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高尾山、小仏城山、嵐山に登ってきました
山登り(東京)
/
2023年02月05日 23時37分03秒
またまた昨年の秋のことですが、東京都八王子市にある高尾山から小仏城山まで登り、最後に相模湖方面へ下りていきました。
高尾山には
3年前にも登って
います。一度行ったところにはあまり再訪しないのですが、高尾山にはいろんなコースがありますし、その周辺にも未踏の山が多くあります。だんだん行ったことのない簡単な山が少なくなってきたこともあり、再び高尾山を目指すことにしました。
スタートは毎度おなじみ高尾山口駅。
前に高尾山に登った時は1号路を使ったので、今回は稲荷山コースを使うことにしました。
稲荷山コースの上り口は、ケーブルカーの駅の横にあります。
しばらくは階段が続きます。いったん東へ進んでから、ぐるっと回り込むように西へと進んでいきます。
道中は階段が多めで道幅も広いところが多く、しっかりと整備されています。傾斜もそれほどきつくはありません。
ただ、1号路ほどではないけど、こっちもやっぱりそれなりに人は多いです。前がつっかえたり、追い抜いたりすることで、なかなか自分のペースで歩けないことも多かったです。あと、なるべく人が入らないようにはしていましたが、写真を撮るときにどうしても人が入っちゃうこともしばしばです。まあ、高尾山だからしょうがないですけどね。
ほどなく稲荷山に到着。稲荷山は標高400m。高尾山と高尾山口駅とのほぼ中間地点になります。
ずっと舗装路だった1号路と違って、稲荷山コースはしっかりと山道でいいですね。それに何気に1号路の方が傾斜がきついので、初心者こそ1号路ではなく稲荷山コースを歩くべきだと思います。
稲荷山から高尾山を目指します。
稲荷山コースにも、高尾山の自然に関する案内板があちらこちらにありました。
6号路との合流地点に到着。右が6号路です。
6号路は上り専門なので、ここから下っていくことはできません。次に高尾山に登るときは、6号路を使うことにしましょうかね。
もう少し行くと5号路とぶつかります。5号路は山頂の周りを巡る周回路なので、右の道も左の道も5号路です。真ん中の階段を上ると山頂へ至ります。
と、いうわけで、高尾山の山頂に到着。
高尾山は標高599m。ここまでかかった時間は1時間弱。途中、細い階段で混み合ってゆっくりとしか登れなかったところがあったので、少し時間がかかってしまいました。
高尾山から西側を望んで。ここ、良いビューポイントですよね。
雲がかかっていましたが、富士山は頭だけちょこっと出ていました。
続いて、高尾山から小仏城山へ。
前に来た時にも見た看板ですが、陣場山(陣馬山)まで5時間とか書かれちゃうと、ちょっとしり込みしちゃうんですよね。普段ならコースタイムよりは早く歩けるので、実際には4時間くらいで行けるんじゃないかと思っているのですが、予定を立てるときにはコースタイムで計算するので、長いルートはなかなか計画が立てられなかったりします。陣馬山までの縦走コースも、そのうちに頑張って歩きたいと思います。
高尾山-小仏城山間も、コースはしっかりと整備されています。
ただ、階段が多めなのはともかく、幅や高さが私の歩幅とあまり合わなかったので、ちょっと苦労しちゃいましたね。もう少し幅が狭いと良かったのですが。
途中、一丁平という平坦な場所があります。休憩にどうぞ。
その先には展望台がありました。
西側に眺望が開けています。
ここまでそれほどきつい道ではありませんでしたが、小仏城山山頂付近ではちょっと急になってきます。
電波塔が建てられているのが小仏城山山頂です。
小仏城山は標高670m。高尾山からは一旦100mくらい下ってから登り返しているのですが、道が歩きやすいのであまり苦労した感じはありませんでした。
山頂から東方向を眺めて。
山頂には様々な飲食店が並んでいます。
高尾の天狗、でしょうか。
つげ義春の「ゲンセンカン主人」を思い出しました。
小仏城山という名の通り、ここには城跡があったと思うのですが、どんな城があったのかという話はあんまり見つからないんですよね。
基本的には北条氏の城で、近くにある八王子城と連携して、対武田の防衛ラインを構成していたようです。
小仏城山から北へ進むと、小仏峠を経由して景信山に至ります。高尾山から小仏城山、景信山、陣馬山と縦走するコースが有名なのですが、ちょっと距離が長いんですよねぇ。
このときの疲労度から考えて、多分景信山までは行けただろうなと思います。でも景信山から陣馬山までの行程が、距離的にちょっときつそう。っていうか、高尾山口から陣馬山までのルートを考えると、景信山まででもまだ6割くらいなんですよね。
陣馬山へ至るコースは今後の課題ということにして、今回は無理をせず、相模湖方面へ下りることにします。
相模湖へはぐんぐん下るだけ。
下りる途中で見かけたのですが、堀切の跡でしょうかね?
下っていく途中に、峰尾山というのがあります。
峰尾山は標高540m。ただ、ピークのようなものはなく、緩やかな傾斜から急傾斜(というほどでもないけど)に切り替わるキワみたいな場所です。お地蔵さまがなかったら見逃していたかもしれません。
高尾山周辺のメインルートとくらべると、若干歩きにくい部分もあります。それでもしっかりと整備されており、歩くのにそれほど不安はありません。
小仏城山から450mほどを一気に下り、人里までたどりつきました。
相模川にかかる弁天橋を目指します。この辺りには弁天橋への案内板がやたらたくさんあるので、それに従って進めば迷うことはないと思います。
弁天橋を見下ろす位置から。相模川は低い位置にあるので、一旦下って、また登り直す必要があります。
弁天橋への下り道。
弁天橋の手前にも、ひとつ小さな橋があります。
その名の通り、弁天橋の近くには弁財天を祀っている神社がありました。
ちょっと登ってみたのですが、ここの階段が結構急な上、足を置く平らな面が手前側に傾斜していて、滑りそうで怖かったです。
お社。
弁天様のすぐ先に、弁天橋がかかっています。
相模川にかかる、結構長いつり橋です。
橋の上からの相模川の眺め。
ここは東京から大阪まで連なる、東海自然歩道の一部になっています。というか、歩いていたときは知らなかったのですが、この日歩いたコースは東海自然歩道の1番「高尾山付近コース」とほぼ被っていました。
この東海自然歩道もなかなか面白そうなコースなのですが、コースタイムが5~6時間と長いところも多く、移動もバス利用がメインで、ちょっとハードルが高そうです。旅行するときにでも、参考にすることにしましょう。
相模川から登り返し。
そこまで標高差があるわけじゃないんですけど、この辺りからちょっと脚に疲労が来はじめました。
しばらく車道を歩いていると、道の横に嵐山への登山口が現れます。
ここは産霊宮水上神社の参道になっています。
しかし、上り口からすでにかなりの急傾斜です。
いや、この登りはかなりきつかった。高尾山、小仏城山に1回登って下りてきたせいか、身体が「今日はもう終わり」みたいな感じになっていたのかもしれません。小仏城山から直接この登りだったら、なんか勢いで普通に登れたような気もします。
それでもなんとか嵐山山頂に到着。
嵐山は標高406m。上り口からの比高は200mくらいです。
いや、キツかったー。高尾山から小仏城山だけだとちょっと歩き足りないかと思い、ついでで予定に組み込んだ山だったのですが、その日の上り始めならともかく、その日の締めに登る山じゃなかったかもしれません。
それでも嵐山から望む相模湖の風景は見事です。この嵐山からの相模湖は、「かながわの景勝50選」にも選ばれています。
なお、この嵐山という名前は、景観が京都の嵐山に似ているため、いつのころからかそう呼ばれるようになったそうです。
あと、こちらが産霊宮水上神社です。
嵐山から南へ下りていくと、「さがみ湖 プレジャーフォレスト」があり、さらにその先には石老山があります。石老山もいつか登りたい山リストに入れていたのですが、台風で一部のコースが不通になっていた時期があるからチェックから外していたんですよね。さすがにもう大丈夫だと思うので、また何かの折に調べてみることにしましょう。
登ってきたルートを引き返します。急坂なので、下りも気を付けないといけません。
結構大変そうに登っていた老夫婦とすれ違ったのですが、無事に登れた、というか、無事に下山できただろうか……。
相模湖と相模川の間に設置されている、相模ダム。
緑色の藻が繁茂しているのが印象的でした。
相模ダムの西にかかる相模湖大橋を渡っていきます。
まっすぐ駅に向かっても良かったのですが、ちょっと相模湖周辺を散策します。
相模湖から見上げる嵐山。
JR中央本線・相模湖駅に着いて、この日の山行は終了です。
相模湖駅前には謎のオブジェが。人体をモチーフにしているように見えるけど、何だろう、これ。
※クリックで拡大します
行動時間は4時間3分、移動距離は12.9㎞、累積上りは1042m、累積下りは1033mでした。
地図では稲荷山周辺に通行止めマークがついていますが、現在コースの改修工事を行っているため、通行止めとなっているそうです。工事期間は2023年3月末までの予定なので、稲荷山コースを利用しようとしている場合には注意してください。
嵐山とか、キツかったのはキツかったのですが、小仏城山まではそこまでハードではありませんでしたかね。やっぱり高尾山最大の敵は人の多さで、自分のペースで歩けないというのが辛かったです。高尾山は悪い山じゃないんだけど、そんなこともあって避けがちになるんですよね。
次に高尾山に登るときは、6号路から登って、景信山まで足を延ばす感じで行こうと思います。最終的には陣馬山まで歩き通すことを目標に頑張りますか。あ、あと、南高尾山陵周回コースもあったっけ。なんだかんだで、歩くべきコースはまだまだたくさんあるなぁ。
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