
昨年のクリスマスに、朗読と音楽をコラボレーションさせたコンサートを企画、開催しました。
絵本や詩の朗読を担当したのは、私が講義を行っている衛生福祉大学の学生。
絵本の朗読に合うようにバッハやベートーベンの曲を、自分たち用に(チェロとクラリネットのデュオ)編曲したり、コンサート会場の院内図書室を手作りのオーナメントで飾り付けたり、スライド画像を組み合わせて演出したり···
自己満足ではありますが、総合芸術を作り上げる面白さ、楽しさをこの時は堪能しました。
本番では、大勢詰めかけた保育園の子どもたちの歌声も聞けて、会場に来てくださった同僚たちや患者さんたちに喜んでいただけたのが、何よりも嬉しかったです。
朗読と音楽のコラボで最も有名なのは、プロコフィエフの「ピーターと狼」でしょう。
とても素晴らしい作品で、私が子どもの頃は、黒柳徹子さんが朗読しているレコードが実家にありました。
数年前には、所属していたアマチュアオーケストラの演奏会で、プロの落語家を招いてこの曲を演奏するという貴重な経験もしました。
宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」も、チェロの演奏を組み合わせて朗読されることがあります。
私は3、4年前に弘前を旅したときに、たまたま街のイベントで観る機会がありましたが、チェロの演奏は難易度高そうでした。
いつか自分でも企画してやってみたい···
徐々に私の野望は膨らみ、ついに実現させることができました。
さて、かの名優ショーン・コネリーが、ビートルズのインマイライフという曲にあわせて、歌詞を朗読している音源をご紹介します。
いつだったか、カーラジオで偶然耳にして、帰宅後、急いで検索して見つけた音源です。
これを聞いたときには、おおいにインスパイアされました。
朗読の世界も深そうですが、まずはどうぞお楽しみください。