雑居空間
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 前々からやろうと思っていた、スーパーファミコン版の「Might and Magic BOOK II」のプレイを開始しました。久しぶりのMight and Magic なので気合を入れてプレイ日記を書こうと思ったのですが、その前に書こう書こうと思いつつ書いてない事柄がいくつかあるので、そっちを先に片づけることにします。

 と言うわけで、今となっては5ヶ月くらい前のことですが、東京都町田市にある小野路城に行ってきました。



 小野路城は平安時代末期に、小山田氏の居城・小山田城の支城として築かれました。
 後に扇谷上杉氏の支配下にはいりましたが、長尾景春の乱が起きた際、長尾軍によって小山田城とともに落城したようです。

 なお、今回の城攻めは、「関東周辺歴史トレッキング 攻める山城 50城 」(清野明著、萩原さちこ監修、山と渓谷社)を参考にしました。

 スタートは小田急多摩線の唐木田駅。ここから歩いて40分くらいですかね。



 小野路城とは直接関係ありませんが、小野路城へ行く途中にあったこの建物、遠くら見た時にはでかいラブホかと思ったのですが、多摩市総合福祉センターというまともな施設でした。





 道中、季節の花なんかも咲いていました。



 小野路城の西側にある、奈良ばい谷戸に到着。
 谷戸(やと)とは丘陵地が侵食されてできた谷状の地形のことで、ここでは環境保全のために、伝統農法を用いて里山の保全に取り組んでいるようです。



 谷戸の近くに、小野路城へと登っていく階段があります。







 しばらくは一本道。ここはよく整備されていて歩きやすい道が続きます。
 この辺りは思っていたよりちゃんとした山道でして、この頃は全然山登りもしていなかったので、久しぶりに山登り成分を補充することができました。



 ここは本丸の手前辺り。道の左側のへこんだ部分は帯曲輪だそうです。



 帯曲輪の先に本丸があります。



 本丸の奥には社があります――というか、この社がある方が本丸の正面なんでしょうけどね。相変わらず、山にある神社を訪れるときは、正面じゃなくて横とか裏とかから入りがちです。



 本丸から東側を望んで。



 小野路城の解説板があったのですが、文字が消えかかっているうえに、真っ二つに割れていて読みにくいですね。



 本丸から南の方へ移動し、一旦人里へ下ります。ここから東にある萬松寺を回って、改めて北東方面から本丸へ登っていきます。



 本丸の手前。ここをまっすぐ行くと本丸に出るのですが、左に折れると小町井戸があります。





 ここは小野小町が山にかかった際、ここの水で目を洗ったら快癒したという伝説が残っているそうです。
 まあ、小野路城とちょっと名前が似てはいますけど、小野小町がこんなところまで来るとも思えないのですが……。でも、小野小町って、小野小町の墓と伝えられるものが全国各地にあったりするので、ここもそんな伝説のひとつなんでしょうかね。



 本丸、ふたたび。



 本丸の南側にある曲輪。ちょっと広くなっています。



 本丸から北の方へ。右は2回目に登ってきた北東側のルートです。
 本当は小野路城の北にある浅間神社に行こうと思っていたのですが、きちんと調べていなかったので位置がわからず、そのまま奈良ばい谷戸に戻ってきました。



 写り込まないようにしていたのでここには写っていませんが、この時間になると人が集まってきて、農作業を開始していました。







 1回降りてまた昇って、城跡内を1.5周くらいして、大体1時間くらい見物していましたかね。

 正直なところ、もっと見所は少ないかと思っていたのですが、それほど明確な遺構でなくても、山全体が一つの防御施設として機能している感じがあって面白かったです。古い時代の城なので、それほど技巧を凝らしているわけではありませんけどね。

 それに久しぶりの山歩きも堪能できました。山歩きと言ってもそんなに急坂もありませんし、なまり気味の身体にはちょうどいい負荷でした。

 あと、鶯の声がずっと聞こえていました。この暑い時期に言うのもなんですが、春ですなぁ。


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