ティル・ナ・ノーグ 禁断の塔 冒険記その1

　広島東洋カープはクライマックスシリーズファイナルステージでジャイアンツに3連敗。今シーズンのカープの戦いは、敢え無く終わりを告げてしまいました。スコア自体は2-3、0-3、1-3で僅差でしたし、その内の2試合は先制もしたのですが、それでも勝ちきれないというのが地力の差なんですかね。つーか、今年のジャイアンツ戦は、惜しかったけどあと少しのところで勝ち損ねた試合が多かったんですよねー。その意味では、このクライマックスシリーズは今シーズンの縮図のようにも見えました。まあ、この経験を活かして、来年はシーズンでもポストシーズンでも、もっと高いレベルまで到達して欲しいですね。

　それはさておき、何かじっくりとしたゲームをプレイしたい欲求が沸いてきました。本来なら放置していたHoMM II の続きを始めるところなのですが、ここ最近プレイしていなかった国産RPGをやりたくなったので、手元にあるゲームをいろいろと物色。結局、MSXマガジン永久保存版2に収録されている、「ティル・ナ・ノーグ　禁断の塔」をプレイすることにしました。

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「ティル・ナ・ノーグ」

それは全能の神意の意思を受け、ダーナ神族が収めた常若の楽園。
光と闇の狭間で、互いの交わりを打ち消さんがためにあった無数の国々。
栄華を極めたダーナ神族も長き年月を経てその地位と力を失いつつあった。
忍びよる闇の影の前に、ティル・ナ・ノーグはなすすべもなく滅びるかのようにも見えた。
だが勇敢に立ち上がった者たちもいた。
ダーナでありながら、光の世界の英気を身に秘めたものたち・・・。
人々は彼らを英雄妖精と呼んだ。
そして今、この国にも、一人の英雄妖精が現れたのだ。

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　ティル・ナ・ノーグはケルト神話に出てくる常若の楽園の名で、wikipedia でざっと調べた限りでは、ダーナ神族が治めていて、妖精たちが棲んでいるところなんだとか。その地を舞台に、ダーナの血を引く妖精＝英雄妖精が活躍する物語なわけです。まあ、登場人物が人間じゃなくて妖精なくらいで、いわゆる普通のファンタジー世界と同じようなもんですけどね。

　ゲームとしてのティル・ナ・ノーグの最大の特徴は、やっぱりシナリオジェネレータでしょうか。ゲーム開始前に9桁の数字を入力し、その数値に基づいて自動的にシナリオが生成されますので、実に1,000,000,000通りのシナリオが存在することになります。それだけのパターンがあったとしても、実際にはそれほど多様な展開になるというわけでもないんでしょうけど、やっぱりこの数字にはロマンがありますよね。



　特に何の根拠もなく、適当な数字を入力。今回はこれで行くことにしましょう。

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　スガンデ王国のリュデローカの城からゲームスタート。主人公はレベル1の英雄妖精・TawaTowerです。
　ちなみに主人公の名前として使えるのは、英数とひらがなのみ。他のキャラクターは基本的にカタカナなので、主人公だけちょっと浮いてしまいます。これ、なんとかならんのかなぁ。


　
　ここにはいろんな施設がありますが、まずはお城へ行き、スロジャミ王と謁見します。
　スロジャミ王の話では、どうも女王の様子がおかしいそうです。怪しげな僧侶たちから悪魔祓いを受けてから、人が変わったように冷酷になり、夜になると部屋から怪しい音がするようになったのだとか。その怪しげな僧侶たちは禁断の塔に巣くっているところまでは突き止めたものの、相手は幻術使いなので、手も足も出ません。そこで英雄妖精である主人公に何とかしてほしいと頼まれてしまいました。
　えーと、これがこのシナリオにおける最終目的ですかね？　それともこれはとっかかりのクエストで、最後にはもっと何かしらの出来事が起こるんでしょうか。



　王様と大臣との会話が終わった後、リレニレマ姫が同行を申し出てきました。最初の仲間ですし、もちろんOKです。でも、能力値を見る限り、あんまり強くはなさそうですけどね。

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　次はリュデローカの城の中を探索です。
　この町には、封印された巻物を持っていくと封印を解いてくれるダーナの神殿、いろいろな状態からの回復をしてくれる医療所、宿泊することができる宿屋、未来を占ってくれる占い所、そして夜しか開いていないけど仲間を募ることができる酒場があります。

　まずはよろずやで買い物。よろずやには、武器と防具、薬、一般的な道具、巻物などが置いてあります。一般的な意味での買い物は全部ここでまかなえそうですね。
　城で10000Gもらったので、実はいろんな品物を結構ホイホイ買えてしまうのですが、問題はどのアイテムも一つ買うと店頭から無くなっちゃうということですね。武器や防具ならまだしも、消耗品である体力回復薬も1つしか買えないっていうのはいかがなものでしょうかねー。
　とりあえず2人分の武器と防具を購入。巻物も、体力回復や毒回復、呪い回復と、辺りを調べる効果をもつヴォクトの薬を購入します。

　宿屋や神殿、酒場では、本来の業務の他にも人に話を聞いたりすることもできます。でも、あんまり有益な情報は聞けませんね。有料で情報をくれる占い所も同様なのが悲しいところですが。
　そんな中でも、神殿では一応役に立つかも知れない話も聞くことができました。
「失われた神々の武器を探しなさい。我々の祖先に遣わされた魔法の武器を」
「闇の支配者は、普通の武器では傷つけることができません。彼を倒せるのは、光の世界の武器だけなのです」
「光の武器は、光のえいきに触れることで、その真の力を発揮するのです」
　とりあえず、光の武器を探さないといけないんでしょうか。まあ、当分先の話になりそうですけどね。

　城でできそうなことは大体済ませましたので、そろそろ外に出て行きましょうかといったところで、今回はここまで。