投打がかみ合って、タイガースに快勝。今シーズンのタイガース戦の勝ち越しを決めました。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計
| タイガース
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| カープ
| 3
| 0
| 0
| 0
| 5
| 0
| 1
| 0
| x
| 9
|
先発の長谷川は6回113球を投げて3安打4四球7奪三振無失点。ストレートもほとんど130km/h台でしたし、必ずしも本調子と言うわけではなかったと思いますが、その分丁寧に投げていったという感じだったでしょうか。大人の投球でしたね。これまで長谷川は好投しながら打線の援護に恵まれないという試合が多かったのですが、逆にいえば好投しながらも一発を浴びるなど、ポカが多かったのも事実です。しかし今日は見事に0を並べて、久しぶりの2勝目となりました。
長谷川の後は林、佐竹、フェルナンデスとつないで完封リレーを完成させました。大量得点もありましたが、9連戦の緒戦だけに、横山、青木勇、永川を休ませることが出来たのは良かったですね。
林も佐竹も、ここのところは安定した投球を見せています。今は横山も青木勇もいい調子ですが、一人一人の好調を維持するためには、一人に負担をかけすぎないために、中継ぎ陣全体の頑張りが必要不可欠です。春先にできていたそのよい回転が、この時期になってまたできるようになってきたようです。残り1ヶ月ほどですが、チーム成績はもちろん、個人成績の面でも、来年に向けてよい形で締めくくってもらいたいものです。
去就が注目されているフェルナンデスが、8回9回の2イニングを1安打無失点。確かに不安定な投手ではありますが、先発も中継ぎもできて連投も利きますし、相手の打撃の調子を狂わせる効果も期待できます。上手く起用してやれば、充分戦力になると思います。とかく選手不足に陥りがちなカープにとっては、居てくれると助かることの多い投手ではないでしょうか。あんまり高い年俸を出すことはできませんけれど、個人的には来シーズンも契約して欲しいですね。
打線は9安打7四死球で9得点。今日の大量得点は、誰の活躍と言うよりも、上位から下位までみんなが自分の役割を果たした結果だといえると思います。
1回裏に飛び出した栗原の先制3ランがまず大きかったです。ゴールデンウィーク頃にタイガースに連勝していたのも、初回の先制パンチが効果的でしたね。そして面白いように打線がつながった5回裏は、1安打2四球で作った満塁のチャンスで、アレックス、新井、栗原の3連続タイムリー&前田の犠飛と中軸が面白いようにつながりました。本当に、気分爽快でしたね。
1回も5回もそうなのですが、四球で溜めたランナーが得点のきっかけとなりました。先日のベイスターズ戦同様に、四死球からの得点と言うのは、相手に与えるダメージが大きいです。その意味で、4四球を与えながら無失点に抑えた長谷川とは好対照だったかもしれません。
これでタイガース戦は12勝8敗1分。今シーズンのタイガース戦勝ち越しを決めました。現在首位のタイガースに勝ち越すくらいですから、カープもけしてどうしようもないわけではないと思うんですよね。今シーズン沈んでしまった最大の原因である交流戦対策を、来年こそはしっかりと立ててもらいたいものです。
明日の先発は青木高でしょうか。長谷川同様になかなか勝てない青木高ですが、今日その長谷川が粘りのピッチングで2勝目を挙げたように、青木高にも1球1球丁寧に投げていってもらいたいですね。大崩さえしなければ、充分勝ち目はあると思います。
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