エスパー魔美のDVD-BOX下巻を購入しました。下巻には第61話から最終話の第119話までと、TVスペシャル「マイエンジェル魔美ちゃん」が収録されています。封入特典としては、スペシャルブックレットと、桃井はるこが歌う「E.S.P. ~Thanks to Mamichan~」とコメントが収録されているトリビュートCD、そして藤子・F・不二雄の魔美とコンポコのイラストが印刷された色紙が入っています。
私はどちらかというと積読家なので、購入しただけで安心してしまいなかなか手をつけないというケースが多いのですが、上巻の60話は先週末までにきっちりと視聴完了しました。
改めて観てみますと、やっぱり面白いですね。昔の記憶も掘り起こされましたが、新たに感じる面白さも会ったように思います。
主人公がエスパーという、便利ではあるけれどある程度限定された能力を持っているということと、中学生である程度分別がつく年齢である(常識人である高畑くんの存在がそれを補強しています)ということから、他の藤子作品ほど荒唐無稽にはなっていません。そのために、話作りにおいて超能力が占める割合は必ずしも高くはなく、人間ドラマとしてのウエイトが大きくなっています。そのことが、あまりこういう言葉は使いたくないのですが、大人の視点からでも楽しめる作品になっていると思います。
藤子・F・不二雄の持つ優しさやユーモアといったライトな面と、皮肉でシニカルなダークな面が、適度なバランスで結実した傑作になっているのではないでしょうか。
ブックレットの内容は、キャラクター紹介に全エピソードガイド、スタッフ・キャストのスペシャルメッセージ、スタッフインタビュー、パイロットフィルムの台本、そして設定資料集。
紙が厚くて硬いので、ちょっと読みにくいのが難点です。一番ページ数を割いているのがパイロットフィルムの台本なのですが、個人的にはあまり興味ないです。パイロットフィルムは、DVD-BOXの上下巻連動応募特典DVDとして入手できますしね。
昔の作品なのでいろいろと難しい面も多いと思いますが、スタッフインタビューと設定資料の分量をもうすこし多くしてもらえると嬉しかったですかね。
残り60話、これからじっくりと観ていこうかと思います。
しかしこうなると、劇場版の「星空のダンシングドール」もDVD化して欲しいところなのですが……。
あー、桃井はるこの歌はどうでもいいや。


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