昨年は、台風が接近していて中止になってしまった盆踊り大会。
今年は開催されるようなので、仕事を終えたら浴衣に着かえて、同僚たちと会場となっている護国神社へ行く予定です。
お盆期間中も病院は休みではありませんが、来院する患者さんの数はいつもよりも少ないので、出勤していても、病院全体になんとなく休暇の雰囲気が漂っています。
研修医だった頃、お盆期間中は暇な時間をみつけて、書かずにため込んでしまっていた退院サマリーを書いていました。
退院サマリーとは、患者さんが入院するに至った経緯や、入院中の治療経過、病状についての考察、退院後の治療方針などを記録したものです。
サマリーは退院後も外来通院が必要だったり、紹介元の医療機関に戻ったりする場合に、患者さんに関わっている他の医療者と情報共有するために役立てられます。
昔は今のようにカルテが電子化されていなかったので、複写製の用紙に手書きし、最終的に指導医にチェックしてもらわなければなりませんでした。
今ではパソコンでコピー&ペーストができますし、だいぶ楽になりましたし、もちろん、退院と同時にサマリーを作成する習慣もつきました。
けれども、若くて未熟者だった頃は、死亡退院された患者さんサマリーはついつい書くのが後回しになってしまっていました。
ですからお盆は、「亡くなった方が安心して成仏できるように・・・という思いで、溜め込んだサマリーをゼロにするための期間」でもありました。
8月13日は2年前に亡くなった幼なじみのMちゃんの誕生日でもあります。
今夜は心穏やかに、けれども楽しく、盆踊りに参加したいなと思っています。