビューポイントがたくさんあります。



 その先にある一本松。多分、この松のことだと思うけど……。



 ミカン畑越しに、小田原市街、そしてその向こうに箱根や伊豆半島が見えます。



 ルートから外れたところに高山というピークあり、可能なら寄ろうかと思っていたのですが、畑の上っぽい感じだったので止めておきました。ここを登ってすぐだと思うんですけどね。





 ルートを少し外れて弁天山へ行く予定でしたが、その分岐に「風外窟」という案内があありました。予定にはありませんでしたが、風外窟にも寄ってみることにします。



 途中看板がたくさんあるので、道を間違えることはありません。ただ、どんどん下っていくので、登り返すのが面倒だなぁ、とは思っていました。



 私有地なんですね。



 入り口辺りに資料を入れた箱があったのですが、箱が開かなかったので資料を見ることができませんでした。



 看板によるとここは、江戸時代初期の禅僧・風外慧薫禅師が住み、多くの禅画を残した洞窟だそうです。



 洞窟の中はそんなに深くは無いようです。







 洞窟はたくさん掘られていたのですが、九号とか十号辺りは、人が入るにはちょっと狭すぎませんかね?



 風外窟から戻り、途中の脇道から弁天山へ。



 農道を登っていきます。



 山頂付近に何かの石碑がありました。



 この辺が山頂なのですが、普通にミカンの樹があって、私有地と言うか、ミカン畑?
 実は入っていい場所じゃないような気がして、早々に下りました。



 山頂付近からも富士山が見えます。





 後はひたすら下りていくだけ。













 ちょいちょい富士山の見えるポイントがありました。ただ、この日は山頂付近にずっと雲がかかっていたんですよね。



 学校とか病院とか団地とか、そんな雰囲気のあるJR国府津駅に到着し、この日の山行は終了です。なんでこの駅舎、こんなデザインなんだろう?







 行動時間は3時間18分、移動距離は15.5㎞、累積上りは781m、累積下りは795m でした。
 元気だったら小田原駅まで歩こうかと思っていたのですが、国府津駅で終了。予定外の寄り道もあったので、想定よりは疲労が溜まっていました。軽いルートのつもりでしたが、距離もそこそこ行きましたしね。

 ほぼほぼ舗装路だったのは残念でしたが、ミカン畑の中を歩くのは雰囲気がよく、天候にも恵まれ、気分良く歩くことができました。ルート中から富士山がちょいちょい見えるのもいいですね。



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