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きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

Violinists Across the World Play for Ukraine

2022年03月10日 | 音楽処方
ロックダウンで発展したリモート合奏技術。

私自身も「Covid cello project(のちにGlobal cello projectと改名)」に参加することで、世界中の仲間と繋がることを実体験し、その喜びを知りました。

世界一地上から深いところに駅があることで知られるキエフの地下鉄。
いまは、防空壕として、多くの市民が生活しているといいます。

その地下防空壕に避難している若いヴァイオリニストからの発信に、48時間で世界29か国、94人のヴァイオリニストたちが集まり、悲しい調べを重ねた動画が公開されています。

Violinists Across the World Play for Ukraine

国を守るために、ヴァイオリンを銃に持ち替えて戦っているため、この合奏に参加できなかったヴァイオリニストもいるそうです。

音楽家には音楽で、アスリートにはスポーツで、物書きにはペンで、平和を守るための抵抗をしていってほしいです。
狂人の挑発に乗って、憎しみあってはいけません。


Stay home, Stay safe, and Stay tune.

2022年01月30日 | 音楽処方

次回のGlobal Cello Projectの課題曲はベートーベンの交響曲第7番の第2楽章です。

ベートーベン自身による指揮で初演された時、観客からこの楽章をアンコールされたという逸話が残っています。

もしもタイムマシーンがあったなら、私は迷わず、その演奏会に行きたいです。

まずは、コロナ禍を反映した編成と配置でのロンドンフィルの演奏です。


弦楽五重奏版はどうでしょうか?
https://youtu.be/9cGfslEU0zc


ギター好きの方にはこちら。
https://youtu.be/XpkeL3mZ67Q


金管合奏版もありますよ。
https://youtu.be/CK9qCtTK0ws


チェロアンサンブル(New England Conservatory)も見つけました。
音大生たちが演奏しているので、とても上手です。弾きながら呼吸をすることの大切さを教えてくれます。
https://youtu.be/6yh1jle1UzQ

私たち(GCP)は10パートに分かれて300人近い人が演奏することになるので、これとはまた違ったサウンドになるでしょう。
今から楽しみです。

では最後に、この曲がとても効果的に使われている映画のワンシーンをご紹介します。
俳優コリン・ファースが素晴らしい演技をしています。
エリザベス女王がこれを見て涙したそうですが、音楽の力もあると思います。


自分らしさ

2022年01月05日 | 音楽処方
最近は夢をあまり見なくなりましたが、今年は年明け早々に啓示的な夢を見ました。

その初夢のなかで私に向かって発せられていたメッセージは、「自分らしく生きよ」です。

自分らしさとは?

そのことを知ること自体も、とても大切なことだと思います。


パンデミック後、参加するようになったチェロの世界的プロジェクト。
16回目(自身の参加としては9回目)が本日公開されました。

Global Cello Project 16 "THE NUTCRACKER" by Tchaikovsky

世界中の人たちとの思いやりのある暖かい交流は、私を勇気づけてくれ、自分らしさを取り戻す手助けをしてくれています。

毎年「今年が一番楽しかった」と振り返ることができるといいですね。

リトルミイ&スナフキン

2021年12月06日 | 音楽処方
子供の頃は、親の方針だったのか、キャラクターグッズというものをあまり持った覚えがありません。

はっきりと覚えているものはふたつだけ。

「アタックNo1」の絵柄の赤い運動靴。

小学校1年か2年のときで、穴が開くまで履きました。

もうひとつは、チャーリー・ブラウンがピアノを弾いている絵柄の布の手提げ袋。
5年生の時でした。


いい年の大人になってから、文房具店でミイ柄で気に入ったものがあると、たまに買います。

スナフキンはカッコいいですが、パイプをくわえているのはぜったいNGです。

スナフキンSnufkinという名前の語源は、Snuff(かぎタバコ)と思われます。

21世紀に生きるスナフキンには、禁煙していてほしいです。


With or Without Covid-19

2021年11月22日 | 音楽処方
パンデミックがきっかけで始まった「Covid Cello Project」。

リーダーは、アメリカ・テキサス州のチェリスト、Tony Rogers。

そろそろWith Coronaの段階?という今になっても、その名を「Global Cello Project」に変えて、同様に活動が継続されています。

そして日本時間の本日未明、第15弾(#15)が公開されました。

私は#8から参加しています。

いまや、400人以上が参加して、巨大なプロジェクトに成長しているので、画面上で自分を見つけるのは至難の業です。

けれども、世界中の仲間とSNS上で繋がり、コミュニケーションを頻繁に交わすようになったことは、喜ばしい大きな変化です。

プロジェクトの実際は、Backing Trackに合わせて自宅で一人で演奏し、録音・録画した動画を編集者であるTonyに送り、このような合奏動画ができあがります。

ロックダウン(日本での初めての緊急事態宣言下)の頃は、とにかく誰かと一緒に演奏できると考えるだけで、心が喜びに震えました。

誰かと心が繋がっているということが、とても幸せなことであることも、実感したのでした。

皮膚で記憶した音楽シーン

2021年11月01日 | 音楽処方
現代ではスマホやパソコンなど、様々な方法で音楽を楽しむことができます。

けれども、音楽はなんといっても「生」が一番!
なぜなら、音楽は耳だけでなく、からだ全体で感じるものだからです。

実は皮膚も音を聞いています。

これまで皮膚感覚を担っているのは、脊髄から表皮に延びてきている神経であると考えられてきましたが、皮膚細胞自身にも、温度や光、音を感知する能力が備わっていることがわかってきました。

生の音楽の中に身を置くと、気温や湿度、光の具合といった全体の空気感を肌が感知し、伝わってくる音の波動に体中の細胞が共鳴して、感情を湧き上がらせます。

記憶に残る感動的な音楽シーンというのは、私達が持っている全ての感覚を使って、心に深く刻みこまれているものなのです。

私自身が演奏者として皮膚で記憶した感動的な音楽シーンというのは、いくつかありますが、以前、所属していた社会人オーケストラの定期演奏会で、ワーグナーの歌劇「ローエングリーン」第1幕への前奏曲を弾いた時の記憶は、私の皮膚で記憶したところの最も美しく、感動的な音楽シーンのひとつとして思い起こされます。

どんな曲なのかは、こちらでどうぞ。

Richard Wagner: Prelude to «Lohengrin», Simon Rattle















元気が出る失恋ソング

2021年09月30日 | 音楽処方
気分があがる曲だけを流すインターネットラジオ局というのがありまして、時々聴いています。

「I will survive」という曲がアゲアゲでよかったので、今回はこの曲を、色々な演奏で聴き比べてみましょう。

まずは原曲です。
ヒットした曲なので、きっと誰もが一度は聴いたことのあると思います。
男性に心を傷つけられた女性が、「あなたなしでも強く生きていくわ!」と、キッパリと啖呵を切って別れるという内容の歌詞です。
Gloria Gaynor - I Will Survive [Official Video] 1978 [Audio iTunes Plus AAC M4A]
 
まずはこんなアレンジはどうでしょう?
I Will Survive - Gloria Gaynor - Funk Cover

次はベースと歌だけですが、小粋なショートストーリー演劇の一場面を見ているようです。
Petra Magoni & Ferruccio Spinetti - I Will Survive

ちょっと味の違うジャズバージョン。
ジャズ歌手になりたかったです。
ダンスもカッコいいですが、歌詞の内容とはギャップがあって、復縁しちゃいそうな雰囲気ですね(笑)

I Will Survive - Vintage '40s Jazz / Latin Ballroom Style Cover ft. Sara Niemietz


最後はストリート演奏。
街角でこんな演奏に偶然出会えたら、超ラッキーですね!
WOW..HOW TO ATTRACT A CROWD IN 5 SECONDS - I Will Survive - Gloria Gaynor | Allie Sherlock & friends




"Smile" for cello !

2021年09月24日 | 音楽処方
「Smile」のチェロ版です。

まずは、いまどきの独り重演奏。
チェロってやっぱりいいですねえ。
Charlie Chaplin : Smile for cello(s) - Christian-Pierre La Marca

こちらはジャズアレンジ。
彼の演奏はなかなか素敵なので、時々チェックしています。
JAZZ CELLO TUNES: Smile

ちょっと変わったところでは・・・笑顔になること間違いなし。
CrazyCello Smile (Charlie Chaplin song)

Two cellosのHauser君も弾いていました。
彼はコロナ禍になってから、色々な曲をカラオケ伴奏で弾いて、次々とYouTubeにアップしていますが、選曲の好みはぴったりなんですよね~。
ナルシストっぽさ満載で、ある意味笑っちゃいますが、チェロのテクニックは一流なんですよ。
Smile by C cellist

最後に、偶然見つけた動画ですが、すごくいい感じです。
チェロを弾いているのは初心者の方のようにお見受けしますが、テクニックは関係ないってことがわかりますね。
音楽は心が大切なんです!!
Smile cello uke

笑顔でいきましょう!(Smile 歌バージョン)

2021年09月24日 | 音楽処方
お気に入りの曲「Smile」を聴き比べしました♪
原曲はチャップリンの映画だというのは、知りませんでした。

私が最初に聞いたのは、ナット・キング・コールの娘、ナタリー・コールが、亡き父の録音と一緒に歌ったデュエット版でした。
Nat King Cole "Smile" (1954)  

私のお気に入りは、エリヴィス・コステロです。
Smile (Japanese A-Side)

マイケルも歌っていますね。
笑顔が素敵ですね。
Michael Jackson - Smile

ロッド・スチュワートおじさんのバラードアルバムを持っていて、何度も聴きました。
ROD STEWART-Smile Nuevo Video

先日、テレビで「ジュディ 虹の彼方に」を見ました。
悲しい映画でした。
Smile Judy Garland (Charles Chaplin Modern Times 1936)