きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

スズメバチ襲撃

2024年09月20日 | ヘルスリテラシー
なんともひどいお姿(泣)

いつもどおり、森の入り口で朝のおトイレをしている時に、スズメバチに刺されてしまったそうです。

フレンチブルドッグはアレルギー持ちの多い犬種。
幸い、アナフィラキシー反応は起こさずにすみました。

秋はスズメバチが活発な季節。

スズメバチは黒い服に寄ってきやすいらしいです。

秋の気配を感じると、つい落ち着いた色を着たくなりますが、リスクマネージメントとしては、白っぽい色の服装のほうが襲撃されにくくて安心ということになりますね。

お子さんを山間部に遠足に行かせるとか、キャンプをするとか、自然豊かな公園を散歩するなどという場合は、考慮したほうがいいかもしれません。

ハチは木酢液やペパーミントの香り、ハッカに含まれるメントールなどを嫌うとか。

祖母は庭いじりが好きでしたが、腰や足に貼っていた湿布のニオイが、案外虫よけになっていたのかも・・・

最近の湿布薬は匂いがしないものが主流ですが、匂いがあるほうが痛みに効くとおっしゃって、そちらを希望する高齢者の方は多いです。

とにかく、顔の腫れが早くひいてほしいと願うばかり・・・

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追記:一晩あけて腫れは少しひきました






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残暑記録更新中

2024年09月19日 | ヘルスリテラシー
何日か前から、キッチンで何か臭うのが気になっていました。

何か腐っているのか?

臭いの発生している付近には、ゴミ箱があるので、一番疑わしかったのですが、ゴミ出しをしても、ゴミ箱に消臭剤やアルコールを吹き付けても、相変わらず臭うので、不可解で、気になってしかたありません。

近くにはニンニクも置いてありますが、ニンニク臭ではない・・・

血液の臭いのような気もするし、ひょっとしてネズミやゴキブリなどの死骸があったりしたら!!!
恐々冷蔵庫の隅を覗いたりもしていました。

3日目にしてやっと、腐りかけているジャガイモが臭いの原因だと判明。
やっとスッキリしました。

9月になっても連日、高い気温と湿気で、からだがだるいです。
保存している食べ物の管理も、気を抜けません。

異常気候のせいか、中秋の名月も美しく見えませんでした。

それでも夕べは少し涼しくて、ベランダでまったりしながら歯磨きをしました。
そのあいだ、網戸を開けたままにしていたため、トンボが部屋へ入ってしまいました。

夜は追い出しに失敗。

今朝早く、一晩中壁にはり付いていたまま、まだ寝ていた彼を、ガラスコップで捕獲、外へ逃がすことができました。

今月中には、秋の虫の声を聞くことができるでしょうか?





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今年のルミナリエ

2024年09月13日 | ヘルスリテラシー
今週末はリレーフォーライフというイベントが行われます。

私は毎年、ルミナリエ作成と寄付という形で参加しています。

今年は「ゼンタングル」という手法を使って、愛犬をモデルに描いてみました。

「ゼンタングル」のゼンは「禅」に由来し、タングルは絡まり合いという意味があります。

繰り返しのあるパターンをペンで一心不乱に描いていると、気分が落ち着いてきます。
編み物や折り紙なども、同じような効果がありますね。

オリジナルのパターンを考えるのも楽しいです。

私はものぐさで、描きながらデザインを考えるので(笑)、時々思わぬパターンが生まれて、面白いです。

一心不乱に手を動かすだけでなく、その結果、作品が完成するという達成感も得られるので、とても楽しかったです。




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白いナス

2024年09月09日 | ヘルスリテラシー
週末には再びラタトゥイユを作りました。

そんなに時間のかかる料理ではありませんが、気力的に平日よりも週末のほうが料理に取り組みやすいです。

今回は、野菜直売所「あぜみち」で、白いナスを売っていて、紫色のナスよりもトロトロになりにくいので、煮ものに適していると書いてあったので、使ってみることにしました。

仏語教室で読んだ文章に書いてあったように、普段は使わないタマネギも今回は使いました。
実はタマネギ嫌いなのですが、みじん切りでカレーやシチューに溶け込んでいれば大丈夫なので、冷凍ものの刻みタマネギやタマネギ絞り汁を常備しており、味噌汁などに使っています。

ちなみにタマネギやキノコ類は冷凍したほうが、甘みや旨味が出やすくなります。

今回はニンニクもたっぷり使いました。
それから、ベランダで育て、夏休み前にカットして乾かしておいてあった
ローズマリーも刻んで投入。

ローズマリーを入れると、独特の辛みのような味が加わり、タバスコを使わなくても、ちょっと刺激的な味になります。

白ナスのお供にズッキーニも。
ピーマンなしなので、いわゆるボヘミアンなラタトゥイユです。

今朝は、キッチンに残っていたニンニクの匂いに刺激されました。
さあ、また1週間、健康で過ごしましょう。









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ラタトゥイユと残暑

2024年09月06日 | ヘルスリテラシー
先日、フランス語会話教室で、ラタトゥイユについて書かれた文章を勉強しました。

ラタトゥイユはフランス南東部の伝統料理で、「ラタrata」は「煮込む」、「トゥイユtouille」は「かき混ぜる」という意味があります。

基本的な材料は、タマネギ、ニンニク、そしてナスにトマト。

子供には苦みのあるピーマンが入っていないほうが人気。
ピーマンを使わないラタトゥイユは「ボヘミアン風」というそうです。

それぞれの家庭で作り方が代々受け継がれ、愛情たっぷりの料理である・・・といった内容でした。

残暑が今月半ばくらいまでは続くようですね。

先日、腕にひどい火傷をした方が病院にいらっしゃいました。
聞けば、日焼けなんだとか。

肌は免疫の働きをガードするための大事な「臓器」でもあります。

暑さと紫外線対策をしながら、もう少し夏を楽しみましょう。











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認知症施策

2024年09月03日 | ヘルスリテラシー
今朝、病院での出来事。

車椅子でご来院の高齢女性を、付き添ってこられていたご家族に代わって、ご案内したときのことです。
その患者さんは病気が進行して、体力・気力がだいぶ落ちてしまっている様子で、あまり体調は良くないようでした。

順番がきて採血室に入る際、患者さんの夫と思われる方が、「たくさん血採っちゃってやって!(頭をくるくる指さしながら)これだからさ!」とおっしゃるので、ビックリしてしまいました。

つまり、「こいつ、頭が変になっちゃってるから、たくさん血を抜いて、もっと弱らせてしまってくれ」みたいな意味でおっしゃっているのでした。

冗談にしたって、かなりキツイ・・・


ご自身も高齢である夫君は、介護で心身ともに疲れてしまっているのかもしれません。

それで思わず、憎まれ口をたたいてしまったのかもしれません。

でも、ちょっと聞き捨てならないなあ・・・と心配になりました。

私の両親も数年前、老々介護で共倒れは時間の問題・・・という状況になりました。
認知機能が低下気味で忘れっぽくなったり、怒りっぽくなった母に対して、父がイラついたり、父自身も精神的に不安定になることが多くなっていました。

核家族化の進んだ高齢化社会では、こういう状況は決して珍しいことではありません。

実際に、介護疲れで、殺人や無理心中などといった事件も世間では起こっています。

病気になって体が言うことをきかなくなるだけでなく、認知機能が低下して、コミュニケーションがうまくとれないとなると、精神的ストレスが大きくなり、よけいに状況は悪化します。


今日のニュースから・・・
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認知症施策推進基本計画の重点目標
①新しい認知症観の理解促進
②認知症の人の意思尊重の促進
③周囲と支え合い、地域で安心して暮らせる環境の整備
④認知症をめぐる新たな知見や技術の活用
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夏野菜を食べる

2024年08月27日 | ヘルスリテラシー
野菜不足に陥りがちな生活。

夏はもっぱら、色々な野菜をいっぺんにおいしく食べられるラタトゥイユを週末に作りおきすることが多いです。

スーパーやあぜ道に並んでいる色とりどりのつやつやした元気な野菜をみていると、料理する意欲がわいてきます。

材料はその時によって若干変わりますが、基本はナスやズッキーニとピーマンやパプリカ、そしてインゲンやアスパラガスなどにトマトを加えています。

私はつい煮込んでしまいがちなので、材料はそれぞれ大きめに切るようにします。
そうすると、煮込んでも形が保たれ、食べ応えがあり、便利なおかずの一品になります。

今回はコリンキーを使いました。
かぼちゃの仲間で、生のままサラダでも食べられますが、味があまりなくて、ラタトゥイユのような料理にも便利です。

夏は冬瓜もよく食べます。
先日は冷たい冬瓜スープを作りました。
       

どんな野菜も1年じゅう食べられるようにな時代ですが、やはり旬のものをいただくと、からだに良いエネルギーが満ちる気がします。


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人となり

2024年08月15日 | ヘルスリテラシー
突然ですが、あなたは旅行を計画するとき、AとBのうち、どちらの思いのほうが優先されますか?

A)世界遺産に登録されているようなすばらしい景勝地を観たい!
B)伝統工芸や人々と触れ合える旅がしたい!

医者にも色々な人がいますが、外科系の医師はA、内科系の医師はBを選ぶ人が多いかもしれません。
もちろん人それぞれで、一概にはいえませんが・・・

私は内科医で、だんぜんBタイプです。

ちょっと乱暴な言い方になりますが、外科医は「病変」を診て治療に取り組み、内科医は「病人」を診ているという言い方をすることがあります。
そのことを旅の目的に例えると、景勝地観光好きか、人や現地の生活に興味があるかに分けられるというわけです。


患者さんの「人となり」を知らないままに、単に病気だけを治療しようとすると、病変は無くなったけれど、患者さんは幸せになっていない、むしろ治療前よりも不幸せな状況に・・・なんていうことが、実は少なからず起こりえます。

「人となり」とは、キャラクター、性格、気質、人格などと言い換えることができますが、がんや根治困難な慢性病を患った場合や、高齢の方の病気の治療に関わる医療現場にいると、その方がこれまでどんな人生を送って来たのか、人生においてどんなことを大切に思っているのか、どんな人生観を持ちながら生活しているのかなど、その人の広い人間性を考慮して、倫理的配慮が重要になるといった場面に多く遭遇し、議論になることがあります。

いえ、むしろ、そういうことを議論しようとする視点を持つこと、議論できる場があることが重要なのです。

「人となり」というのは基本的に他者からの視点で判断されるものとされていますが、自分の性格やどんなことを大切に思っているのか、どんな人生を送りたいと常々思っているかなど、自分自身について時々考えてみると、大きな決断をしなければいけないような時に答えを得るヒントになるかもしれません。
簡単なことじゃありませんけどね・・・











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ミントの香りとベリーショート

2024年07月12日 | ヘルスリテラシー
今週末から夏季休暇に入ります。

休暇中、心がかりなのが、ベランダの植物たち。

できるかぎりの対策はしておくつもりですが、猛暑と水枯れのせいで、かなりダメージを受け、なかには枯れてしまうものもあるかもしれません。

元気よく育っていたミントの葉を思いきって刈り取りました。
もさもさとしていたのが、かなりスッキリとして、ベリーショートのスタイルに。

ミントは強いので、またすぐに伸びてくるとおもいます。

切ったミントを、職場に持ってきて水を入れたコップに活けておいたら、デスク周りが良い香りで包まれています。

ちょうど昨日ヘアスタイルをベリーショートにしたばかりですが、ミントの香りで頭の中までスッキリしています。

ミントは水に差しておくと、比較的容易に根が付きます。

毎日ゴミ集めをしてくれているおじさんに、ミントをお裾分けし、コップの水を時々追加してもらうように頼んでおきました。
ベランダの鉢植えも、持ってくればよかった・・・




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選択肢の提示

2024年07月02日 | ヘルスリテラシー
定期健診などで異常が見つかり、医師から詳しい検査や、ある治療法をすすめられたとします。

その際、「選択肢はひとつのみ」ということは避けられなければいけません。
必ず、二つ以上の選択肢が提示されるべきです。

医療現場に限ったはなしではありません。

たとえ勧める側が「これ以外ありえない」「ぜったいお薦め!」と思っていたとしても、一刻を争う医療現場での超緊急事態のような場合をのぞけば、それ以外の選択肢もきちんと提示したうえで、それぞれの長所短所を比較しながら、提供する側と提供される側が協力的に話し合いをし、合意の上で最終決定をするというのが理想です。

医療現場ではそのような意思決定の仕方を「シェアード・ディシジョン・メイキング Shared Decision Making:SDM (共有/共同意思決定)」と言っています。

ここで大切なのは、「一緒に考える」ということです。
たとえ選択肢を複数提示していたとしても、一緒に考えようとはせず、「どれにするの?自分で決めてくれ!」というのは、不親切ですし、信頼に値しません。

ショッピングの際も、店員さんがSDMの方法で助言・対応してくれると、「良い買い物をしたなあ!」という気持ちになれるはずです。








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